とうとう梅雨入りですね。
折角のお休み、明日の天気はと見れば九州は全滅、山陰も全滅。唯一山口西部に晴れマークが・・・
山口県西部と云えば西長門リゾートの傍に出来た『角島大橋』。
この頃、レクサス・ギャラン・デミオなど数々のクルマのCMやPVにも使われ今やブンブンに全国区の観光名所です。
閑古鳥が鳴いていた西長門リゾートも息を吹き返していることでしょう♪
暫くご無沙汰の名湯も待っています。美味しい水も呼んでいます。
ウチに帰ってゆっくり飯食って風呂入って高速に乗りました。近すぎて調子が狂うなと話ながら佐波川SAを覗くと夥しい数のトラック・・・
乗用車用の駐車スペースや通路にもビッシリ並んでガラゴロ・ガラゴロ・ガ〜ラゴロ!
半寝状態のトラックに轢かれては困るので退出。中国道に移り美東SAを覗きますがココも場内一杯ガラゴロ・ガラゴロ・ガ〜ラゴロ!の大合唱。
アイドリングとは云えこれだけのトラックの数です。夥しい量の燃料を浪費していることでしょう。
日本もそろそろアイドリング規制を始めて貰わなくっちゃイケマセンね。
じゃ〜マァ、しばし仮眠で時間を潰し、12時過ぎたら高速を出て静かな静かな『道の駅お福』まで走りますかと話が纏まり寝支度。
ってもベッドは常設ですから毛布をパッと拡げるダケ♪
しかし飽くまで深夜割引にコダわる貧乏性には我ながら感心します・・・(^^ゞ
ガラゴロ・ガラゴロ・ガ〜ラゴロの大合唱はとっても煩さく、おまけに傍で開閉するドアの音で何度も目を覚ましたような気はしますが、その実すっかり寝込んで仕舞い気付いてみれば6時前。
アッ!もう『恩湯』が開く時間ダ!
美東SAは旧くて洗面所も余り奇麗では無いので早々にお暇しましょう。
中国道を美祢ICで降りR316に移ったワレワレはのんびり北上。
このまま『長門湯本』まで走り、先ず『恩湯』で朝風呂を浴びて から秋吉台まで戻ろうかとも思いましたが、『道の駅お福』に立ち寄り農産物を持ち込む方々と朝の挨拶を交わせばハヤる気も何だか落ち着き、美味しい水の入手に向かいます。
『別府弁天池』
この池にはカルスト台地で磨か れたカルシューム豊かな甘ぁ〜い水がコンコンと湧き出します♪
池の周りを散策し、先ずは汲んだ水でコーヒーを淹れます。
おや?飲めば甘い水なのですが、コーヒーを淹れるといつもの豆がグッと渋みを増した感じ?
う〜ん、水は不思議・・・♪
薫り高いコーヒーと鳥のさえずり。気持の良い朝食でした。
銘水を持ち帰りたい皆さんへ。
池の手前の公共駐車場の売店前に屋根が掛った水汲み場が整備され百円のお布施で安楽に水汲みが出来ますよ。
駐車場には民家が隣接しています。呉々もお静かに。
水をしっかり積んでお腹もクチクなってご機嫌のおバカは名勝秋吉台に向かいます。
先ずは『秋吉台科学博物館』。
開館は9時とありますが未だ8時過ぎ。でも開いたドアから覗いてみると「どうぞ〜」。 シメシメ♪
お勉強していると、2階のベランダから野良寝車が見えたのでパチリ!
