コンパスRV初めての冬休みデス♪
この一年を無事に過ごせましたことは、ひとえに皆様のおかげさまと感謝感謝。厚く御礼申し上げます。_(_^_)_

年の瀬の大掃除もおわり、ふと思い立つ晦日の温泉紀行。
コンな繁忙期に宿の手配も無くフラフラ出掛けられるのは寝床背負ったキャンパーオーナーならではの醍醐味ですね。

先日お客様から三井グリーンランドに行かれると聞き、この辺りの温泉には疎いことに気付きましたので、先ずは荒尾・玉名・南関辺りから。

いつもの如く深夜の高速道路をひた走り、玉名PAで就寝。ここは庭園もあり、とても綺麗。しかもガラガラ煩いトラックが少ないPA。
未明に起きだすと満天の星空でした。
辺りを見渡せば放射冷却でしょう、地上のモノ全てが凍てついた白銀の世界。
フロントガラスのサーモマットを外してみるとガラス内側に結露した水も凍り付いていました。
兎にも角にもFFヒーターを点けて部屋を暖めます。

顔を洗ったりしている内に、ガラスに凍りついた水も融け、適当に拭いて走り出せば直ぐに菊水IC。降りればそこに『道の駅菊水ロマン館』。

温泉館からカヌー館まで遊び応えのある施設ですぞ。
ここも見るもの全てが真っ白。

カヌー館やキャンプ施設を”視察”しているうちにそろそろ東の空が白んできました。

冷えきった身体で向かうのは玉名市街の『市営大衆浴場・玉の湯』
朝も早よから沢山の方が入浴しています。
漂うカルキ臭に少々ヒキはしましたが、浴感良し。
何より大衆浴場ならではの気さくな会話が二重丸。

湯上りに、玉名在住のお客様に朝のご挨拶をしようかと電話を握りましたが、余りに早朝過ぎて控えることに。(^^ゞ
『立願寺公園』を散策。足湯は掃除中で見物のみ。

次なるお湯は南関IC近くのうから館の積もりですが、開館までは随分時間があるので近隣観光♪

菊水IC近くまで戻り『船山古墳』。
歩けば霜柱がミシミシ。
空には雲ひとつ無く、抜けるような青空が拡がります。


九州道脇をボチボチ走り南関の街に。南関の街では史跡豊前街道『御茶屋跡』を見物します。
跡とは言いますが現存する建物は嘉永5年のモノだそうでかれこれ250年余り経っているようですね。

街を散策の後『うから館』。
仕入れた情報が怪しくて、辿りついてみれば南関町総合文化福祉センターなるそれはそれはマァ大層立派なハコモノでした。
お湯は程々ですが、露天風呂の框で手洟をかむ親爺がいたりして・・・
ヤレヤレ

同じハコモノなら南に走って夏目漱石『草枕』の舞台となった『小天界隈』を見物し、浴場から有明海を望む『草枕温泉てんすい』入湯もヨカッタかな。 (^^ゞ

気を取り直し、散策時にみつけた
『黒棒の橋本製菓』。

懐かしいお味の黒棒を沢山買い込みルンルン。
お土産に黒糖を下さいました♪
万歳ぁ〜い♪


東に向かい『三加和温泉』。
駐車場に入ると何やら閑散としています。
タオルを手に温泉館に向かうと(機械の故障で温度が低く営業を休止します。)と大きな張り紙・・・
アンだよ、沸かし湯かい。ナド、悪態をつきながら。(^^ゞ 実のところ未練たらたらでクルマに乗り込み平山温泉に向かいます。

平山温泉では久々の訪問『温泉組合平山温泉センター』。
名前は大層大仰ですが、とても平らかな施設。
好きだなこの佇まい。
でも、道路拡張の予定があり遠くない時期にこの建物とはお別れなのだと云うお話しでした。

先客の皆さんと挨拶を交わし入湯。お湯は絶品、入浴客のマナーも最高♪

何だかラーメンが喰いたいねと話しつつ山鹿の街に向かいます。

山鹿では『さくら湯』。
元は別府竹瓦温泉のような立派な建物だったそうですが、都心の再開発でビルの中に取り込まれ、軒だけがビルから生え出し”威容”を誇ります。
ウン?異様かな?

