お客さまから「旅日記はどうした?」と問われ、この頃いささかヘコ垂れてきた頭を振ってみれば店休日にも何だかだとシゴトが入り、暫らく何処にも行ってません。こりゃイカン!

丁度鳥栖に用向きが出来、これ幸いと発掘中期こども達と訪れた吉野ヶ里遺跡へ整備が進んだと聞く大規模な『吉野ヶ里歴史公園』目指してお出かけです。

日曜日の夜、閉店後一度家に戻り食事と入浴。
程々の時間になり店からトレーラーを牽き出し、広島ICへ。
トレーラーではチョット心配な上り坂ランプウエイからの合流も滅法パワフルな愛車は牽いたトレーラーの目方など物ともせずグングン加速。アッと云う間に本線車両を上回る速度。
闇夜を切り裂くが如く前方を真っ白に照らすヘッドライトは少々目がウスくなったオヂサンに、とっても優しいHIDランプ♪
暗い夜道が全然苦になりません。それどころか楽しくて・・・ハイ♪♪

途中宮島SAで紅葉饅頭を仕入れ順調に走ります。

平坦な海岸沿いを走る山陽道ではすこぶる眠かったのですが、山中を縫う中国道に入るとカーブと坂の連続で目はパッチリ!
九州に入る直前、関門橋を見上げる壇ノ浦PAで休憩。

漆黒の関門海峡を見下ろせば航海灯が行列のように並びます。
良く見れば猛スピードで東進するフネに比べ、西進するフネは速い潮に押し戻され、丸で停まっているようですよ。
何故か今夜は交通量が非常に少なく全長11mは九州道を順調に走り鳥栖ジャンクションから長崎道に移り、直ぐにある山浦PAに滑り込みそのまま就寝。

目を覚ますと空に雲ひとつなく、とても気持のいい朝でした。
洗面を済ませ、コーヒーとパンで朝食をとり、走り出せば直ぐに吉野ヶ里最寄りの東脊振IC。
程なく歴史公園に到着します。でも駐車場開門は9時。
親切なことに『トイレは使えます。』との案内看板あり♪
ゲート前に全長11mを停め、広大な駐車場を散策します。

9時チョット前に係の方がおいでになりました。
この長さですから料金はバス並かと思いきや普通車ランク適用で300円也のご請求。でも誘導はバス用へ。合掌・・・

広大な遺跡です。
以前に訪れた際には発掘中の様子の見学と、出土品の一部が展示されるプレハブ小屋のみでしたが、いまや立派な祭殿から家屋や穀物蔵にクニを護る為の物見櫓から武器庫までが復元され弥生後期環壕集落の様子を彷彿とさせます。

気持の良い挨拶を呉れる中学生たちの集団に混じり、ひとしきり見学。
柱の穴凹からこの建物を復元するなんて、ドウいう想像力なのダロなど呟きながら結構な距離を歩きました。

そろそろ濃いお湯を求めて南に向かいましょう。
鳥栖IC真ン前、九州の雄プラムフィールドさんに伺い新社屋を見学。
ここで牽いてきたトレーラーを切り離し、軽くなってチョット跳ねるリアサスをなだめながら3号線を走ります。
早く銘水を汲んでお尻を鎮めなくっちゃ。(^^ゞ

鳥栖ICの真ン前に居たのに何故国道を走るのかって?
それはですね、食べたいモノがあるのです。
地元の方に謂わせれば「あんなキタナイ店で喰わなくても、他に旨い店が幾らでも在るのに・・・」ってコトなんですが、コレはコレで旅人には国道3号久留米辺りの確かな風物ナンです。

能書きが長くなりました、件の『丸星』で350円のラーメン啜って80円のオデン喰ってたった430円で満腹。とっても大衆的なお値段♪ 脂だらけの口を拭い手を洗い久留米ICに向かいます。

再び九州道に乗ったワレワレはバンバン走り球磨川流域のしっとりとした城下町人吉。
旨い焼酎と鰻と温泉の街♪
今回は城址近くの新町、『堤温泉』をチョイス!

