梅雨本番ではありますが、野暮用ありてお江戸に参ることに。
折角のお江戸です。398mまで伸び上がっていると云う東京スカイツリーを間近から見上げてみたいし、下町に行くのなら久々に浅草界隈の味も楽しみたいし、ご無沙汰している小岩の伯母さんにも会いたいし・・・♪
金曜の夕方広島を出るときには土砂降りだった雨。
いつしか雨雲を追い越したようで京都辺りでは小降りとなり眠くて大津SAに入る頃にはほぼ止んでいました。
先般給油所も廃止されたと云う大津SAはよく空いてます。
特にガラガラ煩いトラックさんが少なくて快適。今日はココでお寝やすみ。
目覚めると琵琶湖がくっきり♪ 雨雲はどこに行ったんだろう?
朝飯は草津PAのコンビニまでひとっ走り。
ココはとても大きなPAで、狭くて小さい大津SAを代替するPAなのです。
ゆっくり朝食をとり走りだしたワレワレは久々の旧名神を走り関ヶ原を越え小牧JCから中央道に移り天竜川に沿い伊那谷北上し諏訪。
御柱祭で有名な諏訪は温泉でも有名な諏訪ですから諏訪SAでも温泉に入れます♪
平日は10時開店ですが、土日祝だと8時半。もう直ぐだな。ヽ(^o^)丿
勿論ご入浴♪♪
諏訪湖を見下ろしご機嫌の朝湯でリフレッシュできましたよ。
中央道北端でいいお湯を戴いたおバカはココから南東に歩を進めます。
見え隠れする富士山に歓声を上げながら順調に走り、甲府盆地を抜け急峻な談合坂を駆け降りると多摩。
国立ICで中央高速を降り新小金井街道を北上し開業以来のお付き合いキャンピングワークスを覗きます。
社長のコニタン今日も元気で働いてました。蚊取り線香焚いた工場でとっても忙しそう♪
暫くお邪魔していましたがお客さんが次々おいでになるのでお暇することとして更に北上、埼玉に入りバンテック本社に向かいます。
コニタン家から小金井街道に出たところで前方にピカピカの新しい道・・・
う~ん匂うなぁ~
前回来たときには無かったぞ、コンな道。ココは小金井街道を北上し志木街道を東に走ったのです。
地図ソフトを最新版に入れ替えたばかりのナビも左に曲がれと指示します。
でも生来の勘がコッチだと云い張るので従ってみましょう。
大当たり♪ 西武池袋線をアンダーパスしてバンテック本社のチョイ手前で志木街道に合流していました。
ノロノロ志木街道のバイパスですね。
本社の方は覗きませんでしたが、パーツセンターは忙しそうでしたヨ♪♪
武蔵野台地を北に南に東へと縦横無尽、再び東京側に戻り娘夫婦の新居に押しかけ寛ぎます。
カミサンは近隣のスーパーやショッピングセンターを一通り検分したとのコトで、先ずは安心した様子。
ビールをご馳走になりオヤスミ・・・♪
武蔵野での目覚めは鳥のさえずりで始まる気持ちのいい朝でした。関東一円今日も雨は降りそうにありません♪
今日はココにクルマを置かせて貰い上野・浅草界隈を歩く積り。
婿さんが上野まで送って呉れると云うので喜んで甘えました♪
上野駅前で降ろして貰い武蔵野台地東の果ての崖をヨイショと登り上野恩賜公園。
上野に来れば何てったって西郷さんでしょ!