久し振りの秋吉台にはとても奇麗な展望台や駐車場が整備されていました。
公園内にはよく整備されたオートキャンプ場も複数あります。夏場の避暑キャンプにはうってつけの場所ですよね。
展望台で観光バスで乗り付けた団体に取り囲まれました。お陰でガイドさんの名調子もチャッカリ拝聴。いま博物館で勉強したばかりだとは思いつつもフムフムと頷きます。(^^ゞ
煩わしいとみていた団体さんも居なくなると急に寂しくなり、ワレワレも移動を開始します。
公園線(カルストロード)でカルスト台地を横切ると秋吉台に数ある鍾乳洞のひとつ大正洞。
秋芳洞や景清洞は子どもが小さい頃や自分自身が子どもの頃にも入りましたが、確か大正洞は入ったことがないと思います。
カミサンの希望でご入洞。一人千円払ってレシーバを受け取りイヤホンで案内を聞きながら誰も居ない鍾乳洞を歩くことに。
鍾乳洞自体は余り珍しいモノもありませんでしたが、度々顔の傍を飛び抜けるコウモリは感受性が衰えたワレワレを十分に驚かせて呉れました。
千円の値打ちを付けて貰ったナ♪
大正洞でしっかり歩き、エコ・ミュージアムで水分を補給したわれわれは移動を開始します。
秋吉台サファリの前を左折して景清洞のオートキャンプ場をチョイト視察し秋吉台公園北側の峠を越えて『別府弁天池』の脇を抜け、今朝の『道の駅お福』の直ぐ北側で国道316に戻り長門湯本を目指します。
久々の『長門湯本』。
渓流の両脇にお宿が立ち並ぶ典型的な山間の温泉と云う佇まい、かわらぬ風情で迎えて呉れました。
朱塗りの橋を渡りご機嫌でレトロな『恩湯』の前に立てば何やら入口に椅子が置いてあります。
よく見れば定休日の文字も・・・ エェ〜!何じゃそりゃ!
仕方が無いので坂を登って『礼湯』。
仕方が無いって云っても『礼湯』が良く無い訳じゃありません。コレも良いお風呂ではあるのです。唯、ワレワレが『恩湯』の深い浴槽に浸かりたかっただけなのです。
とりわけ奇麗な建物がお好きな向きには『礼湯』をお薦めします。
湯上りに河原を見下ろすと宿の女将さんと思しき数人が、お湯を抜いた足湯をゴシゴシ洗って居られました。
月に一度の第一火曜日の行事だそうです。うなじに光る汗、コレまた中々の風情でしたヨ。
『長門湯本』の街を後にして長門の市街に向かいます。
とっても愉快で豪儀な知人の顔が見たくてトヨタ系某店に立ち寄ると今日は下関に出ておられるるとのコト。
ビックリさせようと思ったのですが、残念・・・
お店の方に手土産を預けて目指すは風車が林立する『千畳敷』。
余りメジャーではないもののココは良いですよ。
標高333mの高原にキャンプ場が拡がります。
右端の三角屋根はカマドが並んだ炊事棟。
風が強い日には少々辛いこともあるかも知れませんが、こんな見晴らしのいい調理棟は見たことがアリマセンぞ。
360度の展望は爽快です。

ココには天然酵母を使い自前の
石窯で焼くパンをはじめオーガニ
ック素材をふんだんに使ったメニ
ューが自慢の『カントリーキッチン』。
今日のお昼はココ♪
カミサンは鶏の香草焼き、わたしゃカレー。
何れもズッシリ重い天然酵母パンで戴きま〜す。
またしても忘れちゃいましたネェ〜 料理の写真・・・(^^ゞ
みなさんご自分の目と舌でお確かめ下さい。旨さ請負ます!