奥に見えるのは焼酎蔵。辺りには球磨焼酎の薫りがプンプン♪
見学も出来ますぞ。

湯上りは近くの『幽霊寺』までブラブラ。
ホントの名前は永国寺。庭の池に出た幽霊を鎮めるために住職が描いたと云う幽霊の画が掲げられた本堂を観覧しましたよ。

さて、走り出したわれわれは走りつけた国道221ではなく、肥薩線に沿い山に分け入ります。
行ってみたかったのは矢岳駅。
隣接の大畑駅から鉄道史上も珍しいスイッチバックとループの組み合わせで急勾配をよじ登ってきた列車がホッと一息つく駅。
ココには現役当時ここで活躍したSLが保存されている筈なのです。

山間の小さな集落に矢岳駅はありました。
誰も居ない展示館でD51に乗ったり降りたり暫く遊んで満足し、D51を牽いた積りで写真(後押しされているようにいるように見えますね。)を撮って再び山道を矢岳高原方面に向います。

覗いてみたかった矢岳高原の大層立派な施設は閉鎖されていました。単にオフシーズンなのか既に潰れたのか・・・
何れにしてもお役所の無駄遣いは想像以上です。

路は下り坂となり、谷の向こうにえびの高原から霧島を望み、左手には国道221のループ橋を眺めながら下ると矢岳高原吉田温泉。

今回えびの市での一湯目『亀の湯』にご入湯。
地元の年寄りの四方山話に耳を傾けながら金気臭薫るお湯に身を沈め山道の疲れを癒します。
みなさん髭を生やした他所モノに興味津津。いろいろ問い掛けて下さいます。
ところが・・・、ここでも訛りが強くて内容はサッパリ・・・♪
わたしゃにっこり笑って頷くのみなのデス。(^^ゞ

続いてもう少し降りた城山温泉。
ここは凄い!
浴室の床の千枚田状態には唖然とする他はありません。
歩けば痛いのなんのって半端じゃありませんよ。
宅地の中で少々分かりにくいですが、ココは必見ですね。

続いてこれも立派なお宅の庭先にある温泉『えびの温泉』。
えびのを代表するかの名付けにはチョット・・・
でもマァ金気が薫り肌がきゅきゅとする良いお湯でした。

温泉ばかり覗いていたらそろそろ夕食の時間。
えびのの街で色々物色したところコレまた温泉付きの『十兵衛』と云うお店が目につきました。
駐車場に入った処には足湯もあり楽しそう。
テーブルにつきメニューを見れば、うどんそばに海鮮から地鶏までいろいろ。
アレコレ眺めていたカミサン、いきなり『これ〜!』と指さします。
指さす項には『刺身・豚カツ』と云う文字。何じゃそりゃ!刺身と豚カツ?
どちらも食べたいって気持ちはわからん事もないけどコレが定番のメニューとなるとなぁ〜??
わたしは手打ちのうどんがついた刺身定食。
うどんは一本一本が艶々した細めの麺。たっぷりの刺身も美味しく戴きました。

そうそう、カミサンの膳に載る豚カツ。コレは絶品でした。柔らかくてジューシーで下手な豚カツ屋より絶対旨い!
お薦めですぞ!!

美味しい食事に満足したおバカは白鳥温泉上湯に向かいます。
ココは地獄(温泉噴気孔)の上に直に建てられ噴気をそのまま受ける蒸し風呂が名物♪
西郷隆盛も長逗留したと云う由緒ある温泉。大人気で湯治棟はいつも満室。
カミサン駄目元で『泊まれる?』と問いますが今日もやっぱり満室。
蒸し風呂と湯治棟の展望露天でゆっくりして何時もの寝場所に移動。

『えびの高原ビジターセンター駐車場』は登山者用の駐車場でトイレは奇麗。
前泊する登山者のためにゲートは終日解放されていますが、飽くまで駐車場です。呉々もテーブルなど出しての煮炊き宴会などホームレスの方々のような振る舞いはご容赦くださいね。

目を覚ますと、ピン!と張りつめた冷たい空気。
白み始めた雲ひとつない空を見上げていると、鹿の群れが朝靄の中から現われます。

暫くすると朝靄は消え、昇る朝日を浴びながら朝食を楽しみ、考えます。さて、今日はどこに行こうかな。


相談の結果、先ずは銘水を汲むこととし生駒高原側に降りることに。

立ち寄った硫黄山の地獄はすっかり噴気が止んで唯のガレ場になりつつあります。



更に下り、大好きだった『えびの高原市営露天』。
ココも湯温の低下で閉鎖され寂しい限り。
温泉水の販売も止めたそうです。
マァ、これも自然の営みのなかの一つのサイクルでしょうから仕方ありませんね。