朝っぱらから人が多い多い。
続いて不忍池。
弁天島で弁天堂に参ります。
線香焚いて手前勝手な願い事をたんとして蓮池を眺めます。
あらら?開店準備中の露天のオヤジが何だかガァガァわめいていますヨ。
朝からご機嫌斜めの様子・・・
アメ横でも冷やかそうかと池の端を歩いていると『下町風俗資料館』なる看板。勿論頭を突っ込みます♪
ワレワレの年代にとって陳列自体は左程珍しいモノでもありませんでしたが、懐かしい風情が再現されていましたね。
ご婦人がお二人、英語で解説を受けていました。
聞くともなく聞いた遣り取り。訛りから思うにドイツ語圏の方?話す英語は案内の館員の方が随分流暢だったな。(^^ゞ
再び駅前に出てアメ横。
数十年振りのアメ横ですが相変わらずの混然雑然とした風情。
何だか東南アジアの匂いがするぞ♪
もつ焼きとホッピーで盛り上がる人たち。幾ら日曜日だって言ったって未だ10時ですぜ10時・・・
そろそろ浅草へ移動することにしましょうか。地下鉄乗ってピュっと浅草。
お馴染み雷門です。何とも人が多いですねぇ~
ココでも聞こえてくるのは大陸方面からと思しき団体さんの甲高い声。
丸で喧嘩のようです。
よく息継ぎなしでアレだけワァワァ捲し立てられるモノです・・・
仲見世をそぞろ歩き、イヤ!『人混みに流され』だな。
それでもカミサンはお店を冷やかし楽しんでいて何時の間にか煎餅まで掴んでいますよ。
人混みに酔ったので、横丁に逸れ蕎麦屋を物色。
わるくない雰囲気の店があったのでお昼にしました。
わたしゃ天もり。あれ?カミサンにはミニ天丼がついてます。
良く食うなぁ~(^^ゞ
でもヒトにお薦めするほどの蕎麦じゃなかったな。わたしゃ蕎麦にはうるさいんです。最近 (^^ゞ
さあさあ腹も落ち着いたところで参道に戻って本堂に参拝しましょうね。
カミサンがお御籤ひけば『枯れ木に花が咲く』だと。 なんじゃ? ウチのオババを枯れ木ってか・・・??
本堂の脇からご存知花屋敷方面に出ます。
見事なくらい狭い敷地いっぱいに設えられたアトラクションを横目に浅草六区方面に。
ひさご通りとの辻に『江戸下町伝統工芸館』って小さな案内板をみかけました。行ってみましょう♪
下町言葉の案内は何とも小気味よく、展示も見応えのあるものでしたよ。
職人の手打ちという爪鑢がエラク安価でしたので勿論お買い上げ♪
伝統工芸館の向かいの店先にはコンな猫が寝てたりなんかしちゃって・・・♪
あちらこちらと冷かしながら再び花屋敷のそばを通り浅草六区に出ました。
ココは庶民の娯楽の街だったと思うのですが、場外馬券場ができ、外れ馬券が路上に散乱していたりして少々荒んだ雰囲気の街になっていました。
勿論、演芸ホールは健在でしたけどね。
3人がかりでせっせと手焼きする昔ながらの煎餅屋さんの前を通り、目指す場所はとある路地の奥なのです。
目指す『蛇骨湯』はコンな路地裏。
リニューアルして随分モダンになってました。
歩き疲れたミ~ハ~はコーヒー色のモール泉にゆっくり浸かりもう極楽です♪
湯上りには銭湯定番牛乳のんでソロソロ帰りましょう。
一旦国際通りに出て雷門通りに廻り浅草駅方面に歩いていてふと気付くとカミサンが居ません。
戻ってみるとコンなのに引っかかっています。
可愛い金魚や猫でした。
アレコレ見ていましたが、結局何か買ったようですよ。(^^ゞ
昔はこの行きつ戻りつ時間をかける品定めの時間が辛抱出来ず、よ~くモメたものですが此の頃はボォ~っと待つことが多くなりました。
ワタシャ成長したのか落ち着いたのか・・・?
マッ、感受性の衰えってモンでしょうね。(^^ゞ
その感受性の衰えたおバカ共は地下鉄が動き始めてから気付きました!
アァ~~~、スカイツリー見上げてなかった!!!!
スカイツリーを仰け反って見上げるのは又の機会に譲り、野良寝車で西に向かい出発!
