2006年6〜7月
わが地広島では梅雨の盛り6月末、梅雨には縁が無い筈な北海道は道東の新鮮な魚介と豊富な温泉を目当てに徘徊することとしました。

シゴトを早仕舞いし、西日を背に山陽道をひた走ります。
山陽道を快調に流していると、何処か懐かしく・・・。
でも普段馴染みのない後姿。

近づいてみると一昨年秋、韓国の古都慶州に出掛けたときに釜山の街でチャーターした紀亜のワゴンのショート版。
なんとナンバーも『Busan』。国際ナンバーでした。
きっと関釜フェリーで渡って来たのでしょう。

さてわれわれは名神・北陸道と乗り継ぎ、折角の深夜割引ですから敦賀IC直前の刀根PAでチョィと時間調整。日付が替わる数分前、トラックや乗用車が一斉に動き出します。みなさん思いは同じですね。

敦賀港フェリー埠頭には0時15分頃の到着。埠頭では沢山のトラクターが忙しく走り回っています。

チェックインカウンターで手続きを終え、クルマを列につけると程なく乗船開始。フネはすずらん
船倉には既に大型の貨物トレーラーがビッシリ積み込まれ、自走で乗り込むのは乗用車ニ十数台、自衛隊さん数台、キャンパーは三台だけ。
夏休み時期であれば大変な混雑と思しき客室も、梅雨時とあって疎らです。

少々退屈ではありますが、揺れないフネで19時間の快適な船旅。
幸い、KD470で四国・九州など西日本一帯を周遊して北海道にお帰りになるシミズさんご夫妻とお会いしたことで、道内の最新道路事情や地元ならではのお薦めのお店など色々とレクチャー戴くこともでき有意義な時間を過ごしました。

フネは津軽海峡に入り、右舷間近に竜飛岬と風力発電の風車を眺め、函館山立待岬を左舷に遠望し恵山岬を廻り込むとそろそろ日没。

フネはとっぷり暮れた苫小牧東港に入り、船内で働くとってもキュートなおじょうさん達ともお別れです。
接岸すると直ぐに下船が開始され21時前には暫定供用で無料開放中の日高自動車道に入り東に向かいました。
前後に通行車両も無く、アッという間に終点。

終点の門別から国道237を北上します。
流石に北海道、そこかしこで鹿の姿を見かけます。カミサンやたら喜びますが、鹿なんて宮島にだってたんと居るじゃないか。
少し大柄なようにもみえるけど宮島の連中との違いはなんだ?
でも、宮島の鹿のように馴れ馴れしく無くて良いな。野生の目をしています。

日高町から国道274に移りトラックが喘ぎ喘ぎ登る日勝峠を鼻歌で越え、コレまた誰も居ない道東自動車道に入り帯広の街へ。
久しぶりに高速料金を手渡しで払いましたよ。

そのまま友人に教えて貰ったビジネスホテル『ボストン』に滑り込みます。
ホテルに泊まるわけではありません。ここは外来も深夜1時まで入れる温泉銭湯なのです。
脱衣所で時計をみると23時半。意外に早かったな、200キロ位はある筈なんだけどナ・・・?

ザァザァと掛け流されるコテコテで濃厚なモール泉を満喫した後は、今夜の野良寝予定地、道の駅音更。
煩いと聞いていたのですが深夜の国道241に大した交通量は無く、騒音といっても多寡が知れていました。それより駐車場が狭い!
知ってる限りでは川口(埼玉県・外環道沿い)位かな、こんなにコンパクトな道の駅。

何はともあれエンジン掛けっ放しのトラックの横に敬遠スペースをみつけ、ここに入り込みます。
キャンパーは壁や天井にしっかり入れられた断熱材が吸音材として働きますし、ウチのは窓もポリカーボネートの断熱二重窓にしたので更に有利。
程よい疲れで直ぐに熟睡。

7時頃目覚めるとガラガラトラックはおろか、大半のクルマも出て行った後。

洗面から戻ったカミサンは満面の笑みでクワガタを差し出します。
君はガキか!(^^ゞ

朝食もそこそこに元気一杯で釧路に向け出発。
ところが国道241帯広方面は朝の通勤渋滞。都会ですねぇ〜
平行した道道に移るべく地図を拡げると其処には十勝川温泉郷の文字があります。
当然立ち寄りましたが、早朝ではありますし、立派なホテルばかりで取り付く島も無く、また予備知識もないので温泉街をクルッとひと廻わりして道道へ。