食後に高原をブラブラし、日本の棚田百選にも選ばれた後畑の棚田に向います。
ココは夕日が沈むころ向うの海に散らばる漁火と赤く染まる棚田のマッチングが最高なのだそうです。
最高のビューポイントには付近にタムロする爺ちゃま達の置いた三脚が林立していましたヨ。
この頃多いですね、『カメラ小僧』ならぬ『カメラ爺』。
何処に行っても長ダマ構えた爺ちゃま達が一等地に押し合い圧し合い。
ホントこの頃の年寄りは元気デス・・・(^^ゞ
やって来ました『西長門リゾート』。
バブルの頃に造られて、その後は聊か寂しい様相を呈していましたが、賑やかでしたねリゾートホテル。
今を時めく『角島大橋』のお蔭でスッカリ息を吹き返して元気元気。
場内にも活気があります。
嬉しいですね。
それではソロソロ話題の『角島大橋』を渡ってみましょうか♪
それにしてもこの人出はなんだ。
梅雨時分の平日と云うのにヤタラと観光客が多い。
ミーハー夫婦は自分たちのコトをそっちのけで感心しきり。
待って待ってやっと撮れた無人?
無車??の角島大橋 →
橋の中ほどの退避帯でみなさん記念写真を撮っています。
九州勢が多いな。福岡に久留米に長崎・・・
おっと!奈良もいました。
島に入りドドの詰まりまで行けば大層立派な石積みの灯台がありましたよ。
土産物屋の派手な看板が聊か興醒めではありますが見なかったコトにして明治9年に建てられたと云う灯台の螺旋階段を登ります。
入場料は200円。何処の灯台に登っても同様ですが、コワ気持ちイィ〜
東屋でお昼寝を試みるものの身体を撫でる風が余りに心地良過ぎて寝付けず断念。野良寝車に戻りしばし惰眠をむさぼります。
あぁ〜幸せ
目を覚まし何処へ行こうかご相談。
この辺りなら一の俣や川棚など選り取りみどりですがココはひとつ行ったことの無い『大河内温泉』を覗いてみましょう。
国道191をひた走り豊浦町に入った辺りから山間に向かいしばし。
おやおや、意外や意外旅館が何軒も並んでますねぇ〜?
こりゃ何処に入ろうかと迷っていると突き当りに日帰り入浴の看板が見えました。『いのゆ』と書いてあります。
気持のいい施設でしたよ。
湯上りに冷やした源泉を飲んでいると『いのゆ』の親爺が物言いたげにウロウロしています。
声を掛けると堰を切ったように話し始めました。駐車場に停めた野良寝車もチェック済で「アレで全国廻っちゃったホ?」など興味津津。
知床や釧路湿原のステッカーも見たようです。
一寸煙草が多いケド朴訥でいい親爺でした。お〜い煙草の吸いすぎは身体に良くないぞ!
話のついでに『特牛烏賊』(コットイイカ)を喰いたいと問えば「ここらじゃァ喰えませんのォ」との返事。
ありゃりゃ
地元で食すお店が無いのであれば仕方がないので響灘に傾く夕日を眺めながら191を下関方向に走り出します。
無料開放された彦島道路に入り彦島から武蔵と小次郎ゆかりの『巌流島』をチョイと眺め唐戸市場辺りに廻り食べ物屋を物色しますがイマイチ・・・
アレコレ徘徊するウチに蕎麦を食べたくなりシーモールなら何とかなろうと考えました。大丸に下関とは無縁ですが博多の老舗蕎麦屋を見つけ天婦羅せいろでルンルン♪
食後はやっぱりお風呂。
直ぐ近くにあるんだな知る人ぞ知る温泉♪
『日の出湯』は市街地の温泉銭湯。
常連さんが賑やかに挨拶を交わします。
良い時間を過ごさせて貰いました。
梅雨入り時分の一泊一日野良寝旅。
今や全国区の角島大橋も見たし、美味しい水も汲んだし、良いお湯にも浸かったし、想像以上に楽しめましたよ。
近場でも満足満足♪
其れに付けても感じるのは野良寝車で旅するみなさんの多いこと。
何と云ってもキャブバージョンが目につきますが、目立たないけどバンコンは可也の数。
角島ではトレーラーを牽いた熟年夫婦と何度も出会いましたよ。
もっともっと楽しもう日本! 野良寝旅万歳!!
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