2011年6〜7月 東北〜北海道紀行
『奥の細道より道 駆け足編』 〜 『津軽海峡夏景色』 〜
『はるばる来たぜハコダテ』 〜 『オジロの股くぐり』 〜
『くじら舞うウミ』 〜 『リスに注意?』 〜 『メカばんば』 〜
『ラベンダー薫る頃』 〜 『光と影のガーデン』 〜 『邂逅♪』

2011年梅雨本番。もちろん今年も梅雨休み〜〜〜♪
チョッと長めに休みをいただいて、横たわる梅雨前線の向こう北の大地を目指します。
例年ならば新日本海フェリーに下駄を預け、ノラリクラリと喰っちゃ寝てばかりの安楽道中なのですが、ことしは思う処在り「奥の細道」を齧りながら陸路北上することとしました。

奥の細道では何と言っても目出度く世界文化遺産への本登録成就と相成りそうな奥州平泉の中尊寺金色堂。
嬉しい事に早くも観光船など復活して観光客を積極的に誘致していると云う日本三景松島も外せませんね。
そして北の大地では海や山に暮らす沢山の生きとし生けるモノたちに逢えることも大きな楽しみ♪

期待に胸ふくらませ走り始めたワレワレは、トラックひしめく山陽道を敬遠しいつもスカスカ中国道。
この区間、アクセルはオートクルーズ任せでユッタリ走り抜け、代替えルート無くガンガン込み合う名神ではグッと辛抱し、八日市から北陸自動車道に逃げ込みます。
ここからはスカスカでまたまたオートクルーズ任せの安楽ドライブ♪

いつもなら此処からお気楽船旅が始まる敦賀の港を横目に、奥の細道の始まり始まり。

先ずは勧進帳『安宅の関』のクダリに所縁の『尼御前岬』。
ここは何と尼御前岬SAから遊歩道を徒歩2分。(^^ゞ

ことしは空梅雨かな、晴れ上がる空の下ユルリと散策して給油して出発。

新潟に入り休憩した栄PAのお店で「この辺に温泉は?」と問えば、「この辺にネェ〜。コレからどちら方面に?」と逆に問い返され、「会津!」と返せば「三条燕で降りて五泉市方面に向かえ。」とのお話。

三条燕の出口、ETCレーンに入らんかとするおバカの視野の隅にチラリと映った看板にはカトウモータースの文字。
おお、燕には越後の雄カトウモータースだ!
覗きましょう。
でも、見えているのに中々辿り着けない不思議な道路事情でしたヨ。
社長はお留守。
名物女史にチョイと工場を見せて戴きます。
お暇し、栄PAで教えて貰った温泉でゆったりホッコリそして車中泊♪


奥の細道、三日目二度目の朝。
阿賀野川沿いまでて若松街道をのんびりボチボチ会津に向かいます。

先ずは白虎隊で有名な飯盛山。
う〜ん、観光客が居ませんね。

観光バスは何処?
キャンピングカーもサッパリ見掛けず、殆んど居ないと言っても過言ではありません・・・


『白虎隊記念館』を拝観するものの、少年たちは何故に自刃せねばならなかったのか・・・?

今ひとつ呑み込み難い心もちのままミ〜ハ〜は奇怪な『さざえ堂』
これは無責任に楽しめました。(^^ゞ

猪苗代湖に廻りますが、ココもヒトが少ないな。
湖畔の某記念館駐車場にクルマを乗り入れると事務所の中のヒトたち全員がワレワレの方を注視します。
あらら、ココに停めちゃイケなかったのか・・・な? と思ってしまう程。

この後裏磐梯から米沢に抜け蔵王温泉でお泊まり。
この辺りでもすれ違うキャンパーはごく僅か。

明けて四日目の朝。
このまま北上し天童で将棋の駒。東根で丁度いま最盛期のさくらんぼ♪
と云うコースも考えなくはなかったんですが、太平洋沿岸の事が気に掛り早々東に舵を取るコトとしました。

先ず目指したのは青葉区広瀬町。早逝した旧友の実家です。
仏前に焼香し尊兄ご夫妻との思い出話に後ろ髪を引かれつつお暇。
続いて向かうのは同じ青葉区内の一番町。
名前の通り仙台旧市街のど真ん中で東北一の歓楽街なる国分町のお隣。そうバリバリの繁華街です。

野良寝車は繁華街が苦手。
大抵の場合は中心部に乗り入れず、近郊に停め置いて電車やバスで入るってのが無難です。
ウチはその為に自転車も背負っているしね。
でも今日は得難い情報を得て、繁華街のど真ん中なのにチョ〜広々したコインPに難無く駐車できました。

でも何の為に繁華街?

