ご縁街道出雲路
2014年5月

風薫る五月 第二弾。
神話の国出雲まで、チョイと用向き兼ねてのお出かけです。

早朝に出発。山陽道から広島道に入り、朝霧の安佐サービスエリアに立ち寄ると鹿児島と福岡のキャブコンが寄り添い仲良くお寝むでした。
何処まで行くんでしょうね。


千代田で中国道に移り、三次から松江自動車道。
人里離れた山の中の一本道。
見えるのは山と谷。景色は一向にかわらず殺風景なモンですが、速いことだけは間違いなく順調に走り抜けたジジババは宍道JCで山陰道に転針。

トンネルばかりで風情に欠ける景色を見てきた目にはパッと開けた宍道湖が何よりのご馳走です♪
程なく掘割の街松江に入り、城山西駐車場に滑り込みました。

奥の隅っこに野良寝車を鎮座。
自転車を降ろしていると、管理棟からコチラを見ていた職員さんが建物をでてニコニコしながら歩いて来ます。
何かと思えば持ってきたパンフ指し示しながらお得情報や見処などあれこれレクチャー。ヽ(^o^)丿
有り難く拝聴しパンフを戴き先ずは顧客のもとへ。

去年納車した新鋭タイムマシン。
追加のご注文に応えるべく各部をアレコレ採寸。写真をばパチパチ撮って本日の任務終了!
さて、掘割の街と日本海の幸を堪能するか♪

なんて算段していると顧客が『出雲で旨い蕎麦を食べましょう。』
『あぁ〜イヤ、お昼は松江を散策しながら適当に・・・』とお応えしましたが、顧客はそのソフトな語り口とは裏腹に自身の提案については頑として譲らず、根負けしたジジはご厚意に甘えることに。
あとで考えるとコレが二重丸三重丸、イヤ五重丸の金星だったな。

でもこの時は金星なんて知る由もなく、未練たらしく「小泉八雲旧居」だけでもと覗いていきます。


八雲も気に入っていたという庭。丁寧に丁寧に手入れ中でした。


表に出ると顧客ご夫妻がお待ち兼ね。
アハ?”コイツ逃げるかも知れん”と思われたのかしら??

駐車場に戻り自転車を背負い込み、城の脇からしんじ湖温泉駅の前を通り宍道湖畔に出ます。
ここからは見え隠れする一畑電鉄と並んで宍道湖北岸をのんびりドライブ。

この一畑電鉄にもたった150mと短いけれど体験運転があるんですよ。
雲州平田駅構内の専用線でレトロな電車のマスコン握れます。
(金土日運行・予約制)
でもね、ワタシャ休みが合わないので中々お世話になれません・・・

宍道湖を眺めながら進んでいると、とっても洒落た施設が出来ていました。
薔薇の花が覗き、イングリッシュガーデンなんて看板もでています。
神話とも歴史とも無関係ではありますが・・・
コレは後で覗きましょう。


ソンなコンなで着いた処はこんなトコロ。
出迎えて呉れた同年輩と顧客夫妻はごくごく親しそう。
初対面のジジババもご夫妻に紹介いただき、ひとしきりご歓談。

離れの座敷に通されると目の前に広がるお庭も母屋も立派なんだな♪

出雲大社千家宮司ご一家もよくおいでになるそうでして、しばしばさる皇族ご一家もお連れになる由。
そうか『かくれ庵』って名前はそっちか・・・?
みなさんで撮った写真など拝見してホウホウフムフム。(^^ゞ


とか何とかミ〜ハ〜してるとTVでコンなニュース。

アラアラ、ご婚約のご両人って今見た写真に写ってた人たちジャン!

そんなトコロに蕎麦が来て、運んできた奥さんも『ペラペラしゃべる訳にいかんかっただけど、これでみんなでお祝いできるでイイわ♪』。

ご婚約の儀、先刻ご承知だったようです。

つい今しがた写真で拝見しただけのジジババまで一緒になってワガことのようにハイテンション。
盛り上がっていると、旦那も現れてヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿

興奮冷めやらぬまま蕎麦を啜り始めるとこんどはこんなヒト達が・・・。

ココとご両家との所縁を伝え聞いたTV局が取材に乗り込んで来て撮影を始めたりなんかしちゃって座敷はもう大騒ぎ。

こりゃ面白い。
顧客の強いお誘いに乗ってヨカッタ♪
お蔭様で、今しがたニュース映像で見聞きした市井の有り様をリアルタイムで追体験させて戴きました。ヽ(^o^)丿

後日談:この取材映像は繰り返しニュースに使われ、翌日の朝日TVモーニングバードでも流れたようです。

離れの前に停めたワガ野良寝車の後ろ姿(特にクマタカのデカール)が長々と映っていたそうですが、顧客夫妻やジジババの姿は不採用だったみたい。
やっぱり絵面が良くなかったか・・・(^^ゞ



蕎麦のあとは一旦松江に戻り、明るいうちは自転車でウロウロ、日が沈めば日本海の幸を肴に地酒で一献♪
ナァ〜ンて積りだったのですが、こんな楽しいコトがあったんだもの。
何は措いても出雲大社に参ずるが常道ってモン。

やって来ました神門通り。
昨年三月に訪れたトキは未だ工事中だった駐車場にクルマを停め、通りを歩き始めるとココでも取材を受けているヒトがいます。 (↓オンマウスで背中)

大鳥居を背に『嬉しくて嬉しくて言葉も出ません。』と言いつつも、お祝いの言葉と門前町の歓びを滔滔と・・・
この方、見掛け通りの名調子で謳い上げておられました。(^^ゞ


一礼して境内に。

意外です。参拝者が余り多くないですね。
松並木は松の根を保護する為に並木の左右に敷かれた敷石の上を歩くようになっていました。


社務所には知事か市長か?議長か??それとも全部か???
黒塗りの公用車がズラリ。
カレらもお祝いに駆け付けたんですね。

「平成の大遷宮」本殿遷座祭から早や一年。
境内は落ち着きを取り戻すどころか沢山の団体さんで賑やかでした。
鳥居や松並木で感じた閑散は勘違い。団体さんは社務所脇の大駐車場から入るので表参道を通らないんですね。

ところで、やたらと目についたのは剃髪姿の方々?
一纏めの団体さんでは無いようでしてお一人だったり二〜三人組だったりと境内のアチラコチラで出会います。
お坊さんが神社に・・・?
この方々も、二礼四拍手一礼と出雲大社のしきたり通り。ヽ(^o^)丿


どうにも人ごみが苦手なジジババは団体さんの勢いに酔ってしまったので境内の脇から「古代出雲歴史博物館」へ。

入った正面にはこんなモノが。
コレが発掘されたことにより伝説だった巨大神殿が実在のモノとして脚光を浴びる事となる証拠物件「宇豆柱」。

そしてこれがその巨大神殿の10分の1模型。

神殿からチョイと手前の白いのは神官の人形。台座の縁に目を合わせて仰ぎ見れば其れは其れは神々しい・・・

発掘されて直ぐ、子どもたちと発掘現場で見学した多量の銅剣が綺麗に磨かれて展示されています。

現在の荒神谷遺跡ではレプリカで発掘当時を再現しているそうですよ。

博物館を出て国譲り、国引きの神話の舞台「稲佐の浜」に。

「弁天島」。神仏習合の時代に弁財天が祭られたことからこの名で呼ばれていますが、古くは「沖御前」と呼ばれていたとのこと。
昔はこんな広々とした砂浜では無く、島は常に波に洗われていたそうです。
週末にはここで「夕刻篝火舞」があるんだけど土曜は難しいな・・・

ひとしきり「稲佐の浜」を歩きまわり「日御碕」へ。 先ずは「日御碕神社」に降り立ちます。

右手を見あげれば素盞嗚尊(すさのおのみこと)鎮座まします「神の宮」。
参道正面に天照大神鎮座まします「日沈宮」(ひしずみのみや)。

岬に来ればヤッパリ灯台ですね。

ここは名だたる夕日の名所。
このまま「日沈」むころまで居ようかとも思わなくもありませんでしたが、今日一日色々あったし、とっても暑かったし、何とも汗っぽい・・・
スッキリ流そうと移動を始めます。

お風呂の前に浜山山麓で銘水を汲んでいこうとまわり道。
走っていると新築ピカピカのお宅の前にキャンパー発見!
顧客でした。ヽ(^o^)丿コレもご縁。
ごく最近引っ越されたことは伺っていましたが、新築だったんだ♪
ご挨拶を、と思うもののお留守。
郵便受けに名刺を滑り込ませてお暇します。

