狩勝峠の朝四時半。
十勝平野から山肌を這い上って来たガスがそのまま山肌を這って富良野盆地へ下って行きます。

目論見通りの寒い寒い峠の夜でした。毛布どころか、夜半にはシュラフまで引っ張り出す始末。
暗くなる頃には夢の中でしたので、結構な時間寝てますね。しっかり熟睡させて貰いましたよ♪
ピンと冷えた空気の中、珈琲を淹れご機嫌の朝食をとります。
南富良野まで降りてきました。峠を降り切った辺りの落合に一軒お邪魔したいところがあったのですが、余りに時間が早すぎて・・・トホホ
『たるきーとな』訪問はまたの機会に譲り富良野の市域へ。
超人気が故にトントご無沙汰していた『ファーム富田』。
この時間なら誰も居ないさ♪

バッチリでしたね。
未だ未だ駐車場ガラガラ、お花畑だってヒトまばら。
三年前、栽培専用だった農場が『ファーム富田・ラベンダーイースト』として公開されて以来、専らヒトの少ないイーストがご贔屓。
ヒト好きの癖に人混みに酔ってしまうんです。ワタシ・・・
お楽しみのラベンダーはこの春が寒かったそうで開花が遅く、満開にはもう少しのトコロでしたが、超快感の一人占め♪

良いですよ『ファーム富田』。
一応南端に立派なエントランスは設えられているものの、四方八方何処からでもお花畑に入れます。
つまりは入場料なんて無粋なモノも無く、『お花畑は自由に散策して頂戴。気が向いたら園内のお店を利用してね。』と云ったとても大らかなスタイル。
勿論ラベンダーソフトクリームやジェラートなどはとっても美味しくて♪
ラベンダー関連がメインの商品も魅力的なものばかり。カミサンいつもアレのコレのとお買上げです。
ついつい財布の紐も緩むようですよ。

園内はもちろんのこと、富良野盆地と十勝岳連峰を見渡せるデッキ。
開店準備でバタバタしていた店の方に、『イイ?』って聞くと『ハイ!』。
ラベンダーソフトを戴きました♪
贅沢者はラベンダーの色付きが物足らず、未練たらしく『イースト』にも廻ります。当り前と云えば当り前ですが、ここも同じでした・・・
そろそろ昼時。何を戴きましょう♪
『イースト』を出てすぐのファームレストランは大繁盛。順番待ちのお客が表にまで溢れていますよ。
マスメディアなどに好評価をうけているだけあって、コンセプトやロケーションはとっても素晴らしいのですが、ただワタシには大層塩辛かった・・・
大繁盛を横目に通過。
さっき見掛けた富良野国道沿い赤いとんがり屋根の小さなレストランに行ってみましょう。
余り国道沿いのお店って入ったコトがないのですが、入ってみるとコレが中々居心地良いトコロ♪

スッカリ寛いでしまいました。
窓から裏の農園を眺めているとココが国道脇と云う事を忘れてしまいます。
上富良野ポーク煮込みハンバーグと野菜ドリアを頼んでルンルン。
コレは旨かった。わざわざ上富良野ポークと書くだけあって旨いのなんの。
おまけにナンキンや玉ねぎの甘いコト。
聞けば何とさっきから眺めていた農園で奥さんが丹精込めたモノでした♪
自家製以外のモノもあくまで地元産にこだわっているそうです。
デミグラスソースもホワイトソースも寡黙な旦那仕込みと聞き、スッカリ気に入ってしまいましたよ。
名前は『季の風』。上富良野と中富良野の境目辺り、R237の西側です。
『季の風』は2013年11月1日より富良野市北の峰4-60に移転します。(北の峰ターミナルへの坂道を新富良野プリンスホテル方向に曲がって直ぐ左手です。)
ことしもやって参りました『トラクター博物館』。
コンなのやアンなのを見ているとスッカリ時間を忘れてしまいます。


手前がフィアット。向こうがポルシェ。
ひとつ欲しいヨォ〜〜〜
小さな土地の紹介を受けていたので美瑛に廻ります。
こんなトコロでした。
毎年来る度に出モノを見せて戴くのですが中々眺望の利く宅地ってみつからないですね。

丘から見下ろすとこんな感じ。
紹介して下さった方のお話では、地元の方は風除けの為に丘の麓に住まわれるそうで、元々丘の上に宅地は少ないそうです。
白樺街道を通り白金温泉。
皆空窯でギャラリーを覗きます。
カミサン茶碗のひとつでも買うのかと思いきや・・・(^^ゞ

毎年恒例『吹上温泉白銀荘』。
白銀荘前キャンプ場は五百円で車中泊公認。
涼しくてホンにグッスリ寝れますよ。
登って来てビックリ。
キャンピング車が少ない。こんなに少ない年は初めてです。
例年この白銀荘前キャンプ場にはキャンピング車や車中泊のワンボックスが展示会の如く並ぶんです。
施設長のマツダさんに伺ったたら今年はずっとこの調子だってこと。『日の出公園もさっぱりなんですよ。』ともおっしゃいます。
コレも震災以来の過剰な自粛なのでしょうか。そう云えば尾岱沼のふれあいキャンプ場もガラガラでした。
8月に入ってお客さんが増えていれば良いのですが。そうそう8月7日にはここで『第7回サマーフェスティバル』が開催されますよ。
道内旅行中のみなさんも是非ご参加くださいね。
サマーフェスティバルの盛況を願いつつ、広々した露天風呂で十勝岳の雪渓と立ち上る噴煙を眺めつつ、良いお湯浴びてオヤスミ・・・
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