向かったのは仙台名物牛タン発祥の店と知られる『味太助本店』
柔らかくてジューシーでとっても旨かったですよ元祖牛タン。
テールスープもお味は上々でした♪
ただね、ドレも塩辛かったな・・・

仙台在住の別のお知り合いにも電話しましたが留守電になっていて、ご挨拶を吹き込んで松島に向かいます。
自衛隊や警察、その他復興支援車両と書かれた車両が沢山行き交う三陸道を走り松島に着いてみてびっくりしました。

つい三か月前の被災から何度も何度も見せられたニュース映像がどうにも信じられないほど綺麗に整う商店街。
よく見れば観光船乗り場こそ本来の建物はベニヤ板で塞がれ、桟橋の前に置かれたコンテナハウスがキップ売り場だったり、広場に液状化の痕跡を残すものの、何軒かある復旧作業中の店舗などもよくある改装工事と見えてしまえば別段に珍しい光景でも無く、とっても不思議な感覚です。


もちろん観光船に乗り島々を巡ります。
島々も被災しているのでしょうが、元を知らないワレワレには何とも穏やかで美しい景色でした。


オカに揚がり観瀾亭
いま巡ったばかりの海と島をチョッと違った角度から、そして丸で絵画のように切り取りユックリと愛でながらの抹茶とお菓子♪

至極の一服を頂戴していると、背後から何とも柔らかくて穏やかな抑揚の語らいが聞こえてくるんです。まるでBGMのよう。

悠久の情景と美味しいお茶を堪能してお暇。
さて、心地よいBGMの源はと山側に廻ってみれば・・・

流石、観瀾亭。
背中合わせでも3時のお茶を楽しんでおられましたよ♪


再び復興従事車両行き交う三陸道を北に。向かうのは気仙沼。
微力ながら何かお手伝いができればと出発前にボランティアセンターへ相談し地元の社協でボランティア保険にも加入して来ました。
ナビは津山から東浜街道を沿岸に出ろと指示しますが、志津川辺りは仮設橋で開通はしたものの復興従事車両で大混雑と聞いています。
もう少し内陸を北上し西郡街道を沿岸に出るルートとしました。

登米から西郡街道を伝い本吉で三陸海岸に出てみれば、松島とうって変わり思わず息をのんでしまう光景の連続。
流石に筋金入りのミ〜ハ〜たちも言葉が段々少なくなり・・・
気仙沼の友人宅に着くころには全くの無言でした。

気仙沼で見聞きしたコトは又改めて自分自身の心情が纏まってから書かせて戴こうと思います。m(__)m



今日は平泉に向かいます。
復興に従事する車両の邪魔をしないよう早朝に気仙沼を離れましょうね。

やって来ました平泉。
大変な混雑を覚悟して訪ねた中尊寺ですが、流石にTVの取材は複数組がいるモノの、思いのほか観光客が少ないな・・・

コレ↑金色堂の覆堂です。つい3日ほど前に世界文化遺産と指定されたばかりの平泉の中尊寺一押しの金色堂ですよ。
押すな押すなの大行列を覚悟して来たのに、こんな人っ子一人いない写真が撮れるなんて・・・トホホ
勘弁して貰いたいですね。過剰な自粛。
ケチケチしてると何れ自分の首を絞めるコトになるんですがね。
もう少しミ〜ハ〜でいきましょうよ。

毛越寺にまわり境内を散策。

浄土庭園。大層なお庭でした。
残念ながらことしは中止されたようですが例年『曲水の宴』がとり行われる遣り水辺りをパチリ。

毛越寺をでて厳美渓方面に走ると何やら鳥居がありますね。
面白いので入ってみましょう。

洞窟をベースに建物を作るってのは世界各国日本全国あちこちに同じようなモノがありますが、コレって子どもの秘密基地感覚?♪♪


ついに見ました『郭公だんご』
TV等々でお馴染みですが、だんごが空を飛びます。
だんごも旨かったけど、何より紙コップのお茶をこぼさず送り込む親爺の腕が凄い。(^^ゞ

カゴにカーソル載せてみてください♪
お茶はだんごの折りにポンと載せてあるだけなんですよ。
このカゴを結構なスピードで走らせた上に真綿で締めるようにフワッ〜と減速しながら着地させるんです。
これは”芸”です!