生駒高原のコスモス園。
コスモスはすっかり刈り取られ、もう菜の花の種蒔きが始まった様子。

向いの観光リンゴ園には立派なフジがたわわに実り、リンゴ狩りのお客を待っていましたヨ。
リンゴ狩りは遠慮して、生ジュースを戴きます。旨かった♪

やって来ました『出の山名水』
えびの高原の麓に湧き、えびの市のみなさんの水道にも使われる水量豊かな銘水です。
何と一日辺り6万トンの湧出だそうですよ。
エェ〜6万トンと云えばペットボトル3千万本か・・・
積んできてるボトルが5箱で30本だから百万分の一?
など、おバカなコトを考えながら良い子で順番を待ち、用意のペットボトルにタップリ詰め込みました。
しっかり荷が掛かってシットリまったりした愛車♪やっぱり積まなきゃ納まりませんぞ銘水♪♪

水汲んだら温泉。
道端の看板に誘われサンヨーフラワー温泉に向かうコトに。
着いてみると何やら一座来演と看板が掛かりとっても大衆的。
続いて皇子原温泉に向かいます。ここも金気臭のサラサラギシギシ。湯上りはツルツル。

おまけで紀乃島温泉も覗きますが、これまで入ってしまうと湯当たりしそうで写真だけ撮ってUターン。

次はコレ。
何だか分かります? (^^ゞ

浜の瀬川には二つの奇石
人にゃ言うなよ 語るなよ

と野口雨情が詠んだ岩


ここで昼食の算段。
相談の結果、小林ICから宮崎道に乗り一気にワープして青島に向かうこととしました。
お目当ては漁協直営食堂『港あおしま』。
青島で揚がった魚介がウリの店。
何が目玉かってそりゃ〜ぁもう♪♪

漁協自慢の『伊勢海老天ぷら定食』
向うは海鮮丼定食。

いやぁ〜旨い。
肉厚の伊勢海老の天ぷらは勿論、味噌汁が旨い。旨いの何のって・・・

部屋のつくりは簡素なモノ。
漁協の会議室に大漁旗をあしらい、食堂には少々高すぎた両側の窓に合わせて座を上げた程度なのです。
その簡素さが殊更に素材への自信を伝えます。。
二人とも大いに満足して、食後は漁協前の波止に停めたクルマの中で青島を眺めながらボォ〜っとしたのだ。

暫くまどろんだ腑抜けたちはノソノソと動き出し南に。
海岸線には見事な鬼の洗濯板が続きます。
道の駅フェニックスに立ち寄り洗濯板までの長い階段を降りることとしました。


さすが宮崎。
バナナが生っています。
食べられるくらいまで熟れるのかどうかは判りませんが・・・ネ

登り階段でかいた大汗を心地よい風に吹かせマンゴソフトを美味しくいただきます。

店内を覗き有名知事さんグッズのアレコレを物色しました。流石ですね観光客が山積みの知事さんグッズをバンバン買い込みます。

何処といって思いつかないので城下町飫肥に行ってみましょう。
道の駅フェニックスを後にして南下。相変わらず鬼の洗濯板が続く海岸線。
確かに日南の海岸を走っているのですが、ふと追分ソーランラインの上ノ国辺りを走っているような不思議な感覚を覚えましたよ。

飫肥はしっとりとした街でした。
城址には小学校が立ち、お堀端をセーラー服の中学生が下校してゆく。中々の風情です。
飫肥揚げの店を冷やかし、試食品を啄ばみお茶を買ってクルマに戻ります。

さぁ、これからドッチに向いて行こうかな・・・

クルマのなかでゴロゴロしながら色々話すうちに、何と霧島の濃いお湯に入ろうと云う話になってしまいました。
道の駅フェニックスにいるときは、マンゴソフトを舐め舐め明日は宮崎県庁に行ってアワヨクば今話題の有名知事さんと握手。ダメなら等身大写真の前で記念写真を撮ろうよと話していたのですが、硫黄の香りが恋しくて恋しくて消し飛んでしまいましたヨ!

山中をひた走り、都城を抜け、国道223に出て霧島神宮の前を通り、丸尾のファミマ前を右折。霧島ホテルに辿り着きます。
外来入浴は18時までと、ぎりぎりセーフ♪ ココの『硫黄谷庭園大浴場』は圧巻ですぞ♪♪

真っ白な大浴場とその周辺の数種類の源泉を味わい、すっかり硫黄臭くなった身体にニンマリしながら豪華なロビーでゆっくり。
散財ついでにホテルの中のお食事処で豪華晩餐と云う手もあったのですが、フ〜ッと浮かんだのは先ほど丸尾の交差点を右折する際、視野の左隅にチラッっと映った『焼肉厨房わきもと』の看板。
いつも通る度に気になっていたのです。(^^ゞ
ここはひとつ地元霧島高原で育った黒豚を味わいましょう♪

