<北関東〜北信濃>
しらね〜しらね?  2010年10月


東に用向きあり、またまた走ります。
中国・名神・京滋道路を経て新名神に入るころにはもう眠くて眠くて・・・
この頃滅法お気に入りの甲南PAまで頑張ってオヤスミ♪

目覚めるともう鈴鹿山脈から朝日が顔を覗かせていました。
秋の澄んだ空気と爽快な青空の下、ユックリ朝食をとり走りだします。

亀山で東名阪に入り四日市で伊勢湾岸道に移り豊田で東名と乗り継ぎ静岡県に入りました。
一日アレコレとあり今夜の野良寝は朝霧高原と決め、道すがら富士宮の富嶽温泉花の湯で汗を流しトップリ暮れた道の駅朝霧高原。
ココは第二駐車場がお勧めです。

朝霧高原の朝。
起きてみると隣にはフィアットのキャンパーが来ていました。

雄大な富士を間近に見上げながら、ゆうべコンビニで仕入れたサラダと電子レンジを駆使した豊かな朝食。


今日も色々忙しいのですが二十数年ぶりの写真を撮りにスカイラインを登る事にしました。
新五合目はいつからか表口五合目と名を替え、二十数年前登頂後に家族で写真を撮った場所には大きな土塁が築かれていました。
昨年キャブコンで寝ていた方が落石の直撃に遭われたのは正にココだったのですね。


熟れの果ての写真です。(^^ゞ
随分な白髪頭になりました。
オリーブと呼ばれた程スリムだった妻も今は・・・
エヘヘ、上下防寒服だと書くのを忘れるなと声が掛かりましたヨ!

御殿場方面に降り富士五湖道路に入り中央道に移り八王子。
ここで一件所用を済ませると甲州街道を東へ。娘夫婦のところに立ち寄り野良寝車を置いて小さなクルマでお食事におでかけ♪

おいしい蕎麦を食し再び野良寝車で小金井街道を北上し埼玉県は新座。
チョイとお茶をご馳走になりお隣の所沢へ。とっても忙しそうでしたが顔だけでも見たかったので押しかけて直ぐにバイバイ。

今度の事務所はインタから近くて便利だな。ウチ程じゃないけどネ。(^^ゞ
その所沢ICから関越道に乗って外環道に移り戸田。電話でも出来ない話では無いのですが、ワザワザ尋ねたお陰で色々な事が腑に落ち成果充分。
シゴトはコレで終わりです♪

再び外環道に乗り川口で東北道に移り北上。目指すは宇都宮。お目当ては勿論『宇都宮餃子』
中々好い時間帯に宇都宮中心部に辿り着き、先ずは『中華トントン』。
残念!オヤスミでした。
続いて『みんみん』。周辺にはコインPが散在し2.25×6×3mもスンナリ停められましたヨ。
水餃子2人前、焼き餃子2人前を賞味し満足満足。
未だ運転する積りなのでビールがノンアルコールなのはシカタがないところですね。
駅前で餃子の石像を拝んで日光道路方面に。
宇都宮ICにほど近い『ただおみ温泉』。20時ギリギリに滑り込みました。
コレは良かった♪
受付のおバアちゃんがとっても可愛いし、小じんまりした建物も清潔に保たれ好感度高し!

良いお湯にユックリ浸かってたら、目当ての日光口PAに着いたときには21時。即オヤスミ・・・

日光口PAの朝。
ここに入るトラックドライバーはマナー上々。クルマを停めるやいなやエンジンも止めますよ。
エンジン掛けっ放しだったのは東京から来た観光バスだけでした。


移動を開始し日光ICを出てチョイと国道119を宇都宮方面に引き返し『日光杉並木』。
杉の木にはトンでもない数の花の芽が付いていました。
来春を想像するのが恐ろしい・・・