珍芸と思いのほか美味しい団子を楽しみ、肝心の渓谷美の観賞はすっかり失念して栗駒山を登ります。

クネクネと山道をよじ登ると峠道のテッペンには須川高原温泉。

空が青いかお湯が青いか、気分爽快・正真正銘天空の露天風呂♪

ココでは聞き取り困難な会話が飛び交います。
おまけに早口なんだコレが。
でも不思議なモンです。しばらく聞いていると何となく聞き取れるようになって来るんですね。(^^ゞ
向こうに見える同年輩は三陸の方。
お嬢さんが勤め先で行方不明になられて早や三月、「なぁんもヨゥ、仕事もなぁんも手につかねでカカアとふったり泣き暮らしてるサ」と半ば自失な態でありました。
右端の日陰で黒くみえる若い衆が、件のご夫婦のコトを案じて無理やり引っ張り出してきたとのこと。こう云う無理やりって嬉しいですね。

極上のお湯を浴びて走り出すともうそこは秋田県。抜けるような青空を眺めながらユルユルと下ります。

ついこの間、BS番組で火野正平さんが自転車でウロウロしていた『小安峡』を覗きましょう(^^ゞ
集落に入った辺りで路端に共同浴場の看板を見つけました。
ホホッ♪これは頂戴しなければ♪♪

湯上りは旅の衆に興味津々なおばあちゃんたちの質問攻めに何とかかんとか応えます。(^^ゞ

お楽しみの大噴泉に向かいましょう。
先ずは橋から見おろします。

おっと! 結構深い谷の底だな。
降りれば登らなきゃイケないのは自明の理。
この落差を見りゃ火野サンでなくとも尻込みするわな。

でもコレは腹を括って降りてきてホントにヨカッタ♪
岩盤の割れ目から轟々と吹き出す噴気。これは大噴泉と呼んで差し支えありませんよ。

えっちらホッチラ階段を登り切り、クルマに跨り山を下ります。

降りきったら稲庭うどんの湯沢市稲庭。超有名な佐藤養助商店。
残念ながらお食事タイムは終わり・・・
仕方がないのでB級グルメの雄『横手焼きソバ』の横手へ向かいます。

国道筋をのらりくらり北上していると十文字って道の駅がありました。
コンビニ併設なので夜間もクルマが出入りしそうですが、もう草臥れたので今日はここで野良寝とさせて戴きましょう。


快眠の朝、5時には朝食♪
駐車場は広く、コンビニ側を避けると意外に静かな場所でした。

さてさて、数日前には河童に逢いに『遠野』へ行きたいとも思っていたのですが、乳頭温泉は外すなと云う気仙沼の友人の強い勧めに従って花火の街『大曲』を経て『角館』にいきましょうて。

R13をユルユル走っていると『六郷湧水群』って看板がありました。
勿論ミ〜ハ〜は首を突っ込みます。





流石名水の里。
豆腐料理のお店が何軒もあります。
バックヤードで楽しそうに笑いながらの揚げ物姿をパチリ。
角館ではやっぱり武家屋敷。
広いですね道路が。

どうも昔からこの広さだったようです。





湯沢で喰いそびれた稲庭うどんを何故か角館で・・・
同じ秋田なんだからイイッカ。(^^ゞ

田沢湖を一周し向かうのは乳頭温泉。
ここでは友人の一押し『黒湯』
秘湯乳頭温泉の中でも指折りの秘湯とのことで否が応でも期待が高まります。





あれ? 名前は黒湯温泉だって言うのにお湯は白いぞ??
いいお湯だ。ヽ(^o^)丿

秘湯乳頭温泉の中でも超メジャーな『鶴の湯』にも是非入ろうと思っていたのですが、すっかり満足満足♪
鶴の湯はメディア等でもその写真がよく使われる本陣の見学のみとさせて貰いましたよ。
ハハ、自ら秘湯と名乗っておられるのに、こちらが超メジャーなんて表すのはヘンですかね。(^^ゞ

その後もあっちにフラリこっちにフラリと寄り道しながらも、ミ〜ハ〜夫婦はとうとう津軽にやって来ました。
R339バイパスに入り、見渡す限りのリンゴ畑の間をユルユル走ります。
おお!真っ赤なりんごの絵がとっても可愛い『はたけのゆっこ』と云う看板がありますよ♪
わがお友達の山口さんちは甲府市近郊の『ブドウ畑』を掘っちまった温泉なのですが、津軽ではやっぱ『リンゴ畑』なんですね♪

もちろんご入浴。
350円の銭湯価格でした。

お風呂に入ってしまうともう眠くなり近くの道の駅を検索すると直ぐこの先に『つるた』。
ここは国道脇とは思えないほど静かでしたね。
ガラガラ野郎は皆無。そもそも表の国道にトラックが走っていません。車中泊組はセダンとワンボックスとウチの3台のみ。
夜半にデート組みも幾らかはいたようですがコレも邪魔にはならず、程々に寒くて快眠でした。

『津軽海峡夏景色』に続く
TEL/082-876-0010 FAX/082-573-8108 ・お問い合わせ