店の構えは高原リゾートの瀟洒なレストラン。店内も中々洒落ています。
メニューをみればペアセット5000円ってのがありました。「取り敢えずコレを貰って後は追々追加だな。」と話が纏まり先ずはサラダを楽しみます。
お肉が来てビックリ! 透き通るように鮮やかな黒豚の塩カルビ♪
サッと炙って黒酢仕立てのタレで戴きます。旨ぁ〜い!半端じゃありません。

流石、薩摩の黒豚に薩摩の黒酢ダレ。素晴らしい組み合わせですね。
黒豚のタンも美味しくて甘くて♪
セットは量も十分。結局お肉の追加は必要ありませんでした。
これでビールが飲めればもう望むものはないのですが・・・

ゆっくり食べてしっかり味わうと、次はまたまた温泉です。
丸尾の三叉路傍の井戸掘り屋さんの自家源泉湯治宿『前田温泉』に公衆浴場が出来ていました。コンビニの東隣です。
やはり初モノは戴かなくっちゃネ。(^^ゞ
良いお湯を浴び今夜の野良寝場所『道の駅霧島神宮』に移動しました。
既にキャンピング車や普通のワンボックス車が就寝中の様子です。
FFヒーターを弱めに灯して、おやすみ・・・

朝ァ〜 今日の日の出は7時。
7月の襟裳岬では4時だったなァ〜

東隣のデリカの方はもう朝食中。
反対のハイエースでも朝餉の準備が始まっています。

わが方も出の山名水で汲んだ銘水を沸かしコーヒーを淹れました。
旨い! 随分甘い水でして、いつもの豆の知らない一面を見せて呉れます。
気持の良い朝日を浴びながら朝食を戴く幸せ♪

さぁ〜、今日は何処へ行こうか♪♪

朝湯に選んだのは道の駅から霧島神宮に向って旧道を入って直ぐ、『某旅館』。
ココの湯は強烈でした。硫黄の香りもさることながら、手にすくえばずっしり重みを感じます。
これは長湯は禁物だぞとカミサンに声を掛けますが、当のわたしがモノの見事に湯当たり。(^^ゞ

其れにしても穢かったな。もう何年も掃除していなかったのだろうか。日本列島北から南、沢山のお風呂に入れて戴きましたが、二度と来たくないと思ったお風呂はここが初めてです。
湯は素晴らしいんだけどな・・・

口直しに、夕べ入った前田温泉でも行こうかと思いましたが、別のお風呂も入りたいし・・・

決めたのは『横瀬共同浴場』。
ここは河原に自然湧出していた源泉がえびの地震の際に枯渇しましたが、地元や近隣のみなさんの尽力でボーリングにて新たな泉源を獲得され見事復活なっています。
地元のみなさんの丹念なお手入れでとっても清潔♪
先客お二人と挨拶を交わし湯船に。
お二人の話を聞くともなく聞いているのですが訛りが強くて何が何だかサッパリ。
それも暫く聞いているウチに何となく聞き分けられるようになって来るから不思議です。
でも辛うじて聞きとれる言葉は『ヘンシン』とか『カメンライダー』、更には『ガッタイ』に『ニンギョヒメ』って・・?
何だそりゃ?? いいオッサンが何語ってるんだ???
そこへもう一人のジモティ参入。
この方の発した一言で疑問が氷解しました。『パチンコやってうか』。ハッ!パチンコのキャラクタだったんだ、安心した。

湯上りは横に造られた東屋から小谷川の清流と県道に掛かる橋を望み、ほてる身体をさまします。

小谷川に沿って更に下りましょう。
中津川温泉を覗き、犬養温泉を冷やかし和気湯。
残念、掃除が終わったばかり。
掃除を終えたオーナーさんと話しこみ、2匹の犬とたわむれ時間をつぶしますが、お湯は30センチにもなっていません・・・
日差しは暖かいモノの風は冷たく、入浴は諦め妙見温泉に向かいます。

妙見温泉に出て『熊襲の穴』を見物。
点在する高級旅館のお風呂に入る積りでした。
来てみると何だかいまひとつ気が乗りません。そろそろお昼時ということもあり『日の出温泉きのこの里』に向かうコトにします。


ここは温泉付きの蕎麦屋さん。
でも観光地の街道沿いに在りがちなドッチ付かずの半端なモノではありません。
蕎麦打ちは真剣、温泉も本物♪♪
お薦めです。
手前はやまかけ蕎麦。
向うはかき揚げ蕎麦。旨かった♪