さて、その再開発ビルはと言えばスーパーや商店・飲食店が立ち並びはするものの少々寂れたショッピングセンター。
乗り込むと色んな店の料理の臭いが渾然一体となって薫る食堂街独特の空気の中に、微かに漂う豚骨スープの痕跡を嗅ぎ分けます。
一本裏の判り難い場所にありましたが、臭いを頼りに発見! イヌとおバカの鼻は利くのだ。
揚げニンニクが入った熊本らしいラーメン。旨かったけど名前は忘れちゃった・・・(^^ゞ
食後は勿論さくら湯ご入湯。
う〜ん、ザァザァと掛け流される豊富なお湯は申し分ありませんが、浴槽に浸かったままタオルで身体中をゴシゴシなどと、今ひとつマナーの宜しくない年寄りの多い浴場でした。何だかなぁ〜?
いつもコンナ訳じゃ無いとは思いますけどネ。

湯上りは『八千代座』。
ここは明治43年の建築。
いずこの芝居小屋も同様ではありますが、一時は映画館などに改装され、映画の衰退後は廃屋同然となっていたそうです。

しかし復興を願う声の高まりと共に、平成2年市民の手づくりで坂東玉三郎舞踊公演が実現し、これは毎年恒例公演となり、平成8年には平成の大修復・復原が開始され、現在は全盛期の姿を取り戻しています。

クルマに戻り菊鹿の『恵温泉』。
ペットのお風呂も併設されるなど豊富な湯量を誇ります。中々のお湯でした。

湯上りは以前も訪れた『鞠智城
朝鮮式城址が発掘復元されています。
随分有名になったようで次々と観光客が訪れますが、如何にもお役所シゴトらしく、展示館や休憩所は閉じられて・・・

南下して植木温泉。
『植木温泉センター』でご入湯。
しっかり熱くて仄かな硫黄臭。良く温まるお風呂でした。
湯上りに傍の合志川を覗くと鴨が沢山泳いでいましたが、其れより何より不可思議なトリが沢山!
温泉センターに戻って名前を聞いてみましたが、ヨク判りませんでした。
誰かご存知ですか?
  (友人が見つけてくれました。バリケンと云う中米産の家禽だそうです。)

ここで泗水の炭酸系を味わうことに、幾多の銘泉が控えておりますので迷いに迷いましたが未だ入ったことが無い『亀の甲温泉』をチョイス。

近隣の『不二の湯』に比べると泡つきが今ひとつではありましたが、湯上りの火照り具合は、この湯が中々の銘泉であることを強く教えて呉れます。

この辺りで日も西に傾むいてきました。
幾ら九州とはいえ冬の日没後に山道を走るのも憚られます。そろそろ今夜の寝場所小国郷に向かうことに。

後ろ髪ひかれつつも菊池川流域温泉郷を離れ、R387から雪の残る菊池スカイラインを通り、ミルクロードを経て大観望からR212に移り南小国。

南小国にはいればソバ街道に塾長一押しのお店♪

        『森の洋食屋プチトマト』

永年のバイカーripapaとrumimamaが、阿蘇郡南小国は森のせせらぎの傍らで、憩いのひと時を提供します。
何でも自分でつくることが大好きで、ハムやベーコンは無論、パスタは麺から、ピザも生地から石釜までぜ〜んぶripapaの手造りなのだ♪

また、『プチトマト』には雨風しのぐすべを持たないバックパッカーやサイクルツーリストの為にライーダーハウスが併設されています。

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              ここでコンパスRV提携企画♪

本来は雨風しのぐすべを持たないツーリストの為の『ライーダーハウス』。
この度、野遊び塾コンパスの提唱に賛同されるマナー良き車中泊派ツーリストにもプチトマトの駐車場や付属ライーダーハウスの施設を使わせて戴けるコトになりました。

但し、駐車場のキャパシティから、全長6mまでのクルマに限らせて戴きます。
また、とても静かな環境ですから、発電機の使用は否とします。

利用に際しては下記および『ライダーハウス御利用の案内』を熟読ください。

1.料金

ご利用にあたって別段の利用料金はありません。
プチトマト』にて美味しい『宿泊セット¥2625』をお召し上がりください。
これでOK。
団体でご利用の場合は『泊オフ会料理セット(要予約)お一人¥3675〜』の用意もあります♪

