2013.12.30〜2014.01.02
ご来光も大観峰♪ (火の国)

孫たちの声が聞こえなくなりジジババ二人だけになるとシ〜ンとして何とも寂しいわが家・・・
ヤッパリ何処かに出掛けましょう。
子どもたちが小さいころから年越しにお馴染みだった湯の街別府を目指すこととしました。
折角傍を通るのですから店に立ち寄り戸締りとカメラと火の元を再確認してものの2分で広島IC。

チョイと下関で降り、気になっていた『海響館』を覗きます。
聞いていた通り結構な規模。手も込んでいてお金も掛かった立派な施設。
入場料も其れなりですが。(^^ゞ
ふと気付いたのはフロアに出ている職員の数。たくさんの若い職員たちが説明や案内にあたっていて好感を持ちましたよ。

整備が進んだ歴史的建造物群をウロウロして下関を離れました。

カミサンがTVか何かで見たらしく、『平尾台』は近いのかと問うので乗ったばかりの高速を小倉南で降ります。
早く言ってよ、マッタク・・・

典型的なカルスト台地。
羊群原とはよく言ったもので本当に羊の群れが草原を往く様に見えますよ。あちこちにドリーネも点在し迫力ある情景を見にすることができました。
只ね、展望台周辺は犬の糞だらけで散々な有様。
筑豊地方ではしばしば出くわす光景なのですが、みなさんこだわらない気質なのでしょうね。

行橋に出て10号線。
出来かけの東九州道を眺めながら椎田道路に入ります。
椎田道路は東九州道に統合されるようでして、あちこちで改良工事が進められていました。
東九州道が宇佐ICまで開通すれば一時間は別府が近くなりますね♪

宇佐から宇佐別府道路に入ります。
ココで湯布院の看板をみてしまい、おバカは湯布院に向かうことに。
日暮れの湯布院は薄曇り、由布岳の頂きも雲の中。

もはや湯布院での定宿となった某所に野良寝車を置かせて戴きます。
タオルぶら下げテクテク歩いて入浴と夕餉の買い出し。
入浴はもちろん共同浴場乙丸温泉館。
永らく百円だった入浴料は先年二百円になりました。
夕餉のメインディッシュは駅前の精肉店で地鶏の唐揚げに若鶏の鶏天。
旨いんだなコレが♪
コロッケだって鶏ミンチ造りで鶏づくしのディナ〜
地ビール由布の杜で乾杯!


大晦日の朝。
朝靄けぶる金鱗湖畔をゆるりと散策。
泊りの客がそぞろ歩き始めるころ湯布院を離れました。

城島高原を越え別府に向かって下り始めると鶴見岳に登るロープウエイが見えてきます。
ココ、山頂からご来光を拝むツアーが目白押し。元旦未明にかけては大変な混みようなんです。
でも今だとお客さんも少なそう、ジジババも乗ってみましょうか。
隣ではイッパイ着込んだ妙齢のお嬢さんが二人『チャムイチャムイ』と言いながらコロコロ笑っています。香港からおいでのようでしたよ♪

登ってきました雪の鶴見岳。

マイナス3℃。
それが何だ?って言われそうですが九州の中でもとりわけ温暖な別府ですからね。十分な寒さです。(^^ゞ

眼下にひろがる別府湾と市街。


ひとしきり銀世界を楽しみます。


温暖とは云えやっぱり冬らしい景色の別府市街に降りてきました。
直ぐ前を通るので、中々素通りはできません。お馴染み市営堀田温泉で熱い熱いお湯にドブン♪

ご機嫌で別大国道を大分へ。

大分県庁・市役所は左と云う看板どおりに曲がって大手町。

この辺り、広々したコインパーキングがあるんです。
幅広甲高の野良寝車もバッチリ。ヽ(^o^)丿

表の道の分離帯は緑地になっていて滝廉太郎終焉の地と書かれた碑。
史跡なんですね。
チョイと歩いて向かったのはこんなトコロ。

云わずと知れた『十割蕎麦よし松』
相変わらず繁盛していました。鴨せいろを二つ頼んで年越し蕎麦。

旧知な愛知の若者とも思わぬ再会♪
つい先年べっぴんさんを伴侶に得たかと思えば、もう可愛いおちびちゃんと三人連れになっていました。ヽ(^o^)丿

さてさてここは大分きっての繁華街、年越し蕎麦のあとはデパ地下へ。
大晦日の飲食は残念さんが多いのでデパ地下グルメで越年準備♪
関サバは無かったモノの関アジはゲット、他にも海鮮をアレコレ。
しかしマァ、食料の買い出しは満腹に限ります。
ハラが減ってると大抵の場合買い込み過ぎてしまいますからね。(^^ゞ

それでも結構な量になったデパ地下海鮮を冷蔵庫に詰め込み、ご機嫌でアッチうろうろコッチうろうろしながら東方面に。

『道の駅江差』で感じたデジャブの元ネタ『道の駅佐賀関』の様子。

残念、下見板も凛々しい『木造和風だった駅舎』はシロアリ被害を喰らったそうでして『軽量鉄骨仮設工場風』に建て替えられていました・・・
だけども敷地の形状や周りの景色も含めた全体の風情はやっぱり江差のソレとそっくりです。ヽ(^o^)丿
みなさんも『道の駅江差』の写真と見比べてみてください。そっくりでしょ?
デジャブの話しはさて置きココは名物のクロメたこ焼きとクロメソフトを賞味しましょう♪