イイ蕎麦を喰ってイイお湯を浴びてクルマに戻り次の獲物を物色します。
アァ〜幸せ♪

牧園方面に動き出し、安楽温泉。ドレか入ろうヨと言いながらもズルズル通過して『塩浸温泉福祉の里』。
ロビーでふと朝の連ドラを見損ねたことを思い出しますが、テレビは・・・
オト〜さんに『アレは?』指させば『壊れモスた』。『う〜ん』と唸れば『アァ〜朝の?』。『うん』と答えるとニッコリ笑ってカウンターの中でそっぽを向いていたテレビをコチラにグイっと向けて呉れました。ヽ(^o^)丿
メデタく『ちりとてちん』を見ることが出来たわれわれはお風呂へ♪

塩浸温泉は温泉成分が食塩系な訳では無く、湯船の縁に白く結晶した様が塩のように見えたことから名付けられたそうですよ。

ここもイイお湯でした。
もう一つ白濁系に浸かりたいなと話しつつ更に登ります。
わきもとの向い、数年前に丸尾の三叉路下にできた小さなモールで地獄蒸しの温泉饅頭を食しましょう♪


と、言いながら蒸篭の前まで来たのに、横のカフェのメニューボードをみたカミサンはケーキセットがイイとイイ出します。
うぅ〜ん・・・。まっイイっか。

ケーキセットは何処でだって喰えるケド。ココはカミサンの言うコトに従って置きますね。(^^ゞ
薫り高く美味しいコーヒーでした。ケーキも甘すぎず。二重丸♪

駐車場で暫くまどろみ、次のご相談。
何だか人間満腹になると欲が出ないもんですね、もうガツガツ探す気持ちになれないのです。
アレコレ物色するのですが、意見は纏まらず、『霧島高原国民休養地』にある気持の良い露天風呂に入ることとしました。
深い緑と鮮やかな紅葉のコントラストにに空はあくまで高く♪

ココのキャンプ場はお薦めです。
夏でも涼しく鹿児島観光の基地に最適ですぞ。
素敵なコテージもありますが、予約集中、夏場は空いてた例がありません。

オートサイトは霧島競馬場跡。カミサンが歩いている処が旧馬場。コノ楕円形のトラックに囲まれた広大な芝地の好き勝手なところに設営すると云う、すこぶる大らかなスタイルです♪
なお、カミサンの後方右手芝の縁に立つ木から向うへ30メートル程が数少ない電源サイト。平日ならガラ空きですから510円のお布施で充電可能。(サイト料別)

心地よい日差しを浴びてノタリノタリとしていればフゥ〜と眠くなり、ズブズブとお昼寝モード♪
しばしマドロんだおバカは朦朧とした頭で次の獲物を♪♪
そろそろ時間もアレですから、九州道方面に向かいながら立ち寄り処を探しましょう。

牧園麓交差点から栗野方面に入ります。
ココには以前から気になっていた『関平温泉』。
施設はとても清潔です。
名湯揃いの霧島ではどうってコトないお湯ではありますが、関平と新床の二つの泉源を楽しめてお得なのだ!

ロビーのベンチでコーヒー牛乳を飲んでホッコリして移動開始。

手入れが行きとどいた茶畑を眺めながら走っていると道路沿いに軽トラがズラリと並んでいました。
建物には『ほたる温泉』と書いてあります。
バックして繁々眺めれば入口の引き戸に100円と!
ふぅ〜ッ! コレは戴かなくっちゃ!!

中には近隣の農家の方から現場帰りの建築関係者、はたまたネクタイ姿の営業マンまでこぞってご入浴♪
掛け値なし、正真正銘の普段着の温泉でした。

ブラリ旅のフィニッシュを飾るに相応しい収穫にホッコリし、山道を走る事しばし、栗野の街にでて九州道へクルマを乗り入れます。

えびのSAで燃料を満タンにして、人吉から降りてくる国道221のループ橋を未練たらしく眺め、名残を惜しみながら帰途に。

今回も良く食べよく遊びました。
しかし3泊3日では到底時間が足りません。また来なくっちゃイケませんね。

霧島の濃厚なお湯に走ってしまい、宮崎の知事さんとの記念写真やココロの底で切望していた『西都原の鰻』も見送りとなってしまいましたが、そのうちリベンジ出来るでしょう。(^^ゞ


                 アイガトサゲモシタ〜


TEL/082-876-0010 FAX/082-573-8108 ・お問い合わせ