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ヒグマの好物と聞いてしまうと水芭蕉のことばかり気になってイケません。

多く見かける樹木の爪痕には余り切迫感が無かったのです、が喰い散らかされた水芭蕉の熟れの果ては何ともリアルでした。





ヒグマにビビりながら景色を眺めていると歩道の向こうからキタキツネが・・・



奴もヒグマの気配にビビっているものか左ばかりに注意を払います。
此方には気付いていないのか、人間風情とナメているのか?



でも直ぐ傍まで来ると、ギョッとした様子で立ち止まります。

此方をジッと見つめたのち左を一瞥、



鼻先戻す勢い其のままにプィっと右に向きを変え藪に消えて行きました。





聞いてみたいもんですねキツネに。
奴が気にしていた左手の水辺方向には何の気配があったのか・・・

(カミサンが2ショットを撮ってて呉れましたヨ)

何はともあれヒグマとモロに遭遇すること無く五湖から二湖までを歩きました。

このガイドツアー、15分間隔でのスタートで他のツアーと重ならず、五湖から二湖に向かって降順に廻る一方通行なのですれ違いもなく、はみ出して歩道わきの植生を踏み荒らす心配もありません。
特に今回は関西なまりのご夫婦との二組4人だけ。とても落ち着いた雰囲気で散策出来ました。

最大でも一組10人ですからガァガァ五月蠅い人たちを我慢ながら歩くって云う機会も少ないでしょうね。
何より植生への負荷も大きく抑えることができそうです。

マァこのガイドツアー制度の導入、ヒグマからヒトを守ると云う意図も勿論あるでしょうが、ヒトから植生を守ると云う利得の方が大きいと感じます。
ガイドも良く勉強していてとっても良いツアーでしたよ。

クルマに戻り今日の寝場所の相談です。
選択肢は豊富♪
第一候補は設備更新トイレも水洗になった夕陽が丘の『国設野営場』
イヤ、ことしも夕陽が丘の『夕陽の当たる家』に泊るってのもいいな。
それとも野良寝車ひしめく『道の駅シリエトク』か。

そこでカミサンが岩尾別温泉の『ホテル地の涯』を提案して来ました。
おっ!ソレも良いな。

早速岩尾別ユ−スホステルまで戻り、クルッと廻って山中分け入り『ホテル地の涯』。
フロントで「泊れる?」と聞けば「ごめんなさい。」と返る・・・
そりゃそうだ、知床の短い夏。さっきもバスが着いたし、ロビーは山歩きの客でごった返しています。

一旦畳の上でのゴロゴロを想像してしまうと、今更野良寝って気にもならないので『道の駅』はパスして夕陽台に登り、先ずは『夕陽の当たる家』を覗きます。
フロントで「一年振りだね。」と声を掛ければ「お帰りなさいませ。」。
こりゃ泊らん訳にはイカンでしょう。

ここは基本B&Bでして館内での夕食はありませんが、希望すれば送迎付きで『知床グランドホテル北こぶし』の豪華絢爛?和洋中ビュッフェや懐石料理を戴くことができます。
でもボンビ〜はコインランドリーに洗濯物放りこみ、自力で街に降り商店で買い出し。
ホテルに戻ると用意して呉れていた電源にクルマつないで充電開始。

早速温泉に入れば結構なヒトの数・・・?
おうおう繁盛してるなと思いきや、いつの間にやら外来入浴の受け入れを始めたようで、国設野営場利用者のみなさんでした。

湯上りにクルマを覗いてみると、もう充電器は止まっていました。
この数日、電子レンジやTV・照明などで消費した電力は、ソーラ充電と走行充電で充分カバーできていたようですね。

これだけ便利に使わせて貰って何もかも外部調達ってのも些か失敬なお話ですから、ビールは一階の自販機で買ってお部屋で乾杯ァ〜イ♪

期待の夕陽は水平線に雲が広がり、イマイチでした。

また温泉に入ってオヤスミ・・・


久々に日の出をモノともせずユックリ眠りました♪
窓いっぱいにオホーツクの海を望み、眼下にはウトロの港と眺望抜群なダイニングルームでの朝食は7時から。
早く行かなきゃ眺望が・・・、なんて心配はないのでユックリ参上するとみなさんお食事もたけなわ。
お任せは良いですね。毎朝大したコトをしている訳でもないのですが、何てったってお片付けが要らないのがイイ。(^^ゞ

ダラダラした挙句、朝風呂にも入ってユルリと出発。
出掛けに隣の国設野営場を覗くともうもぬけの殻。誰もいませんでした。
道の駅に立ち寄りカミサンはチョイとお買い物。
手持無沙汰なわたしゃその辺をブラブラ。ココには沢山のキャンパーが居ます。

やはりダントツは200系ハイエースのスーパーロング。多種多彩な架装メーカーのステッカーが見れますね。
続いて多いのはボンゴクラスをベースにしたライトキャブコン。
中堅ジルクラスは流石に堅調ですよ。
今年は何故か軽キャンパーが殆んど目につかず、豪勢なクラスは相変わらずのご盛況。
この駐車場にも山口ナンバーのミラージュや多摩ナンバーのTスターに名古屋ナンバーのカルマン、そしてウチのユーロピオなどベンツベースがズラリ。
そう云えばこのクラス、去年や一昨年はデスレフなどのフィアットベースがやたら目につきましたが今年はサッパリだな・・・?

アレコレ物色の果て、幾つもの袋を手にしたカミサンがクルマに戻るとユルユル走りだし、知床林道との分かれに建つ『知床自然センター』。

この裏手、フレペの滝への遊歩道の脇に『しれとこ100平方メートル運動ハウス』があります。
昭和52年のこと、『しれとこで夢を買いませんか、知床100平方メートル運動』という新聞記事を読み強く共感し、早世した弟の名前で送金しました。

今は旧開拓地の買い取りは一段落し、平成9年からは自然な生態系の再生をめざす運動が進められ、新たに「100平方メートル運動の森・トラスト」として植生の回復に力が注がれています。
みなさんも参加しませんか? 知床自然センターでも寄付を受け付けています。


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