2013.10.28〜31
たっすいがはイカンぜよ! (高知)

所要ありてチョイと南国土佐までお出かけです♪
仕事を終え、ひと風呂浴び、晩飯喰って山陽道に滑り込みました。

倉敷から瀬戸中央道に乗り換え程なくお馴染みの与島。今夜の野良寝は与島パーキングエリア。
ココにはすでに松本ナンバーのバンコンがお寝むでした。

乗用車は僅かでしたが、トラックは多いですね。数十台が整然と並んでいます。
こんなスカスカの駐車場なのに、わざわざ隣に停めてエンジン掛けっ放しで寝るという馬鹿者も来たりはしましたが、夢うつつで然したる害も無し。
ちなみに駐車場のこの辺り、海抜33m。

チュンチュンと鳴く雀の声に起こされると、丁度朝日が昇る頃。

差し込む朝日で至極の朝食を楽しみ、今日も元気に走りだします。

四国側に渡り、高松道に入り高知道に移り大豊ICで降りました。
明日の『RVパークおおとよ』開設式の下見の積り。
広くて立派な山道を登り詰めてみれば、あと少しのトコロでロックアウト・・・
アチャ〜、何と何と定休日でした。(@_@;)

気を取り直し、今登ってきた山道を下り南国方面に。
この辺りは先日の訃報でアンパンマンの作者の出身地と知ったばかり。
故郷の地に建つと聞くミュージアムへ行ってみましょうか。

スイスイ走っていると『史跡山田堰遺構』という看板が目につきました。
迷わず右折。

この堰の完成により豊かな穀倉地帯が開かれたそうですよ。

やってきましたアンパンマンミュージアム。


アラ、ここも火曜定休でした。

マゴを連れて来ればさぞかし喜ぶだろうなと話しつつ公園内をブラブラ。



只ね、周辺整備の按配やら窓越しに垣間見る屋内展示などはアカデミックな雰囲気を醸してまして、どうも大人向けの施設のように感じましたよ。

こんな↓モノも♪


さて『野良時計』でも見に行きますか。
龍河洞の近くを通る峠道を登っていると可愛い校舎があったのでパチリ。


勿論、『龍河洞』も覗きます。
中々面白いトコロでした。






秋芳洞と比べると随分狭いし登りがきつくてチョッピリ探検気分♪


卵とじのように石灰質に閉じ込められた『神の壺』。
弥生人が水を汲むために流れに置いた本物の土器だそうですよ。

鍾乳洞を出て土産物街を歩いているとこんなマンホール。
ここにもチャンと『神の壺』が描かれていますね♪

周辺施設には鄙び感もあるものの、ホスピタリティの面ではとても元気。
案内の方だけでなく施設のみなさん其々が気軽に声を掛けて呉れるなど、何とも温かい心もちになれる龍河洞でした。

龍河洞を後に絵金蔵や野良時計を楽しみにして南方面に走る道すがら、『四国自動車博物館』という看板がありました。


勿論コレもお立ち寄り。(^^ゞ

懐かしいバイクや昔憧れたクルマたちが並んでいて・・・♪



楽しく観覧して帰り際、施設の方としばしのヲタク話。

野良寝車にも興味津々。『いつか手に入れて旅します!』と力強く宣言していましたよ♪


海岸付近まで出てきました。
そこかしこに海抜*mの表示があり、差し迫った危機をヒシヒシと・・・

『絵金蔵』公式HPに掲載の赤岡保健センター駐車場は野良寝車を置くには不向きでしたのでバスも置ける商工会駐車場に向かいます。
ココは直ぐそこに防波堤が見えていてイザと言うときは一たまりもない無いいなと思わせるロケーション。(^^ゞ
勿論、もしものトキの待避場所は確認済み。揺れたら直ぐ駆け戻って走り出せる按配にクルマを停めて『絵金蔵』。

意図しない贋作疑惑で城下追放されたという御用絵師『狩野派・林 洞意』改め無頼の町絵師『絵金』描くところの迫力ある屏風絵の数々。
只ね、絵柄はドレも暑い暑い夏の夜の納涼向きではありました・・・(^^ゞ

お向かいにはコンナのも。
最近建てられたそうです『弁天座』






廻り舞台と桟敷を設え、昔ながらの芝居小屋を模したものでした。

東に向かいます。
道の駅やすに立ち寄りました。

カミサン米だのパンだの芋だの買い込んでニコニコ。
さらに東に向かい安芸市に入り一度見てみたかった『野良時計』
何と写真はスッカリ失念しておりました。m(_ _)m


