2012年4月も半ば
阿蘇ではいま桜が盛りだとの便りを得て西に向かいます。
久々の野良寝旅♪
夜の山陽道をのんびりボチボチ。
佐波川PAで一度目の休憩。
中国道に移り関門橋を渡って九州道に入るとそろそろ眠くなり古賀SAに立ち寄ります。
でも、その昔ここで寝ていて、夜半に漂いはじめた異臭のなか猛烈に咳き込んだ記憶が俄かに蘇り早々に退出。
明るい時に上り線を走ると近隣に大きなゴミ焼却施設や産廃処理と思しき施設が見えますが、アレだったのでしょうか・・・?
九州道を南下し、大分道に入り、お馴染みの山田SAで沈没。(^^ゞ
未明の山田SA。
ここはどんな季節にも静かなSA。
トラックは殆ど来ません。
キャンパーはというとトイレの前のハイエースとウチだけ。でも五台中の二台ですから大きな占有率ですね。
とかなんとか思いながら写真を撮っているうちに、三々五々リッタークラスのバイクが入ってきます。
みなさんお仲間かと思ってみてたら違っていたたようで、其々に久住・阿蘇方面を走りに来たソロなライダーたちでした。
食事を楽しみユルリと走り出せば程なく日田IC。
ここで降りて日田街道を南下。今日の朝湯は杖立温泉だぁ〜♪
山桜が綺麗です。
基本、お宿のお風呂は泊り客のモノ。立ち寄り客が朝湯のつまみ食いなんぞ望むべくもアリマセン。
でも大丈夫♪
ココには24時間いつでも入れる温泉が白岩橋たもとにあるんです。ヽ(^o^)丿
今では九州一帯でお馴染みとなったコイン投入式の貸切家族風呂。
なんと言っても楽しいのは客が自分で新しい湯を張るスタイル。
一時間で600円から800円。
ウチは800円の岩風呂をチョイス♪
←スタンバイ状態
5分で入浴OK→
良いですよ朝7時の温泉。
窓を開け放って咲き乱れる山桜を拝みながらほっこり。
極楽極楽・・・♪
朝湯を堪能して走り出したジジババは小国の町を越え、外輪山屈指の眺望
スポット『大観峰』。
映るのは眼下に広がる阿蘇谷と向こうにそびえる根子岳・高岳・中岳。
快晴の日曜日とあってソロから群れなすものまでトンでもない数のモーターサイクリスト。
ざっと見渡したところ百台を軽く超えるビックモーターが停まっていましたよ。
何だか高そうなのが多いですね。
クルマに戻ると隣には佐世保ナンバーのトレーラーがいました。
絶景大観峰の足元で待つのは大好きな町湯の宝庫『内牧温泉』。
つづら坂をバイクの群れにまみれて降りきったら『はな阿蘇美』。
クルマを停め先ほどまでいた大観峰を見上げます。
ココにはその昔、今は無きさる団体の本拠地として何とも怪しげなピラミッドが建っていました。
今はそんな痕跡など微塵もなく、バラ園やイチゴ農園に物産館そしてレストランまで併設する明るく健康的な観光施設として賑わっています。
カミサンここで『農園バイキング』ってキャッチコピーにナイスキャッチ!
でも、ランチタイムは11時半からとあるので”助かった”と思いきや「折角の『町湯三昧内牧温泉』、町湯を巡っていれば直ぐにお昼になる。」だの言ってますよ・・・
マァ、そりゃそうだ。
既に制覇済みの七つの町湯はどこも狭い路地。
ココはノンビリ歩いて巡るってのがたしなみってモノ。
でも今日は、指向をかえて一番遠い『阿蘇乃湯』に向かいます。
ここはウチの野良寝車でも邪魔にはならんのだ!
