2010年梅雨真っ盛り。
もちろん今年も梅雨休みをいただいて梅雨前線から遠い北の大地を目指します♪
何度行っても行きたい処がいっぱい。
オホーツクの沿岸や阿寒湖畔や塘路湖畔と逢いたいヒトたちもいっぱい。
ありゃ? どうも水辺に暮らす方々にご縁があるようです・・・??
この時期は、いつもヒグマの出没で閉鎖されていて中々入れて貰えない知床五湖ですが、ヒグマ遭遇時の正しい対処法を習得した認定者が引率する『ガイドツアー』でリベンジの積り。
去年はあろうことか遊歩道でエゾ鹿をムシャムシャ喰ってるヒグマが居たってコトで箸にも棒にもかかりませんでしたが今年はどうなんでしょう・・・
この時期ヒグマの活動期なのですから仕方ないですね。
マッ、五湖が駄目でも知床辺りでユックリしましょうて♪
準備を済ませ店に立ち寄り広島ICから山陽自動車道。
土砂降りの雨の中、敦賀に向かって走りだします。いきなり50キロ制限が掛かっていますよ。
道中は終始雨模様。敦賀港フェリーターミナルも大雨のなかでした。
北の大地行きは5年連続この時期なのですが乗船前に写真が撮れないほどの雨だったのは初めてです。

ことしのフネは『すいせん』。
外の写真は雨で撮れませんでしたのでインフォメーション前のホールでもご覧ください。
沖に出るとウミは意外に穏やか。
いつも通りの揺れない19時間と少々が期待できますね。
そうそう、去年からこの航路は19時間半に延びました。この1.3%分だけユックリ巡航することで5%もの燃料節約になるそうです。
でも大抵は5分10分程度は早着するんですけど、多分良い塩梅に潮に乗ったのでしょう
ひと風呂浴びて生ビールで乾杯してオヤスミ
ぐっすり寝て朝。
 
カーテンを開けるとピーカンの青空♪
梅雨前線を抜けたようですね。
ついでにモーニングセットの写真も。
これ千円です。ニャゴヤの方には叱られるかな・・・(^^ゞ
飲んで寝て、起きて喰って寝て、津軽海峡。
竜飛岬を眺め、恵山岬を仰ぎ、また喰っちゃ寝てばかりの安楽な航海を終え、トップリ暮れた苫小牧に揚がったワレワレは日高道を東に。
富川で高速を降り、沙流川に沿って北上を開始。平取の街の手前でお馴染みセイコーマートに立ち寄ります。
ことしは何度セイコーマートのお世話になることでしょうか♪
地物の生鮮野菜を手に入れたおバカは足取りも軽く北上を続けます。沙流川を渡った辺りで路上にキタキツネの骸・・・
この後も沙流川の左岸右岸と替えながら日高国道を北上し占冠。東からココまで延びてきた道東道に乗り込み一気に十勝平野を目指しましょう。
楽ちんですねぇ〜 霧の名所、霧が無くても難所な日勝峠を越えるコトを考えると雲泥の差です。
この道、西は道央道千歳JCから夕張まで延びて来ていて、来年度中に繋がると云うお話。
もう直ぐ苫小牧でも小樽でもフェリーを降りてから道東へのアクセスが随分安楽になりますね。道東ファンには大きなプレゼントです。
フェリーでは喰っちゃ寝てばかりで疲れてもいない筈なのに、トンネルだらけの一車線道路を大名行列よろしくユルユル走っていると、楽ちん過ぎてダンダン眠くなり、トマムICを過ぎ長い坂を下りきった『十勝平原SA』でオヤスミ。
起きてみると雲ひとつない青空。
向こうの端に同型車ベースのバンコンが居ましたよ。
遠くで呼びあうカッコウの声を聞きながら、ゆうべ平取のセイコーマートで買い込んだ道内産のハムにチーズと生野菜で優雅なブレックファスト♪
お腹がクチクなったところで思案・・・
『モール泉』の宝庫十勝平野を素通りするのは何と云っても惜しすぎる。
今回は無料化実験のお陰を蒙りまして憂うこと無く音更ICで途中下車。
何回乗ったり降りたりしても只は只だもんね♪

向かったのは朝も6時から入れて呉れる『鳳の舞』。
400円で良いお湯に漬かって、顔を洗い歯を磨き身支度を整え、再び音更ICから道東道に乗り更に東へ東へ。
ワイン城で有名な池田辺りからチョイと北に転針。本別町在住のお客様に電話で足下通過の許可 (^^ゞ を戴き本別JCを左。
終点の名寄から陸別国道を更に北上します。
何をムキになって走っているのかって?
それはね『電車でGO!』の実物版があるんです。陸別の駅に・・・♪

その名も『ふるさと銀河線りくべつ鉄道・気動車運転体験』。
この運転体験今年で三年目なのですが、車両を独占状態でたっぷり運転できるLコースは運行日限定、しかも大人気で完全予約制。
気紛れ爺やに予定だの予約だのコナせる訳もなく、毎回この場に来て涙をのみSコースでお茶を濁していました。

デモ今年は違います!
柄にもなくヨ・ヤ・クして来たのだぁ〜
しかも去年から♪
運転するのはコレ→
なまら楽しみ『電車でGO!』。
イヤ、運転するのは気動車なんだから『気動車でGO!』だな。何だか語呂が好くないけどマァいいっか。

良い子でお勉強。

入念な運行前点検。

汽笛一発、緊張の出発進行〜

なんとポイント切替まで体験できるのです。
この後一番線ホームに入ります。
ワンマンカーだからね、ワタシがドアを開けてお客を乗降させるんだぞ♪
お客は居ないけど・・・(^^ゞ
今は旧駅構内一番線二番線だけの500メートルと云う短い距離の折り返し運転ではありますが、考えてみれば手順はスイッチバック区間の運行そのもの!
何より30トン近いモノを決められた位置にピタッと停めたときの快感♪
関東圏から飛行機を使った日帰りで何度も通い詰める方が居られる由。
すこぶるつきで納得。
かつて無い程の緊張と興奮、そして充実の一時間でした。
お世話になったのはJRで特急を牽いておられたと云う遠国運転士。
退職後も鉄道三昧の日々を送っていらっしゃいます。ヽ(^o^)丿
ちなみに去年お相手戴いたのは石神運転士。みなさん熱い鉄男でした。
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