日光と云えば東照宮。
ワレワレのようなデカイのも境内の駐車場にスンナリ停められます。
一回500円也。





ウロウロして定番眠り猫。
更に隈なくうろつき回り、家光像の特別公開と云う文言に誘われ日光二荒山神社も徘徊。
アッと云う間にお昼となりました。

カミサンさっきは湯葉尽くしだの何だの言ってたくせに、結局金谷ホテルでランチと洒落込みます♪






百年カレーを賞味しましたよ。




食事の後は龍宮で写真展との案内を見て館内を上に上に・・・
はて? 龍宮って海の底じゃ??
其処は裏山に設えられたスケート場でした。

一階に降り、旧くてゆったりしたロビーでくつろぎます。
そこかしこに歴史の重みが感じられるのは良いんだけど黴の臭いには少々閉口します・・・

庭内を散策。
庭師の方に教えられ大谷川遊歩道に。
坂を下ると神橋の下に出ました。





日光には何度も来ましたが、中々この角度から神橋を眺める機会はありませんね。

侮れませんな日光。
東照宮と金谷ホテルだけで半日以上を費やし、気が付くともう二時。

いろは坂を登り、何度も来た華厳の滝は車窓見学。

中禅寺湖はヒト昔前に野良寝させて戴いたこともある中禅寺前の駐車場でチョイとトイレ休憩。

尖閣諸島での騒動も何のその、大陸からの団体客が写真を撮りまくっていましたよ。
五月蠅いのなんのって堪りません。

中禅寺湖畔を離れ、戦場ヶ原を横目にひた走り日光湯本温泉に向かいます。目指すは『温泉寺』
間に合いました♪ 好いですよココのお湯♪♪

















湯上りにはお茶に菓子の接待もあったりしてとっても好いんですココ♪

退出して湯ノ湖畔を散策。ここも紅葉が中途半端。

色々考えた挙句、今夜の野良寝は戦場ヶ原と決め移動しました。

明けて朝。
目覚めると辺りは濃霧。でも真上は薄明るいな。

もう茶店が準備を始めていますよ。




今日は日光白根山を越えて沼田から草津に向かいましょう。
ホンの100m程標高を稼ぐと青空の中に出ました。

日本ロマンチック街道・・・
何を以ってロマンチックなのかは判らないままフラフラと走ります。

道の駅白沢って看板がありますよ。望郷の湯と云う看板も。これは覗いてみなくっちゃ♪
ここはヨカッタ。
左が望郷の湯。右奥が道の駅。

手前三角屋根のしもた屋には水場に流し台まで設えられ、↓な張り紙。




火器って、物騒な!と思ったのだけど、コレって誤変換だな。チャンと始末が出来るヒトならば火気も”良いよ”ってコトですよね・・・♪
度量がでかいぞ上州人。ヽ(^o^)丿

このままロマンチック街道を草津に向かう積りでしたが、伊香保温泉に廻ろうと云う話になり関越道に飛び乗り渋川ICまで。
市内を通り抜けようとすると路端に懐かしいバンテックのアリス。
市街地を抜けるかと云う辺りでまたまたバンテックのJB470。これも後ろにはフィールドライフのステッカー。
おぉ!そうだ。渋川と云えばフィールドライフだった。素通りは出来ません。
Uターンして渋川インタ直近とっても広い展示場に野良寝車を乗り入れると居ました御大♪
『ヨッ!』と声をかけて戴きチョッとだけお茶を♪

やって来ました伊香保温泉。伊香保温泉と云えばこの石段街。

お店の方はお客が少ないと嘆いておられました。
右の軒先の『ボンカレー』と『フコク生命』の琺瑯看板に随分救われましたが、無粋な看板の林立や駐車車両には鼻白む思いを禁じ得ません。
そりゃ客も少なくなるわな・・・

石段の脇には『我が国温泉都市計画第一号の地』なんて石碑が自慢げに鎮座していましたが景観は@@。
風情は・・・
この辺りは阿蘇小国の黒川温泉でも見習っちゃどうだろ?