今更国道38を行く気もなく、とことん道道73を走り池田ワイン城の傍を通り豊頃で十勝川を渡ってきた国道38に渋々合流。
音別からは右手に太平洋を眺めます。

馬主来沼を過ぎたあたりの峠に蜘蛛(蟹カナ?)のような木造の建物あり。
覗いてみると『M7・8パネル館』と云う看板。釧路沖地震の際の被災状況をパネルで展示してありました。

また海岸に出て、白糠の道の駅『しらぬか恋問』に寄ったりしながら11時頃には釧路の街に。

最初に寄るのは駅前『和商市場』。
先ずはTV雑誌で有名な『勝手丼』を食さねばなりません。

ところが、入って直ぐに何ともヒトのヨサそうなお髭のお兄さんに声を掛けられ自慢のシャケやホッケを見せられるとドウにもコウにも旨そうです。
一通り買い物が済んだところでやっぱり『勝手丼』。
先ず一軒で丼にご飯を買います。


買ったご飯に勝手気侭にネタを載せるのが『勝手丼』♪
余り勝手気侭にしていると
お会計が・・・ヽ(^o^)丿

ちなみに出し巻き卵はオマケ♪
蟹の味噌汁100マン円也ももらって市場中央のテーブルで食します。
ハハ! 何とも平らかなお食事!!

食後は今日のメインイベント『釧路湿原ノロッコ号』。
釧路駅から塘路(トロ)駅まで道路が通らない釧路湿原の中を日本一ノロいと自負する列車が走ります。
しかし、こんな無茶な路線今ならとても出来ない道理です。
如何に当時としても大日本国有鉄道だから出来たんだろうな。まぁ、只のズブズブした荒野としか考えてなかったんだろうしネ。

何はともあれ、ノロッコ号からしか眺めることの出来ない釧路川沿いの釧路湿原を楽しみます。
列車の傍を立派な鷲が飛んだり、鶴としか思えない大きなトリが飛んだりと、結構お値打ちですぞノロッコ号。
普通運賃530円だけでも乗れますし、300円のプレミアムで指定席を確保することもできます♪
注!(この時期暖房などアリマセン。寒い日はとっても寒い。6月の末と云うのに、この日はポロシャツにフリースベストその上にフリースジャケットと、厚着でした。 呉々もご留意下され。)

塘路の駅では柵の中のエゾ鹿を眺めたり、カヤックツーリングのお店を覗いたりとウロウロ徘徊。
すると、壁に大きく『いもだんご』と書いた小屋♪
興味津々近づくと、メニューには『ひしだんご』ってのもあります。湿原に咲く水草のヒシ。その実を後述のイモダンゴに練りこんでいるそうですヨ。
コレコレと即注文。 でも売り切れだって・・・(>_<)

そこで看板にも掲げられる、ベーシックなイモダンゴ!
焼きたてを帰りのノロッコ号で戴きました。
こりゃ旨い!コレでたったの200円。
おまけにココのオバちゃんっていったらとっても元気で可愛いの何のって♪ 塘路に行ったら必見!! いや必食だった。
この後、道東各地でこのダンゴを食しましたが、やっぱりイモダンゴは塘路だな!

同じ列車の折り返しで釧路に戻り、クルマでとって返してまた釧路湿原。行って帰ってまた行ってザンス。

    ☆ ノロッコ号を楽しもうと考えられた方にミニ情報! ☆
釧路駅周辺の駐車事情は今ひとつです。便利でお得な駐車スペースをみつけました。マナーを守れる方はメールでお問い合わせください。

今夜は30余年振りで釧路湿原内のシラルトロ湖キャンプ場にお泊り。
キャンプ場を管理する『憩いの家かや沼』では宿泊者やサイト利用者だけでなく一般の外来者も比較的遅い時間まで館内を利用出来ます。
食堂20時、温泉22時半迄とは何とも有り難いじゃありませんか。

今夜の夕食は(左)エゾ鹿焼肉定食(新メニューらしい)と(右)お造り定食をチョイス。
マァ、釧路ですから魚介が旨いのは当たり前ですが、エゾ鹿の肉がこんなに旨いとは意外でした。
北海道では天敵をなくし増え過ぎたエゾ鹿をドンドン食べようキャンペーンが展開されていました。他ではエゾ鹿バーガーなんてのもみかけましたよ。

