2013年7月 北の大地見聞録
『オホーツクの四角い夕日』 〜 『新月のシリエトク』 〜
 
『とんでマスマスサクラマス』 〜 『摩周蕎麦』 〜 『空が燃えている』 〜
『ホップ・ステップ・ホップ』 〜
 『スチームロコモティブ』 


朝♪
朝風呂を楽しみ、ブッフェスタイルのお気楽な朝食の後にもマタマタ温泉を戴いてユルユルとチェックアウト。
表に出るとエゾシカの親子もユルユルと駐車場を横切って行きます。


今日は清里の山中にサクラマスの滝登りを見に行くこととしました。

余談ですがこの清里と言う地名、何も八ヶ岳山麓の清里村から拝借なんて安直なものではないようです。
勿論見た通りの清らかな里って意も込められていますが、小清水村と斜里町から分村した際に両方から一文字ずつ頂戴したと云う由緒も意味もある地名なんだそうですよ。

舗装道路の終わりからしばしのダート道。ジャガイモ畑や牧草地を抜ければ広っぱに看板あり。クルマを置いて滝を望めば、飛んでマス飛んでマスマスサクラマス。 (オンマウスで拡大)

この滝の下に何匹が構えて居るんでしょうか。眺めていると二匹三匹と並んで飛び上ります。

時間が経つのも忘れ、随分な間サクラマスのジャンプを眺めていました。
でも滝は中々越えられないモノなのですね。ワタシが滝を越えるのを見たのは婚姻色に紅々と腹を染めた一匹だけです。

実は滝と駐車場はこんな至近。

でもヒグマもサクラマス狙いで現れるそうですから準備は怠りなく。


小清水まで戻ってきました。
小清水温泉ふれあいセンターに入ったことがないのでチョイとお邪魔しましょう。
風呂はありきたりのセンター系なれど施設内の食堂が大衆食堂的雰囲気を醸し中々好感度高し。

雰囲気に呑まれて早々に晩飯を喰っちまったぜ。(^^ゞ
さぁて今夜はどこでやすみましょう。
ここで『芝桜公園キャンプ場』を思い出し、東藻琴に向かいます。

ココは良いですよ。
芝桜の時期さえ外せば、とても静かで尚且つ設備が整ったキャンプ場。
芝桜がウリなのに芝桜の時期を外せばなんて大空町のみなさんゴメンなさい。m(_ _)m



旧い温泉館は無くなり、オートサイトの一部を潰して設けられた芝桜の湯はバリバリの新源泉。
綺麗な足湯はできたしトイレも綺麗で料金も安い。


目論見通り気持ちの良い朝を迎えることができました。
来運の水で珈琲を淹れ、興部のチーズと小清水のハムにセイコマのサラダで至極の朝食。

藻琴山からの眺望を楽しみに南下します。

峠には若いキタキツネが待っていました。
足許まですり寄る訳でもなく花咲きほころぶ草むらの中にお座りして、風下のワタシには気付かないのかカミサンの方ばかり見ています。
未だヒトに慣れきっている訳ではないようですね。
コレはいい機会ですからヒトは怖い物とシッカリ思い知らせておきましょう。

キツネと別れた後、峠のキャンプ場を覗いてみます。
ここも素晴らしく手入れの行き届いたキャンプ場でした。

丁度草刈り中の管理人さん、五右衛門風呂を自慢すること自慢すること。
「入って行くかい?」なんて、満更リップサービスでもない様子でしたヨ♪

藻琴山のハイランド小清水まで上がってきました。

屈斜路湖は霧の海。中の島も頭を覗かせないほど分厚い雲海ですよ。

北を振り返ればこんな調子。

向こうはオホーツクの海。右手は知床連山。絶景です♪

川湯温泉まで降りてきました。
先ずはお馴染み元湯共同浴場でご入浴♪
鄙びた風情が何とも心地よく、勿論お風呂もかわらず良いお湯。。

湯上りに向かいの湯川を覗くと台湾からと思しき家族連れが賑やかに足湯を楽しんでおられました。


湖岸を走って砂湯へ。

この自転車旅行のお嬢さん、クッシーを背に腕をギュ〜と伸ばして自分撮りしようとしていたので、『撮ろうか?』と声を掛けたら白い歯をみせキュートな笑顔で『ア・リ・カ・ト♪』
自転車天国の台湾だなと思いつつ
『were you from?』。
返った来たのは『came from korea』。
おっと、韓国のお嬢さんでした。
シッカリ日本を見て喰って沢山のヒトと触れ合って、日本贔屓になって呉れれば嬉しいですね。


屈斜路湖に来ればやっぱり『コタン温泉』でしょ。
雲海も消えて、今朝コチラを見下ろした藻琴山を見上げます。

昨秋は寒いながらも白鳥との混浴を楽しませて貰いましたが、夏ともなれば蚋や蚊が混浴を迫って鬱陶しい・・・(^^ゞ

でも首まで浸かって、アァ絶景かな絶景かな♪



『摩周蕎麦』に続く
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