銘水を汲んだり散々と寄り道をしつつもやって来たのは「北山健康温泉」
「出雲縁結び温泉郷」と云うウエブサイトでみつけました。
名前はスーパー銭湯のようでもありましたし、ウエブで見る建物もソレ風。汗が流せりゃ良いと泉質には期待せず近いだけで決めたのですが・・・

いい意味で裏切られ、とても良いお湯♪
特に露天はヌルヌルすべすべ。中々どうして上質のモール泉でしたね。
お食事処「米屋」もワルくなかったですよ。
それにね、60歳以上の入浴料はなんと300円。(一般:500円)
オマケにJAF割で270円と超安価で上質の温泉でした。ヽ(^o^)丿

良いお湯にホッコリ。湯上りには明日の予定をご相談。
今日は団体さんに酔ったので『明日は早朝の境内をユッタリ・・・♪』。
まさかの連日参拝と話が纏まり門前の駐車場に戻ります。

ココには既にお寝むの準備完了な春日部と京都のミニバン。
ワタシャ『松江地ビール館』でゲットしたホップを贅沢に贅沢に奢るというペールエールを冷蔵庫から出して来てキュッ♪
殻ごと挽いた出雲蕎麦にも似る荒削りなノド越し。気に入りました。
カミサンは今日貰い集めたパンフレットや地図の類を見ていましたが、直に飽きて早々にオヤスミ・・・




朝ァ〜
抜けるような青空♪
外に出てみると春日部のアルファードは未だお寝む。
睡眠時間長いな?わたしゃ若い頃から7時間以上眠れません。

直ぐそこの森で、夜通し「テッペンかけたか、テッペンかけたか」と連呼していたホトトギスも涼やかなウグイスと交代しましたよ。

朝5時半の参道から鳥居をパチリ。


珈琲を淹れます。水は勿論、地元「浜山湧水群」の銘水♪

訪ねたその地その地の銘水を汲ませて戴き、その銘水で淹れた珈琲を味わうなんてのは野良寝旅ならではの醍醐味。
アァしあわせ♪

旨い珈琲でご機嫌。そろそろ参拝といきますか。


ひと気のない御本殿は清々しい。

右手のお二人が昨日の事を話しておられました。
どの新聞も一面での扱いだというので『そりゃ新聞買わなきゃ』と応えると、『何処も一面じゃがサンイン**の扱いが一番大きなな』。
よっしゃ!ソレ買おう!!

白い上着の方が大社に関して滅法詳しく話してくださいます。
本殿とジジババに一礼して立ち去られたのち守衛さんにお尋ねしたところ、先年引退された神官とのこと。
道理で・・・

境内をユックリ廻って全部のお社にお浄財。中にコンナのもありました。


ここで期せずして昨日の疑問が解けることに。
居あわせた方から『ワレワレは良い時に出雲に来ましたね』と話しかけられ『そうそうホントにネェ〜』と話が始まり『夕べはこの辺りにお泊りでしたか』と聞かれ、『ハイ』と答えると
『わたしは酷い目に遭いました。お坊さんの大会とかで出雲の宿は一杯。観光協会で近隣一帯を散々探してくれたけヤッパリ駄目。仕方がないので松江まで行って泊まって朝一で戻って来ました。』ですと・・・

そうか、昨日の剃髪姿の方々は仏教関係の行事で出雲にいらした方々だったんですね。
其れに付けてもお宿の話し。クルマ旅なら満室なんてなんのその♪
コレだから野良寝旅は止められません。

昨日黒塗りが並んでいた辺りには可愛らしい軽トラ消防車が火の用心。

早朝に来てヨカッタ。ヽ(^o^)丿 清々しい心もちで出雲大社を離れます。

R431に出て直ぐのファミマに飛び込み各紙を見比べます。
一際大きな扱いなのは山陰中央新報でした。
買い求め夫婦でフムフム。

東進することしばし、「宍道湖自然館ゴビウス」の看板を見て右折。

未だ開館していませんでしたが、開放的な場内をウロウロ。半端無い金の掛けようでした・・・
池を泳ぐ鴨の番いを眺めて離れます。

「古墳の丘古曽志公園」の看板で左折。

コレ又膨大な金の掛けようでしたが見学者は居るのか居ないのか。幾つものトイレや建物が閉鎖され、ぺんぺん草が生い茂っていました・・・

気を取り直しR431に戻り更に東進。
やって来ました「松江イングリッシュガーデン」
ヒトの気配が程々です。手入れの行き届いた庭園を散策しましょう。
ココはお値打ちでした。二重丸♪