青梅街道を奥多摩方面にトコトン行くつもりでしたが、気が変わり中央高速に飛び乗り、談合坂の登板車線を喘ぎ喘ぎ上るキャンピング車を横目にガンガン駆け上がると甲斐の国。
一目散に掛け込んだのはブドウ畑に湧いた名湯『山口温泉』。
番頭さんはワタシの旧いお友達。
ココの湯は名泉ひしめく甲府盆地の中でも温泉通の皆さんから高い評価を戴く名泉中の名泉でして、オーナーが友達だからって云うだけではなく、お湯そのものの魅力に取りつかれお江戸の行き来には必ず立ち寄るんですよ。
良いお湯を戴いて今日のお泊まりは笛吹川フルーツ公園。
明日の朝が楽しみです。
何故かって?
露天風呂の正面に富士山が見えるんです。天気が良ければ・・・
吉田のうどんやら何やらで山梨らしい晩餐に満足してオヤスミ・・・
残念、朝の甲府盆地はガスに覆われていました。マッ、雨模様で無いだけ良しとするか。
メゲズに『ほったらかし温泉』
久々のほったらかし温泉は大層なご発展の様子で、進入路は舗装され背後の山を削った広大な駐車場もできていて嬉しいですね。
ココの特筆は開場が日の出一時間前ってコト。
日の出の直前、ひと足先に頂きを輝かせる富士山を大きな露天風呂から拝むってのは良いモノですよ♪
晴れていれば。(^^ゞ
ルンルンで走りだし、甲府市内の通勤渋滞を乗り越え八ヶ岳方面。
おやおや日が差してきましたよ。
先ずは今やミ~ハ~も寄り付かなくなったと云う清里。
駅前でSLの写真を撮ってバイバイ!
路端にパン&ジャム工房って看板ががありますね。
チョッと寄ってみましょう。
美味しそうなパンの香り♪
店のデッキでボッ~っとしていると猫が寄ってきます。
何をするのかと思いきや、やおら寄せ植えに頭を突っ込みウットリ・・・?
何方かご存知ですか?猫がウットリするハーブ??
この辺りでスッカリ青空になってしまいました♪
八ヶ岳山麓は名水だらけ。
とりわけ有名な三分一湧水に廻り名前の由来、コンコンと湧き出る湧水を均等に三分割できる升の造りを検分します。
注ぎ込んで直ぐの三角の石が要なようですよ。
木漏れ日に清らかな湧水がキラキラとひかります。
散策後には三分一茶屋。名水で打った手打ち蕎麦を戴きましょう。
これはホントに旨かった♪ お薦めです!
ピーカンの青空の下でブラブラと走りだしたワレワレは、鹿の湯の看板に誘われフラフラとご入湯♪
もっと控え目なモノを想像していましたが、鹿の湯は『八峯苑』と云う大層立派なホテルでした。
循環ではありましたが気分のいい大きな露天風呂でしたヨ♪
原村に入った辺りで八ヶ岳をパチリ。
何だか美瑛や富良野辺りにも似た雰囲気だな・・・
ノンビリとあちらこちらを眺めながら諏訪方面にでます。
諏訪では先日御柱祭が執り行われたばかり。
折角ですから諏訪大社四宮のうちお参りしたことが無い下社秋宮で、立てられたばかりの御柱を拝見して行きましょう。
立派でしたねぇ~♪ ピッカピカの御柱。
ボランティアガイドを務める氏子さんも大層自慢気でした。
相も変らず駆け足でまわってしまった下町探訪と中央高速沿線の旅。気紛れ放題のお気楽な野良寝旅。
残念なのは遠景を散見したものの、足下から見上げるって大命題を忘れてしまった東京スカイツリー。
気紛れにも程があります・・・(^^ゞ
でもマァ、徘徊の敵ザァザァ振りの雨を覚悟のこの時期なのに、何だかラッキー続きな梅雨の晴れ間の小旅行でした。
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