南国バイパスをユルユルと高知の市内に向かいます。
先ずは高知城。
城の近隣にとってもスペースが広いコインパーキングを見つけました♪
向かいの駐車枠との間隔など12〜3m。
只ね、この辺り高知市の津波ハザードマップでは1〜2mの浸水地域。
でも到達時間は75〜90分となっているのでマァいいでしょう。
高台へ移動させる余裕は十分アリそうです。


チョイと歩いて高知城にご入城。

日曜ならこの門前通りに朝市が並びます。
風情ありますよ。ココの朝市も。


こじんまりとしてはいますが力強い天守閣。青空に映えています。

城山を下り追手門をでると向こうの大通りをチンチン電車がガタンゴトン。折角ですからワレワレもチンチン電車でカミサン所望のはりまや橋。

コチラはレプリカ。向こうの電車通りが埋め立てられ拡幅され変わり果てた本物のはりまや橋デス。(^^ゞ
カミサン、ココでも饅頭買ってご機嫌♪

帰りは帯屋町商店街をブラブラ歩きましょう。
アーケードを通り抜けやってきたのはお楽しみの『ひろめ市場』


ここには土佐の海のモノ・川のモノ・山のモノがてんこ盛り。ヽ(^o^)丿

コッチの店アッチの店、何とも楽しい品定め♪



コンナのアンナのとお気に召すまま気の向くままに買い求めます。

捕獲した酒菜抱え、市場の真ん中に設えられた宴席?へ♪


はて、『たっすいがは、いかん!』って文字がやたらと目につきます・・・?
入り口にもあったな??
隣の飲んだくれに聞いてみると、”たっすい”は薄いとか手応えが無いとかと云う語意で『何事もガツンと強くなければ駄目』と云う解説でした。
土佐人気質を如実に表すコトバだそうですよ。

そんなこんなで先ずはこんなトコロから。

手前からイカ刺し、ウツボのたたき、メヒカリの天麩羅、生ドロメ、シイラの刺身に生生生、生ビール。
少々”たっすい”気味でしょうか・・・?

この後、クジラの竜田揚げ、クジラのさえずり、川エビのから揚げ、チジミと喰いたい放題♪
スッカリ雰囲気に巻き込まれちまって飲むは喰うわの大騒ぎ♪♪
たっすいがはイカンぜよ。ヽ(^o^)丿

ジジババご機嫌で駐車場に戻り早々にオヤスミ。


朝ァ〜
暗いうちに走り出し、南国SAでのんびり朝食と身繕い。霧の山道をのぼりRVパークおおとよに入りました。


RVパークは雲の上。

大豊町の町長さんや管理受託者の西日本高速道路エンジニアリングの社長さんに施設長さんなどご列席のもとオープニングセレモニーは滞りなく終わりワタシはお解き放ち。

取材に来ていたTVクルーと前後して高速に滑り込み、再び高知方向に。
高知ICは通り過ぎて四万十方面に向かいます。

カミサンが土佐和紙にこだわるので伊野町『土佐和紙伝統産業会館』。


とても立派な施設でした。

展示物も充実していて、紙漉きの実演もやっていたり、紙漉き体験も出来たりと中々好い感じ。




フラフラと走り出し高知自動車道を終点の須崎までユルユル。
おっ、須崎と云えば『鍋焼きラーメン』だぞ!

旨いんだなコレが♪
些か塩辛いのがチョッとアレですが、兎に角旨い!
お造り定食とシェアして満足満足。

再びユルユルと走り出します。

国道端の高台に気分の好い展望台があったのでパチリ。雲一つない青空の元に果てしなく広がる大海原と解放感抜群です。

今夜は四万十川河口にあるオートキャンプ場『とまろっと』海抜35m。

の積りでしたが、朝8時までロックアウトとのお話しでして、早起きで早出のワレワレには少々ストレスです・・・
手ぶらでキャンセルも何なので、珈琲代でもと二杯淹れて貰いました。

コーヒーブレイクの後には場内をしばし散策。
展望台から見る言葉を忘れるほどの絶景と手入れの行き届いた設備に、今度泊まるなら絶対連泊だなと語り合います。

人気キャンプ場にと云う目論見は儚く潰えたモノの、とまろっとの立地する土佐西南大規模公園内の各所に点在する展望台には其々広い駐車場もあり野良寝には好適地。
隣接の駐車場で安心の海抜38mを確認したジジババは中村の市街地を越えて『佐田の沈下橋』方面に。
この橋のたもとで屋形船も運行する川漁師さんの店『さこや』さん。
ここで四万十の天然鰻を♪と期待してきたんです。(^^ゞ