2.入退出

チェックインは必ず19時迄に。なお、入場は17時位からOKです。
ランチタイムにはお客様が集中しますので、11時頃までの退出をお願いしますね。

3.充電 ヽ(^o^)丿

サブバッテリーの残量が心配な方は充電もOK♪
(延長ケーブルは自前でヨロシク。なお、容量は100V/5Aですからエアコンや電子レンジには使えません。マァ真夏でもエアコン要らずの涼しさですし、電子レンジはライダーハウスに常備です。)

4.お問合わせご予約は

コンパスRV:082−876−0010

あくまでプチトマトさんのご好意による場所提供です。定休日や臨時の店休日もありますので、必ず事前のお問合わせご予約を励行ください。

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さて食事を楽しむわれわれはオーナー夫妻と話し込み、アッと云う間に時が経ち気付くと9時も廻っております。
尽きぬ話を次回に預け、小国の『ほたるの里温泉』に向かいました。

一日のあそび疲れ?を溢れる湯ノ花で洗い流し小国の里で眠りにつくおバカ。

朝は『豊礼の湯』コバルトブルーの露天風呂で湧蓋山を眺めながら朝湯。
湯上りはこれまた湧蓋山を眺めながら朝食。

ふらふらと走り出し、黒川温泉『風の舎』にクルマを停めべっちん坂を下り温泉街に降ります。
地蔵湯に入る積もりだったのですが、そぞろ歩く観光客の数に酔い、饅頭を喰って黒川温泉を後にします。

瀬の本の交差点を抜け、久住に入りました。
農免道路を走り『久住の恵み』。
湧き出す炭酸水をタップリ汲んで積み込みます。
め組茶屋でおろし蕎麦を注文し、見るとも無く壁のメモを見れば何やらクルマのナンバーが色々・・・
聞けば汲んだ水の御代を払わない輩が居るそうです。
20リットルで100円、100リットル汲んだって300円なんですよ。

おろし蕎麦を喰ったらチョイと沢を下って『七里田温泉』。

七里田では下ん湯。
36度と冬場の入浴には些かヌルイのですが、この泡つきは堪りませんぞ♪
湯船の御仁の周りが白いのは身体から遊離した炭酸ガスの泡。
まさにアワアワアワ、泡だらけです。

その猛烈な炭酸ガスは扇風機をつけっ放し、『止めるな』と張り紙がしてあった程です。今は湯船の向こうに見える大型の換気扇が設備されました。
以前は地元以外に知る人も少ない内緒の銘湯でしたが、このところの温泉ブームで随分有名になってしまいました。ちょっぴり複雑・・・


湯上りは七里田温泉館『木乃葉の湯』の大広間でゴロゴロ♪
いつ来ても寛げるところです。

(温泉館入り口から玄関越しに久住連山大船山を望みます。)


昼寝から覚めてみると結構な時間、ボチボチ動き出し、久住高原を横切りやまなみハイウエイを越え黒川温泉を見下ろしながら湧蓋山の裾をぐるりと廻りR387を北上し玖珠の街にでます。

久々に玖珠で町湯巡りの積もり♪
先ずはR210に出て直ぐ消防署近くの『北園温泉』
暗緑色のトロリとした湯は絶品♪
これで200円は珠玉だな♪♪

七福温泉にしようか三日月の滝かと相談するうち行ったことがない鶴川温泉に向かうことに。

県道を山国方面に走ることしばし、辿り着いた鶴川温泉の前の崖には凄いつららが下がっていました。

兎にも角にも入湯!
中々のお湯ではありましたが、何さまヒトが多くて芋の子洗うが如く。
また後日のリベンジ候補だな。

出てくるともう日が落ちて真っ暗。

大好きな地熱地帯、熊本・大分は良いお湯・個性的なお湯が、ゴク狭い地域に密集していてドレに入ろうか考えていると目眩がするほどです。
その贅沢さは貧湯地域に住んでいると羨ましくて仕方がありません。いや、羨ましいを通り越して妬ましい程です。
また、遠くにいるからこそ余計その想いが強くなるのかも知れませんね。

いやはやそれにつけても年の瀬にまでヨク遊んでしまいました。この調子で新年もバリバリ遊ぶぞぉ〜!
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