大方四十年振り下北大間から乗った津軽海峡フェリー。
ユックリ味わう間もなく函館です。
船倉では皆さん上陸準備万端。
さて、何を喰おうかハコダテ。(^^ゞ
楽しみ楽しみ♪
フェリーを降り先ずは湾岸沿いに走りベイエリア方面。
正面に函館山を望み函館駅と朝市を見下ろしながら赤レンガ倉庫群にさし掛かると件の赤レンガ倉庫の中からスックと立ち上がる立派なホテル。

四年前には無かったぞ。
でも違和感無いなぁ〜と眺めれば、赤レンガ倉庫そのモノが一階の外壁になっており、同系色タイル張りの躯体は倉庫の内側から伸び上がる体裁。
横目に通り過ぎようとすると、『ココに泊まる!』とカミサン・・・
いつもこの調子。唐突に『ココに泊まる!』ったって空いてなきゃねぇ〜
些か寂しくもあった東北各地と打って変わり函館ベイエリアは沢山の観光客で賑わっているようにみえますよ。

でもね、爺は婆の命に抗えません。
『駄目なんじゃないの・・・?』と呟きながら、短パンポロシャツ姿はバカンス気分とご容赦戴き足下くらいはチャンとするかと、サンダル脱ぎ捨てスニーカーで館内に。
折りしも予約客で大混雑のチェックインカウンター。駄目元で聞いてみるとアッサリOK♪
心積もりよりウンと安かったのに、チャッカリ『JAF割引きは?』と尋ねれば
コレまたアッサリ『ございます。』でルンルン。
調子に乗って『クルマとってもデカイんだけど大丈夫?』など畳み掛ければ『かしこまりました!』と保安の方を呼んで呉れました。
その保安の方々は大き目のスペースをパイロンで囲ってVIP扱い。(^^ゞ
コレ一点だけではなく様々なトコロで、行き届いた教育の成果を垣間見せるとても良いホテルでしたよ『La Vista 函館ベイ』。
駐車場を確保したワレワレ。
先ずは、お馴染みミ〜ハ〜御用達の八幡坂で記念写真。
クレープなど食してフラフラ
プチホテルを覗いてみると休業中の看板が掛かっていますね。
このハイシーズンに休業だなんて、体調でも崩されたんでしょうか・・・
ホテルに戻り用意して戴いた特設スペースにクルマを置き、今度は徒歩で 赤レンガ倉庫街を散策しましょう。
赤煉瓦倉庫街の外れには、ハンバーガーのラッキィピエロに焼き鳥弁当のハセガワストアと函館の庶民派を代表する両雄並び立ちます。
スゲッ!
見てしまうとイケません。
ワガママ一杯のカミサンは焼き鳥弁当か函館バーガーかさっき覗いたイタ飯か、はたまた海鮮かと散々迷った挙句、寿司になりました。(^^ゞ
流石に函館ベイエリア! 良いネタ使ってましたよ。
満腹でホテルに戻り館内着に着替えて自慢の温泉。
左程期待していなかったのですが中々のモノでしたねコレが♪
先ずお湯が良い。同じ函館山山麓に位置する谷地頭温泉にも似る濃い茶褐色の強塩泉でした。正面に函館山を望む景観もグウ。
湯上りは館内着のままシェリーズバー。
ここでも函館ハリスト正教会や旧函館区公会堂などライトアップされた函館山界隈の夜景を眺めながらカンパァ〜イ。ヽ(^o^)丿
ジイさん水割りバアさんカクテル・・・♪
明けて北の大地二日目の朝。
朝食はビュッフェスタイル。流石に北海道、6時半からOKです。
でも特筆は時間では無くその質。コレが朝飯か?と目を疑うほどの食材がテーブルにてんこ盛り。
海鮮丼の具材など函館朝市に店を張る各店の海鮮に勝るとも劣らぬ高い質感・・・?
いやぁ〜、綺麗な夜景をタップリ楽しんで、温泉は入り放題、おまけに豪華な朝食戴いて二人でニ万はホンにお得でした。
カミサンの”気紛れと我儘”に感謝。(^^ゞ
生来の貧乏性。自分で自分を笑ってしまう程喰ってしまい、満腹の腹を持て余しまた風呂に・・・
チェックアウトギリギリの時分にボチボチ走りだし大沼方面。
あっちフラフラこっちフラフラしながら長万部を経て洞爺湖。北海道上陸二日目はココでダウン。
明けて北の大地三日目の朝。
おぉ!今日はばんえい競馬の開催日だぞ。
それじゃ、雄大な十勝平野までちょっくらワープしますか。ヽ(^o^)丿
道央道に乗り千歳JCTから未完の道東道に移り夕張ICで降ろされ。降ろされついでに夕張界隈をチョッとフラフラ。
先々週火野さんがメロン喰ってたのはどの店だったんだろう・・・?
時折姿をみせる工事も終盤な道東道を横目にチラチラ眺めながら山中をひた走り、占冠ICから再び道東道。
広大な十勝平野に降りてくれば程なく帯広市街です。
迫力満点。楽しいですよ『ばんえい競馬』。
昔は道内の津々浦々で草レースが行われていたそうです。