屋形船で何やら作業中だったので声を掛けると今日は早仕舞とのこと。

失礼とは思いつつ、ほかで天然モノを食せる処はアリマセンかとお尋ねしたら、『うちの鰻を出しとるきに』と一軒のお店を紹介してくださいました。
勿論向かいます♪

旅好きのみなさん。四万十市(旧中村)市街のど真ん中、市役所の駐車場が粋なことになっています。
地元商店街の利用客に駐車場を開放しているのです。

誘導する商工会の有志から「おお、広島からようこそ!」と歓迎してもらって「何とも粋な計らいですな」と応えると「そうですかァ〜♪」と嬉しそう。
『さこや』さんで『たにぐち』さんを紹介されたとお話すると停め易すく出易すい場所に案内して呉れ、『たにぐち』の場所も懇切丁寧に。
直ぐ近隣でした♪

小振りでしっかりとした味の天然ウナギを食して満足満足♪
焼き上がりを待つ間はカメラを意識していたんですけどね・・・
例によって目の前に来てしまうとガッついてしまい、写真は失念しました。
何だかなぁ〜 (^^ゞ

『オートキャンプ場とまろっと』まで戻ってお向かいの『四万十いやしの里』の中の入浴施設『四万十いやしの湯』
お代は630円也。
太平洋の海水を沸かした露天風呂は中々の浴感でしたよ。


朝ァ〜
安心の海抜38mで迎える見事な朝焼け。

目覚めてみると向かいには軽の箱バン。野良寝仲間ですね。

眼下に広がる太平洋と温かい朝食をゆったり楽しみ、ゆるりユルリと動き出します。
河口の集落まで降りてきました。

真っ先に目につくのは避難タワー。
結構広いデッキが設えられていましたよ。でもお年寄りにあの階段は辛いだろうな。

四万十川を河口から溯ります。
佐田の沈下橋は昨日行ったのでパスして先ずは高瀬沈下橋。

続いて岩間の沈下橋

国道に戻りさらに北上します。

川の曲がりの頂点に作られた展望所に立ち寄りました。


ココにはとっても面白いモノが設えてありましたよ。
←コレどうやって撮ったと思われますか?

実はね、コンな↓モノが・・・♪

その名も『撮っちょ木』。土佐には洒落た方が居られるものですね♪

江川崎で四万十本流を離れ広見川沿いに走ります。
峠の県境越えて宇和島を目指しましょう。
道の駅虹の森公園まつのでお茶♪



宇和島の街に降りてきました。ココでも先ずはお城。
北門前の市営駐車場を覗いてみると高さ制限が・・・
でも表通りに戻れば広いコインPが近くに見つかり難なく駐車。
陸橋を渡ると直ぐ左手が城山です。


城郭には本丸だけが残されていました。
コレも小振りですが堂々とした押し出し。好きだなこの城。


城山を下り北門を出ると小さな料理屋の前にお品書きが出ています。
鯵飯や鯵のお造りの文字に誘われ暖簾をくぐることに♪

上はお造り。下が鯵飯。鯵は目の前で手際よく捌いて呉れました。
鯵飯は漬けに海草と生卵があしらわれご飯に載せて食します。

コレは大当たりでした。ヽ(^o^)丿

駐車場に戻ってビックリ。
一時間百円の超安料金。コレも大当たり。ヽ(^o^)丿

さっき本丸から見下ろした離島航路のフェリー乗り場を覗きます。

鄙びた船着き場を想像していたら、綺麗に整備され小洒落た道の駅になっていました。
宇和海特産の真珠など並んでいたのでハラハラしましたが、カミサンその気はなさそうでして、かくも穏やかに宇和島を離れます。


イヤハヤたった三泊二日半の南国道中。それでも旨いもの喰って珍しいもの見て、心底楽しめました。
とくに食べ物は大当たりばかりでしたね。 
中でもひろめ市場の盛況と活気は強く印象に残りました。
ココは必ずや再訪したいと思っています。次はもっと海抜の高い駐車場を探さなくっちゃネ。(^^ゞ

何はともあれ気紛れ野良寝旅万歳。ヽ(^o^)丿


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