そんなコンナでやって来ました佐賀関。
元旦は『関崎海星館』から宇和海に昇る初日を拝もうと云う目論見。
ところが取り付け道路にはチェーンが張られていて(休館日)の看板が掛かるのみ。何の説明もアリマセン。
HPを覗いてみるもイマイチな記述だけなんです。
日の出前に開くものと信じてココで待つか、九州最東端の鶴見崎に向かうか、それともさらに日南辺りまで南下したものかご相談。
待ちもせず、南下もせず、『ご来光は大観峰』と決定しました。

そうと決まれば切替は速い。
西に転針、坂ノ市から山に分け入ります。
ショートカットして大分東バイパスから日向街道に入り犬養バイパスから中九州横断道路をひた走り豊後大野に出て荒城の月の竹田を抜け外輪山を越え阿蘇谷へ。

阿蘇谷には良質な温泉が星の数ほどありますが、久々に旧長陽村の温泉ウイナスに入ることにしました。
今日も善男善女で混みあっていますよ。
只ね何の具合か少々手入れ不足な様子はどうにも残念。
でもココは熊本から一番近い阿蘇谷の入口にある温泉施設。結構儲かってそうだけどなぁ〜?
中岳の恵みをタップリ浴びて豪華海鮮にビール風味のアレで乾杯♪

お寝むは大観峰の麓、内牧の『はな阿蘇美』の積りでした。でもカミサンはさっき見たJR阿蘇駅隣接の『道の駅阿蘇』をご所望です。

ここは駐車スペースを立木で囲んだりして何ともオシャレな道の駅。
すでに寝支度が済んだキャンパーや普通の乗用車でいっぱいでして流石に人気ある野良寝ポイントなんだな。

ところがどっこい!
直ぐ裏手の消防署から繰り返し出動する救急車がピ〜ポ〜ピ〜ポ〜
オマケに表の国道57を行ったり来たりする暴走族と其れを追尾するパトの混声合唱も賑やかなコト賑やかなコト。

極めつけは元旦未明に起きた直ぐ近くでの火事騒動。
近隣町村から駆けつける応援まで加わりウ〜ウ〜カンカン大騒ぎ。
何とも賑やかな一夜・・・(^^ゞ
兎にも角にも一寝入りしたジジババは4時には大観峰方面を目指して動きだしました。
寝静まった内牧温泉街を抜けると外輪山の麓に静かな『はな阿蘇美』。
ココは夕べも静かだったんだろうな・・・
なんてコトを口にするとアレなんで黙して通過。つづら坂を登ります。

やって来ました『大観峰』
来て見てビックリ。クルマがギッシリ

何とかスペースを見つけ巨体を捻じ込みましたが、その後もクルマはドンドン入ってきます。
東の空が白む頃には押しかけたバスや乗用車で通路までビッシリ塞がって仕舞いました。

待ってました!2014年初日の出。ヽ(^o^)丿

清々しい心もちで外輪山を下ります。
さて初湯はどこで戴きましょう。
大好きな内牧温泉で町湯を二つ三つ巡ろうかとも考えたのですが、今日は南阿蘇に向かうことにしました。

選んだのはコレもお気に入りの旧白水村『阿蘇白水温泉瑠璃』
広い休憩室でノンビリさせて貰いましたよ。

雑煮代わりにだご汁でも喰うかと高森方面にブラブラ。
畑ばかりだった高森バイパスからR265への分かれに見慣れない建物が建っています。
お食事処『だいこんや』と云う看板も掛かっていて・・・
何だか旨い予感♪ 入ってみましょう。

当たり。ヽ(^o^)丿

手前が阿蘇赤牛丼、向こうはだいこんや定食。
奥で新聞を読んでいた旦那はお百姓さんだそうで野菜は殆どが自家製と旨い事請け合い。旦那も従業員さんも感じの良いひとたちと、ここはお薦めの一店でしたよ。

南阿蘇にお出かけの方にお知らせ。
『月廻り温泉』の割引券アリマス。(500円→300円)
高速乗る前にチョイとお立ち寄りくださいね。


今朝入った瑠璃の脇から登山道を中岳噴火口方面に登ります。
噴火口は立ち入り禁止になっていました。

火山ガスも半端無いようでして、ロープウエイ乗り場にまで漂う刺激臭。
長居は無用です。

さて、頃も頃だしボチボチ帰って墓参りとしますか。
桜の時期にまた来ようと話しながら57号線を熊本方面に下ります。
何処も行かない積りだった年末年始。ふと思い立っての気紛れ旅行でこれだけの充実感。
予約不要のキャンピングカーオーナーならではの特権ですぞ♪

しかしマァ、何度来ても良いですね火の国阿蘇。また来なくっちゃね。
何はともあれ気紛れ野良寝旅万歳。ヽ(^o^)丿


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