ただね、速い馬だってこの様子なのですが、遅い馬ほど鞭打たれること打たれること・・・
遅い馬ほど沢山、しかも強く鞭打たれる様子が何とも可哀想で・・・
とか何とか言いながらも買った馬券握りしめ勝敗の行方を見守ります。面白いですよ。ばんば♪
実はね、一週間後の次の日曜日、この帯広近郊で何とも現代的でとっても興味深い”ばんば”があるんですよ。
其れまでに十勝に戻って来ましょうね。(^^ゞ
タクシー乗り場で客待ちの運転手さんたちが煙草プカプカ雑談中。
シメシメ♪
さっそくお得意の、『ねえねえ、地元のヒトが行く@@屋サンって何処?』
今日の@@は蕎麦。
一人が『ソバってラーメンかい?それともクロいのかい?』と聞きます。
『蕎麦蕎麦、蕎麦の花の蕎麦』と、われながら訳の判らん返答だとは思いつつ答えると。
別のオヤジが『そりゃ丸福だな丸福丸福!この道アッチ行って大通り渡って次を右サ!行きゃァ〜○の中に福と書いてあるサ。』。
ラーメンかい?と問うたオヤジも『そうそう丸福丸福、丸福がいい!』
判って戴いたようです♪
さて大通りとは何ぞや?
クルマに戻りナビに下命すれば”丸福”は直ぐに見つかり、運転手さんたちの云う通り競馬場の表の道路を道なりに東へチョイと行き、国道236号を越えて一本目を右折でした。
フムフム、”大通り”とは国道のコトか。
流石にプロドライバーの道案内は簡潔で的確。

件の運転手さんたちに手を振って帯広競馬場を後にします。
教えて貰った丸福は大正9年創業と云う可也の老舗。味の方も知る人ぞ知る地元自慢の名店のようですよ。
今日も一日よく遊びました。そろそろ寝場所を見繕いましょう。
狭くてちっちゃい『道の駅音更』は大層な混雑でした。そのまま遣り過ごし、今夜の野良寝は音更IC近隣某所と決定。
オヤスミ・・・♪
十勝平野でのご機嫌な朝。
この写真、日の出前ってコトは3時半くらいデス。ハイ
隣の軽乗用車も野良寝でした。
中々の充実装備でしたよ。(^^ゞ

朝湯はもちろん6時から入れるお馴染み『鳳の舞』400円。
朝食バイキングの割引もあってセットでは960円♪
ご機嫌で走りだし釧路湿原に向かいます。
道道73に入り十勝川温泉を抜け、池田市街を通り池田ワイン城を見あげ豊頃で釧路国道(R38)に出ると超大トレーラーの後ろをユルユル。
釧路市街手前から湿原道路でショートカットして摩周国道(R391)を北上。
やって来ました湖畔の街、塘路。
先ずは駅前の『木彫り工房サルンパ』。
誰が何と言ってもいもだんごは塘路だぞ。

おばちゃん益々元気でした。
ベカンベ入りを頼み、天気も良いので前のベンチでルンルン♪
誰かに見られてる気がして振り返るとこ奴と目が合いました。
もうイケません。こ奴はウチに連れて帰ることに!
おとうさんの木彫りは生きてます。
この白/茶コンビ、貼り合わせなどではなく、槐(延寿)の木の表皮に近い部分は白く芯は茶色いと云う槐の生地を活かしたモノなのですよ。
続いて背後の丘を登りB&Bのお宿『塘路の宿』を覗きましょう。
とってもチャーミングなお元気マダムはチェックアウト後のお掃除中でした。
再会のご挨拶を交わし、今夜の寝床をお願いして湿原探訪に出掛けます。
展望台巡りと呼んだ方がイイかな。

湿原のなかはダートが多くゆっくり走っても埃がもうもう。

コッタロ展望台から湿原を眺めていると鶴がいました。
←on mouseでzoom up
カミサンは判らないと言います。他の観光客も??でした。
爺には良く見えるのにな・・・?
カミサンとうとう『ホント〜?』などホザキはじめました。
ふんじゃ目にモノ見せてやる!とポケットの小銭を探りつつ展望台に設置のコイン式望遠鏡を覗くとシャッターが開いたまま♪
焦点を固定して展望台に居たみなさんに見て貰いましたよ。
湿原の眺望を堪能させて呉れた展望台を離れることに。
急な階段を緩々降りていると、TVカメラや機材を担ぎ急ぎ足で登る汗だくの若者とすれ違います。
もう少し下ると、何処かで見たことがある色白・パッチリ目の若者が『キツそうじゃない?コレ。』って仲間と話しながら登って来ました。
チャンと目を合わせ、会釈して『こんにちわ』と礼儀正しい挨拶を呉れたので、『こんにちは。結構キツイけど、上に上がればタンチョウが見えるよ』と返すと、『えっ! ホントですか。やったァ〜 有力情報ゲット!』と後ろの色黒の若者に向かってガッツポーズ。
降りながら考えてみると、アレはTVで見かけたクネクネ踊るお笑いコンビのアレですよアレ・・・(^^ゞ
何の番組だったんだろう。でもマァ、タンチョウを見て来るのが課題の一つだったってコトは想像に難くアリマセンね。
ウエブの世界は凄いですね。UPしたばかりなのに早速情報を頂戴しました。m(__)m
色白と色黒の若者は”はんにゃ”と云うお笑いコンビ。番組は”理科する大冒険”だそうです。
8月6日には屁小垂れた爺婆の姿が流れるのかな?
鶴居の村に出て昼飯を喰って鶴見台も覗き更にウロウロ。
以前、チョッとだけ齧った温根内の木道をフルコースで歩こうと気合を入れて来ました。

いやぁ、十分に歩かせて戴きましたよ。
チョイと南下して釧路に出て海鮮を晩飯にして『塘路の宿』に戻ります。
大きな窓からの絶景を眺めながら

こんな部屋でウイスキーをチビチビ♪
静かな静かな塘路の夜は更けてゆくのでありました。
明日はカヌーだァ〜
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