休日の朝、ガレージでゴソゴソしていると、およめサマから『三瓶行こか』と声が掛かりました。
今日も今日とて何かにコナさなければならないシゴトはイロイロ有るのだけれど、永くお出掛け していないと何ともハカドリません。
ここは一つ”能率UP”の為にチョット遊びにでますか。(^^ゞ

十分足りるケドなと話しつつ、近所のスタンドに立ち寄ります。
セルフで燃料を補充し終わるとスロットが『タンタカタンタカ♪』
イライラしながらボタンを押すと『パンパカパ〜ン!』。急いでいるトキに限って当たっちゃうんですよねコノ手のモノ。
『ポ〜ン!一リットル辺り3円値引きされています。』呑気なアナウンスに『いいからさっさと 返せ!』と悪態つきながらカードが吐き出されるのを待ちます。
他所には給油前にカードを戻すキカイもあるよなぁ・・・

何はともあれどうにかこうにか9時に数分残してETCゲートを潜りました♪
コレで三次ICまで2050円が1050円♪

三次からはR54を走ります。
道の駅ふのに立ち寄り、カミサンは『ふれあい市場』でお買い物。
  
わたしゃメロンソフト与えられ、陽だまりのベンチで良い子。(^^ゞ

再び走り出し、赤名の役場跡でR54を外れました。

道すがら、『会下の石楠花』と云う看板を見かけます。
『しゃくなげ祭り』の幟も賑々しく、ミーハーとしてはどうにも見逃す訳には参りません。
山中分け入り辿り自生地に着いてみると、とても手入れが行き届き、地域の皆さんご自慢の石楠花であることが良く伝わってくる公園に仕立てられていました。

訪問者に満足げな視線を呉れる老婦人と会釈を交わし県道に戻ります。

さてさて、やって来ました秘湯千原温泉。
旧い湯治場です。
湯船は脱衣所から階段を下った地下にあります。
そう、湧き出す源泉を掘り拡げただけの湯船。
そもそも本物の温泉ってものは地面より下にある のです。
その湯船の底に敷かれた板の間からは大量のガスと共にボコボコ湧き出す赤茶色のお湯 。
舐めれば塩辛くて渋くて・・・
コレを持ち帰って飲用だなんて皆さん凄〜い。

誰もいない湯船に身を沈めるとボコボコと湧き出す泡に身を包まれます。
温めのおゆは 長湯にピッタリですが、濃厚な泉質は湯当たりも強力ですから呉々もご注意。

湯上りは三瓶山に向かいます。
相変わらずドウドウと掛け流される亀の湯向かいのよろずやで昼飯を調達しようと覗いたら、今日は弁当はお休みだとの返事。
仕方がないので志学の街を通り過ぎ西ノ原まで走ります。レストハウスで割子蕎麦と カツ丼でランチ。
ここは無機質な建物の見かけと違って食事は中々の味。蕎麦はつなぎに自然薯を使った本格派。
カツ丼はといえば何て云うかな、昔懐かしい大衆食堂の味とでも例えれば良いのかな。
兎に角ワルくないんです。ハイ♪
食後は気持ちの良い駐車場でお昼寝。草刈作業のお兄さんたちも木陰でグ〜グ〜

昼下がりの強い日差しに目を覚まし、そろそろと動き出します。
カミサンの『カキツバタがいい時期じゃない?』って言葉で北の原。

北の原の三瓶自然館山手にある姫逃池はカキツバタの自生地で見事な群生がみられます 。丁度いい時期でした。
周辺も綺麗に整備され、休憩には最適かと・・・♪

今回は行きませんでしたが、この直ぐ北の谷筋に位置する三瓶小豆原埋没林公園は是非訪れて頂きたい場所です。
縄文時代の地表に降り立ち、そびえる縄文の巨木を見上げれば、熱いものがグッとこみ上げてくること請け合いです。

三瓶を満喫し、今度は温泉津のお湯に浸かろうと山を下ります。
ルンルンで走っていると、カミサンが『ユーロピオが来る』。
もちろんわたしも気付いていました。『こんな所でフジモトさんじゃ無いよなぁ〜、マブチさんなら色が違うしなぁ〜、はは!』って応える内にドンドン近づいて来たユーロピオVは!
何と何と『大先輩フジモト夫妻』でした。ヽ(^o^)丿
道は複数あるのだけれど偶々選んだ県道でお会いするとはホントに嬉しいご縁ですね。
フジモト夫妻は温泉津から三瓶に向かう道中ということで全くの入れ違い。おベンツ2台が道路の真ん中に停まりご挨拶。
チョット言葉を交わしただけでお別れしましたが、記念写真を撮っておけばヨカッタかな。

大田の街に降り、R9を走ります。
仁摩でR9を外れ琴が浜。鳴き砂で有名な砂浜です。
海岸目前のトンネルがエラク低かったのですが、何とか通れそうでもありましたので、面白がってアンテナごりごり擦りながら通っちゃいました。
琴が浜側に出てみるとトンネルの高さ表示は2.2m・・・!
幾つになってもおバカは治りません。(^^ゞ

鳴き砂は健在でした。
歩けば足の下でキュッキュッと砂が鳴きます。
鳴くのは綺麗な証拠だそうですが、浜にはハングル文字の刷られたペットボトルやポリタンクが散乱していてイササカ哀しい有様。

温泉津では元湯。
ここも脱衣所から浴場には階段を降ります。
本物は地面より下にあるのだ。
熱くて熱くて人気のお湯です。
旅館街は随分寂しくなりましたが、この頃は県外ナンバーのみなさんが引っ切り無しに駐車場を出入りするなど復活の兆しも感じられ、混雑も嬉しいですね。

温泉街を通り抜ける風で火照った身体を冷まし、そろそろ夕食の算段です。
浜田で魚を食そうと云う話になりました♪
右手に日本海を眺めながらR9をそろそろ移動します。

浜田駅前の『さかもと』に着いてみると暖簾は掛かっていますが、お品書きも外され何やら寂しい玄関。
覗いてみると厨房には誰も居らず、親爺一人がカウンターで新聞を読んでいます。ありゃりゃ、6時はチョット早かったカナ。
直ぐに準備するとは言うのですが、また来るよ言い残し、お暇しました。

ふと思い出したのです。美味しい魚を喰える店『すしかつ』
港近くの住宅街のお店に行ってみると早い時間から繁盛していました。

徒に固執はしないが『地物』に拘るお鮨屋さん。
そのまま帰る積りなので酒が飲めないのが残念でしたが、美味しい握りを食して満足満足♪
今日は地物の『かんぱち』が特にヨカッタ。海胆も烏賊も旨かった。また来ますね。

表にいると、支払いを済ませたカミサンと一緒にお客さんやお店の方々がゾロゾロ出てきます。
何かと思ったらウチの黄色い野良寝車が話題になったそうでして、しばし見物して戴きましたヨ。
浜田道浜田ICには7時過ぎ。余裕の通勤割引タ〜イム。広島ICまで1300えんで帰れまっせ♪

いやぁ〜 思い立っての日帰りドライブでしたが、結構充実していました。
知り尽くした積りの中国山地ですが、知らない名所旧跡や新たな地域の宝物など未だ未だ見所は尽きないようですね。

TEL/082-876-0010 FAX/082-573-8108 ・お問い合わせ