ゆっくりイイお湯を浴びお昼チョッと前、はな阿蘇美に戻ろうと動き始め商店街を走っていると、とある食堂の前に沢山の人だかりができていますよ。
カミサンと二人、何だろうねぇ〜?と話しながら通過。
この目撃はあとをヒクこととなります。(^^ゞ
さてさて『はな阿蘇美の農園バイキング』。カミサンの期待ほどのモノだったかどうかはさて置き、中々のモノでしたよ。
農園を銘打つだけあってベジタリアンには太鼓判でしょう?
内牧を後にして東登山道を中岳方面に。
草千里を見下ろす辺りまで上がってくると薄雲の中に入ってしまい些か肌寒いですね。
この辺りで標高は1200メートルくらいかな。
盛んに噴煙をあげる中岳噴火口をバックにパチリ。
肌寒い山上を散策し車内で昼寝して山を下ります。
標高400メートルの南郷谷はピーカンでポカポカ陽気でした。
南郷谷に数多ある湧水のうちチョイスしたのは『池の川水源』。
沢山の方々が水を汲んでいます。
続いて『明神池』。
此処は湧水で打った蕎麦が名物。
あら、昼飯は内牧で喰ったんじゃ?
なんて言わないでください。m(__)m
ホンのお八つですお八つ♪
今回の旅の切っ掛け。いままさに盛りだと聞いた高森峠の千本桜公園を覗くと流石に真っ盛りの日曜日。
3時を廻ってもマダマダ人が多くてクルマが多くて・・・
明日にしましょう。
それじゃ腹ごなしに温泉を戴きましょうかね。
さて何処の温泉に入ろうかとアレコレご相談。決めたのは久しく入っていない『月廻り温泉館』。
着いてみると月廻り公園(温泉館私設)の百本桜も満開でした。
久々の『月廻り温泉館』は施設の大規模な拡充に驚かされましたが、かわらず良いお湯でした。
風呂から出るともう四時半。
そろそろ今夜の寝場所を決めましょうね。
昔昔よくお世話になっていた内緒のポイントを覗いてみるものの、些か荒れている様子・・・
さっきの月廻り温泉の方が未だ良い雰囲気かな。戻りましょう。
いったん前を通過して高森の街で買い出し。月廻り公園に戻って乾杯!
夜桜を眺めながらオヤスミ・・・♪
沢山の鳥のさえずりで目を覚ました南郷谷の朝。
未明の公園には多摩ナンバーのハイマーと熊本ナンバーのアストロタイガー、そしてウチと輸入モノのキャンパーばかり・・・
何処だ?此処は??
朝食は日曜日に凄い人出で近寄れなかった、『高森峠の千本桜』を愛でながら戴きましょうね♪ 早朝の千本桜公園は無人でした。ヽ(^o^)丿
頂上側にも廻ってつづら坂を見下ろしてみましたが、こちらからは今週末くらいが見頃かな?
ご機嫌の朝食を戴いたら朝湯♪
8時から入れる『白水温泉瑠璃』にやってきました。
玄関でタオルぶら下げ待ってると、8時ちょうどにバスが横付け。
そのバスからは腰の曲がったお姉さま方がゾロゾロ。
お姉さまの集団は靴を脱ぐなり脇目も振らず地元産品の売り場に直行。
何やら積み上げたワゴンに群がります。
興味津々頭越しに覗いてみれば♪
熊本名物いきなり団子にこれまた名物高菜むすび。
旨い阿蘇の米を旨い旨い高菜漬で包んでいるんだゾ。ヽ(^o^)丿
ほうほう、コレまた旨そうな煮しめもありますね。
納得納得。みなさんコレ買いこんで日柄一日ゆっくりするんだな♪
ソンなコンなで極上の朝湯を浴び、歯を磨き、身支度整えてシャキン〜!
ご機嫌で走り出したところ路端に面白いもの発見!