気を取り直し石段を登り詰め『伊香保温泉露天風呂』。
噴泉地で戴くお湯は格別でした。

湯上りに二号源泉噴出口を眺めていると、何だか中国語にしては柔らかい抑揚で話す女子が二人。
台湾からの留学生でした。

石段街の最下部には『石段の湯』。
昨夜が湯本の温泉寺で半端無く濃厚な硫黄臭に洗髪を躊躇ったうえに、ここの長い石段とそれに続く山道で大層汗をかきましたが露天には設備なし。
ここでリベンジしましょう♪

清潔な設備でした。サッパリしたところで移動しましょうか。
草津街道をブラブラ。八ッ場ダムですっかり有名になった川原湯温泉を通り、奇天烈なコンクリートの造形物の数々を眺めスッカリできあがった天空の橋を見上げ草津に入ります。

ヤッパリ湯畑は壮観ですねぇ〜♪
湯畑は平日の昼下がりにも拘らず大層な人出でした。この人出を見れば閑散とした伊香保の石段街も何とか手立てが有るように思われますね。
今日の草津でのチョイスは湯畑直結猛烈な熱さの白旗の湯。余りの熱さにチョッとだけお尻を浸し”佳し”とします。(^^ゞ

今日はココでユックリしてお泊まりもココでと思っていたのですが、道の駅第二駐車場を覗いてみればホームレス紛いな長期滞在と思しき皆さん。
この傍で寝る気にもなれず天狗山駐車場に向かいますがココにもチラホラ・・・
スッカリ興醒めして後ろ髪を曳かれつつも草津温泉を後にしました。

草津白根山を登ります。
あらら、上は雲の中ですね。標高を上げ殺生河原を過ぎる辺りからその雲の中に入ります。
おっ湯釜入口辺りは雲の上ですよ。

駐車場にクルマを置きガスにけぶった湯釜を見物します。

湿原方向を見下ろすとヒトが沢山いますね。しかしマァ中途半端な紅葉。
紅葉より枯れ葉が目立ちます。

さて、今夜は何処で寝ようか・・・
志賀高原方面にソロソロ走りだすとまた雲の中に入りました。

雲の中に『日本国道最高地点』の碑。標高2127メートルだそうですよ。
うん?ってコトは山頂からわずか44mってコト・・・?

志賀高原に入ってやっと見事な黄金色に出会いました♪


フラフラと寄り道しながら山の内まで降りて来ました。
久々に『渋温泉』で外湯めぐりと思っていたのですが何だかもう疲れ気味。
湯田中駅前に『楓の湯』と云う施設が出来ているそうです。行ってみましょうか。
着いてみると駅前と云うより駅中?
風情は兎も角、明るくて清潔な施設でしたよ。

今夜の寝場所は『道の駅山の内』。
坂道の途中なので車の走行音は少々煩いのですが、向かいにはコンビニもあって何かと便利。

地下道があるのに、みなさん国道を走って渡っての往来。使って居たのは練習に来たものかとっても上手くないトランペット吹きだけ・・・(^^ゞ

目覚めてみると沢山いたキャンパーは既に旅立ち、ハイエース特装やジルなどに乗る年配のみなさんばかり。
ウチもとうとう年寄り組になったんだ・・・

今日は戸隠で蕎麦を食ってボチボチ帰広の途につく積り。
どうせ信濃町辺りまで行くなら野尻湖でナウマン象でも見て行きましょう。

信濃町ICで高速を降りて博物館方面に走っていると『関川関所@Km』と云う案内板。
どうやら越後信濃の国境にあるようです。
勿論、行ってみましたとも。
関所跡は綺麗に整備されていましたよ。


北国街道の木橋のうえでふと気付けば緑色の旧国道の向こうに谷を一気に渡る新国道。その向こう緑色のトラスの間には上信越道が望めるなど新旧4本の北国街道が並走していました。


旧国道をチョイと南下し野尻湖畔のナウマン象博物館。
ウロウロしていると未だ開館前なのにドウゾドウゾと誘いいれられご入館。
浦河の馬事資料館でも同様でした。
学芸員さんってコンなヒトが多いようですね。


いまでも隔年で発掘作業が行われると云う湖岸に立ちましたが余り綺麗な岸辺ではありませんでした。

岸辺よりコンなものに興味津津♪
ジェットスキーやボートを船台に乗せたまま水の中まで行き来するんですね。
淡水ならではの横着です。
海では一年と持たないでしょうよ。
野尻湖を離れます。