食後はフロントで温泉一人400円。ついでにキャンプ場利用料一人360円を支払い、ジャンジャンバリバリ掛け流しのモール泉をしっかり浴びてキャンプ場に戻ります。

さて懐かしのシラルトロ湖キャンプ場。昔泊まった湖畔のサイトは閉鎖されており、憩いの家かや沼の南側の森を切り開き、チョッと水辺から離れた新設サイト。
でも、東側崖下には水辺の旧サイト、西側崖下には網走行きのディーゼルカーが時折走る釧網線の線路と中々のロケーションです。
7〜80張りは設営出来ようかと云うサイトの奥に炊事棟。その更に奥にはエラク立派なバイオトイレが設置してありましたヨ。

その広大なサイトですが、他にはテント一張りのみ。
ご挨拶すると、先程温泉でご一緒していた親子。お父さんは同年輩、なんと足元はわたしと全く同じスニーカー。
函館からお越しでした。
しばしば水没していた湖畔の旧サイトの話など昔話に花が咲きます。
軟弱な夫婦は暖房トイレに惚れ込み駐車場でお寝む・・・(^^ゞ



枕元かと思うほど、やたら近くで呼びかける『カッコウ』に起こされると、夜半に降り始めた雨は上がっており、すこぶる寒くはありますがとても気分の良い朝です。

炊事棟に水を汲みに行けば温泉ほど濃くはないものの飲料水もモール色。コーヒーを淹れると、いつもの豆が甘くトロリとした舌触り。
その土地その土地の水を慣れた豆で味わえるのも野良寝旅ならではの醍醐味です。。
寝覚めに余りの寒さで点したFFヒーターもスパッと消して、元気に朝食。

かの親子さんは湿原探訪にお出掛け。われわれは、鶴サン居ないよナァ〜と言いつつ、その名も”鶴居”村方面にぶらぶら。

鶴居村に入った辺りで鶴居キャンプ場隣接の『グリーンパークつるい』に天然温泉の看板をみつけ突入♪

早朝で受付時間のかなり前にも関わらずフロントにいた従業員さんは快く迎え入れて呉れました。
ここもコテコテのモール泉。何てったってお湯がとろとろで湯口で立った泡がいつまでも消えず、そのままオーバーフローして行くという有様。

朝風呂を浴びご機嫌で向かう先は村内の丹頂展望の名所鶴見台。着いてみると諦めていた野生丹頂が霧の向こうに4羽も!

鶴だ鶴だと歓んでいると、お婆さんがでてきて『エサァ〜やるから若いやつはず〜っと居る』だと。
お婆さんは若い鶴たちが可愛くて仕方がない様子でしたが・・・

でも、そう聞かされてしまうと、所在無げに餌場でたむろする若い丹頂の姿にコンビニの前でたむろするヒトの若者の姿がダブっちゃってイケマセン。(^^ゞ

温根内ビジターセンターに回り、湿原の生き物など展示物で軽くお勉強。
木道をチョッとかじり、野鳥の声を聞き、おバカはスッカリ湿原を知った積もりとなり意気揚々と屈斜路湖に向かいます。

道道53を走り屈斜路湖に着けば、先ずは和琴半島池の湯に代表される沢山の露天風呂群ですね。
湖を眺めながらの入浴は格別です。

湖岸で暫く遊んだあとは友人に教わりとっても楽しみにしていた『キッチン&カフェこまめや』。
わたしはコロコロハンバーグ、カミサンは鮭とほうれん草のクリームドリア、米は三分づきをチョイス。
これは旨い! 友人の強い推薦に納得納得。
わたしも自信を持ってお薦めできますね。半端な時期の平日にも拘らず、途絶えぬ客足が店の評判を物語っています。
例によって美味しそうな料理に目が眩み食べ始めて暫くしてからカメラを思い出すと云うパターン。(^^ゞ
ころころハンバーグは4つです。野菜も山盛りでしたです。ハイ。
凛とした眼で丸々とした赤ちゃんおんぶして”こまめ”に働く姿にも万歳!!
逞しい子に育つぞ♪
  (残念ですが、こまめやさんは2007年11月をもって閉店されました。)