ワ〜ワ〜言ってるうちに入り口を行き過ぎたようなので、路端に広いところをみつけてユッサヨッサとUターン。
ミ〜ハ〜ミ〜ハ〜にじり寄ります。(^^ゞ
了承を戴いて記念写真をパチリ♪
前からみるとコンな感じ。
飛行機の星形エンジンが威風を放ちます。
『阿蘇ライダーズベース』のシンボリックモニュメントでしたよ。
説明してくださったマネージャーのナカムラさんに一礼し、垂玉温泉山口旅館の滝見の露天で温泉と桜と滝を一気に愛でようと山中分け入ります。
残念、滝の湯は宿泊者専用になっていました。トホホ・・・
この直ぐ奥、地獄温泉清風荘のすずめの湯に入ってもいいのですが、今日は止めにして山を下ります。
杉養蜂園の前を通り掛かるとエラく立派な建物になっていてビックリ。
カミサン何だかお菓子のようなものを買ってました。
わたしゃ蜂蜜ソフト・メープルシロップがけで春の香りを賞味しましたよ♪
ファームランドを脇を通ったら月廻り公園で一緒だったハイマーが駐車したばかりだったようで丁度ご夫婦が下りてくるところでした。
ウチは通過。
ここでお昼のご相談。
カミサンは昨日のお昼、内牧温泉で見かけた行列にご執心。
行列の訳は、いまきん食堂の赤牛丼にチャンポンと調べがついた由。
「昨日は日曜日だったから多かったんだよネェ〜」など妙にやんわり。真綿で首を絞めてきます・・・
コノ手のご意向を軽視すると後々タタルのよネェ〜
てな塩梅でR57に出て県道149に入り内牧温泉を目指します。
赤水の踏切でカンカン・カンカン。
手持ち無沙汰にカメラ触っていると赤い電車がやって来たのでパチリ。
オレ達これから赤牛丼喰うんだゼ♪
イェイ!
やって来ましたいまきん食堂。
月曜日なのに今日も人がイッパイ。
頼んだのはもちろん地元一押しの赤牛丼とチャンポン。
お値段を軽く超える旨さでした。
コレはお薦めですよ。
さて何処行きましょう。
阿蘇神社に参拝して『水基巡り』と洒落込むことにしましょうか。
一度『火振り神事』の時期に来たいのですが、中々叶いません。
先ずは参拝。
横参道を出ると仲町通りには景観への配慮が伺える建物が並びます。
馬肉のコロッケで有名な『とり宮』。
5〜6年前に喰った時も昼食後だったよな・・・(^^ゞ
今日は串カツにしました♪
仲町通りは桜吹雪♪
辻辻の水基も桜まみれ
わんこも桜まみれ
だったのですが・・・
こりゃ可愛いぞ♪ってレンズを向ければ『ハイハイ身支度整えましょう。』と
ばかりにブルブル。
頭や背中を可愛く飾る花びらを振り落としてしまいました。(^^ゞ
アレが好かったんだけどなぁ〜
昔は女学校だったと云うカフェを覗いてみます。
手前の建物はアンティックショップに使われていました。
ブレンドコーヒーとカフェオレ。
コーヒーは旨かったけど器は・・・?
お洒落過ぎてイマイチ馴染めませんでした。
校庭から眺めれば、波打つ旧いガラスと木枠がベストマッチ♪
美しいうなじに惹かれ、パチリ。(^^ゞ
すっかり満足して阿蘇谷を離れます。
桜が盛りだとの便りを得て久々に訪れた阿蘇。
嬉しいことに、新しい施設ができていたり旧来の施設も改装されたり拡充されていたりしていて活気も感じられます。
何より良いお湯と良い景色を愛でさせて呉れ、阿蘇はかわりなく素晴らしいところでした。
次は何としても火振り神事の時期に来なくっちゃイケません。
あっ、山焼きの時期も良いな。
阿蘇はサイクリスト&モーターサイクリストで溢れていましたが、阿蘇は彼らだけの聖地じゃありません。キャンパーにだって抜群のフィールドなんです。
野良寝旅万歳。ヽ(^o^)丿
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