野尻湖PAで見た地域案内板には小林一茶生家と云うモノがありました。
行ってみましょう。

ナビに『小林一茶』と下問すれば記念館と生家。
迷わず『生家』を選択。

お隣のお家では色紙や絵葉書を売っていました。

そろそろ戸隠に向かいましょうか。
中々の陽気となり窓を開け機嫌良く走っていたら、何だかイガラッぽく爽やかで無い空気が漂い始めます。。
暫くして原因が判りました。
前をバスが走っていたんですね。上り坂になると猛烈な黒煙。今どきコンなボロバス見掛けませんぞ。バスが見えなくなると言っても大げさでない位。
忍法煙遁の術だな。
うん? コイツ戸隠の忍者か・・・?

戸隠森林植物園の手前に竹細工センターって建物があったので立ち寄ります。
色々買っちゃいました。(^^ゞ
向かいの斜面には戸隠郷土資料館・忍法資料館ってのもありますよ。
夫婦で見上げていると、見送りに出てきたお店の方が『クルマはどうぞココに置いて行かれてください。』。勿論甘えることに♪

面白かったですよ。
からくり屋敷は大騒動。後ろから来てた2人組のお嬢さん方が出れなくなった様子でして受付のオジサンがマイク片手にモニターを見ながらアレのコレのと誘導していました。
パニクルとイケません。

からくり屋敷から出たところで野良寝車が見えたので一枚。
竹細工センターは見えませんね。

森林植物園にも興味なくはなかったのですが、ココは割愛して蕎麦蕎麦♪

蕎麦処でもある戸隠の里。
『戸隠そば祭り』なる行事もあって『半ザル食べ歩き手形』なんて粋な計らいで味自慢の蕎麦屋を梯子できるそうですが、食べ歩いている時間はありません。

チョイスしたのは戸隠神社中宮前の『うずら屋』
先ずは中宮に二礼二拍一礼!

蕎麦を注文するとおろし金と生わさびが来ました。自分ですり下ろすスタイルなんですね。
わたしゃ天ザル、カミサン深山蕎麦。
どちらもたっぷりな麺にとっても美味しい天麩羅。
ちなみにわたしの天ザル、蕎麦も天麩羅も来て直ぐ食べはじめ、減ってます。ハイ (^^ゞ
欲張って蕎麦豆腐まで頼んだのは一寸多すぎました。
勿論美味しくはありましたが・・・(^^ゞ

満腹で戸隠の里を離れます。秋の野良寝旅はそろそろ終盤。
長野の街を通り抜け上信越道に乗り長野道に移り安曇野で知人の家を訪ね再び長野道に飛び乗りました。

今年の猛暑は山を壊してしまったかも知れません。
日光白根を越え草津白根を越え妙高裾野を徘徊しましたが、どこも一面の美しい紅葉など望むべくもなく、枯葉ばかりが目につきました。
この分では栗や団栗も良い実をつけているとは思えません。日本列島各地でクマが里に降りて来るのも無理ないことでしょう。
呉々も食べ残しや生ごみの仕舞い忘れには気をつけましょうね。

イヤハヤしかしマァ、狭い日本も走れば広い。何処に行っても美味いモノが一杯です。次はドコ行って何喰おうかな♪
何はともあれ自由気儘な野良寝旅万歳! ヽ(^o^)丿


                    おまけ♪

この頃、ぞっこんハマっているものがあります。それがコレ↓

見た目、何てことはない手造りの
『ももジャム』なんですが、ナメちゃ
イケません。
って舐めなゃ味はわからんか。(^^ゞ

兎に角、かつて口にした事がないと
言いきれるほど優しい味がします。

勿論ももは安曇野のもも♪
今年の分はもう売り切れちゃったそうです。
もう少ししたら安曇野で完熟したりんごで造る優しい味の『りんごジャム』が
登場するので乞うご期待♪♪
そうそう、とうがらしみそも絶品デス♪♪♪


のぶかあさんが造って『安曇野食工房くのま』で売っています。
電話で注文できますよ。0263−77−6265 (土日祭日はお休みです)

TEL/082-876-0010 FAX/082-573-8108 ・お問い合わせ