結構な時間ノンビリさせて貰って松江市内を目指します。
再びやって来ましたお堀端。

また昨日の駐車場に野良寝車を鎮座して自転車でウロウロします。
この市営駐車場、有料観光施設を利用する際に駐車券にスタンプを貰うと元々安い駐車料金が更に半額となるんですよ。

洒落たパン屋さんで軽くお八つ♪

焼きたてパンの薫りが食欲をそそる店内には流行言葉で言うところのイートインコーナーなんてのもありまして、パンを買えば珈琲一杯。ヽ(^o^)丿
勿論、戴きます♪

ひとしきりウロウロしてお楽しみのコレ。

堀川めぐりの遊覧船、ココでもJAF割引あり。二人だけでも団体割引適用と夫婦で420円の割引でした。コレは大きいな♪
駐車券に割引スタンプも貰ってルンルン。

静かにすべり出しました。

堀端をレトロバスが走っていきます。カミサン『あれに乗りたい』だと・・・
いま船が出たばかりだろうが!
ちなみにアレに乗ると一日乗車券500円の二人分で城西駐車場が3時間無料 ヽ(^o^)丿

何度も通った塩見縄手の武家屋敷街を水面から。


幾つもの橋の下をくぐります。


「旧日銀松江支店」ここで三分の二辺り。

地下の金庫室が公開されているそうです。後で見に来ましょうか。

ふと見上げると、昨日すれ違った島根ナンバーの同型車バンコンがコインPに停まっています。

この辺りでオシゴトなんでしょうかね・・・?

小一時間の堀と川を巡る遊覧を満喫し、大手門から自転車に乗り換え戻って来ました「旧日銀松江支店」改め「カラコロ工房」。


先ずは地下金庫。

分厚いドアですね。中は貸ギャラリーになっていました。

中庭にはこんなモノも・・・

ピンクねぇ〜(^^ゞ ホントに郵便屋サンが収集にくるそうですよ。

自転車でウロウロ。
さっきのT1Nは未だ駐車場に停まっていました。
更にあちこちウロウロしながらお城まで戻り、やっと登城です。


松江の市街越しに宍道湖を眺望し、余は満足じゃ。

満ち足りて駐車場に戻るとソコには福岡と鹿児島二台のキャブコン。
冒頭の安佐SAでの写真とかわらず寄り添う姿。
アラアラ、なんともはや・・・
これもご縁ですかね。


自転車背負い『さて帰ろうか』と言ったらカミサンが、『八重垣神社!』。
そうそう八重垣神社に行くんだったね。

お約束の鏡の池に受かべる縁占い。って夫婦で浮かべてドウすんだ?
直ぐに沈んだのでご縁は近い!
何の??
隣に浮かべた妙齢のお嬢さんのソレはピンと張ったまま漂い始めて・・・

いやはや何とも面白オカシイ二日間。
ご縁街道と謳うだけあって由緒もあれば新しい仕掛けもイッパイ。
中々力の入った企画も目白押しで箱モノに頼らないソフトパワーが漲っていましたよ。
オマケに縁結びの本家本元大元締めの後継者にご婚約内定の発表などもあったりして、とてもタイムリーな出雲路訪問でした。

何よりみなさんがとても人懐こくてトコトン親切。
温泉に行けば微に入り細に入り地図まで書いての道案内。
松江の市営駐車場の方々はワザワザ管理棟から出てきて近隣の見所や割引のシステムなどなど懇切丁寧に教えてくださり。
神代から現代に血縁で繋がるみなさんとも昵懇らしいお蕎麦屋のご夫妻はウチの野良寝車に興味津々。
室内の隅々までご覧いただき、クルマ旅への夢を膨らませて貰いました♪

アレ?そういえばあのトキの顧客の頑なまでに強いお誘い。
もしかして発表の儀、知ってらしたってコト・・・??

しかし楽しかったな。どうしても又来なくっちゃイケません。
えにしの路、ご縁街道、出雲路。
万歳〜ヽ(^o^)丿



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