コタン温泉を覗き、観光客で賑わう砂湯温泉を冷やかし、川湯温泉街の中心へ。
昔と変わらぬ佇まいの公衆浴場を眺め、若き日の思い出に浸り一人でウルウルしていると、ウロウロしていたカミサン『河原に何かある!』
見ると向かいの河原に立派な足湯が出来ています。
おっ!そりゃ見逃せん。お風呂の前にチョッと足湯に浸からなくっちゃ♪

足湯では先客に同年輩で関西なまりのご夫婦。
自分たちへのご褒美に、何も無いところで、何もしない湯治がしたいと川湯の一流ホテルにお宿を数連泊だそうですが、『免許のうてレンタカー借れヘンし遠場には行けまセン。歩けるトコロは行き尽くしたし、豪華な食事にも飽きましたワ、朝昼晩足湯に来てマス。』と語っておられました。

足湯を出ていよいよ川湯公衆浴場。とっても硫黄の香る熱湯と真湯の2つの浴槽。目を閉じればアァ青春の日々♪ なんちゃって。(^^ゞ

湯上りは川湯定番の硫黄山見物。
拡声器を握り締め「タマゴタマゴタマゴ〜!」と陽気に叫ぶたまご売りの親爺の声を背に、シュウシュウ噴気を吹き上げる硫黄のチムニー見物。
件の親爺に呼び倒されて噴気で蒸した卵を食します。何でこんなに旨いかねぇ〜

卵を食べ始めるとカラスが足元に来てねだります。
周りの観光客がしきりと卵を投げますが、コイツ黄身しか喰いません。
図々しい上に贅沢な野郎ダ!


ついでに摩周湖に廻り霧を見物。
川湯に下りてきて駅前の公営浴場つつじの湯を覗きます。
コレはメッケもん。とても良いお湯でした。
ところで北海道のツツジはこんな按配の色ばかりなの?

そろそろ夕食の時間となり、コレも友人に教わった川湯温泉街の居酒屋を訪ねるとお休み。絶品という『厚岸の牡蠣』を楽しみにして来たのですが、仕方無く近くの食堂で捕食。
ココでの無念な思いは些か尾を引きましたが、後日その無念は十二分、イヤそれ以上に晴らせることに。

今夜の野良寝は国設砂湯温泉野営場。
事前に管理者に電話したところ開設期間前なので管理費の徴収はしないが、ゴミは必ず持ち帰ることを含め節度ある使用をお願いしたいとのこと。
もちろん!

他にはバイクの若者が数組小さなテントを張り、駐車場にはエンジンを掛けた札幌ナンバーの4駆が居たのだけど、コレは8時頃には居なくなり、聞こえて来るのは森の奥の鳥の声だけ。
寂しぃ〜
でもトイレは温泉流用なのか床暖房。自動ドアまで設備した豪華施設。さすが北国の温泉地?
とっても静かな静かな静かな湖畔でゆっくりお寝やすみです。



今日もまた水辺に響くカッコウの声でお目覚め。とっても爽やかです。
静かな湖畔の朝の定番ですね♪
時計を見ると5時半ごろ、辺りはスッカリ明るくなっておりますが、屈斜路湖に浮かぶ中島のトップは霧の中。

朝食をとりながらこの明るさならガスは大した厚みでは無かろうと考え、摩周湖展望台に登ることにしました。
大当たり♪登りきった第3展望台の駐車場はガスの上♪♪

南西には、はるか雄阿寒・雌阿寒まで眺望でき、眼下にはとっぷり雲海が広がります。

とか何とか喜ぶのもつかの間・・・
展望台まで上がり反対側を見下ろせば当然のことながら摩周湖も霧の海。(;_;)
まぁ、何てったって『霧の摩周湖』だからね。
長ダマつけた一眼レフ構える若者は湖面が見えると言います。
おぢさん望遠なくても遠くはヨク見えるんだけどナ・・・?

気を取り直し、山を下り国道381を小清水方面。
広大なジャガイモ畑を通り抜けるとオホーツク。
浜小清水の道の駅(JR釧網線の本物の駅でもあります。)を覗いたりたりしながらブラブラとオホーツクの沿岸を走ります。
浜小清水の原生花園に立ち寄り、流木を拾い、不思議な色合いの黒百合を鑑賞しました。

サロマ湖に向かうべく国道244を走り網走の街を通り抜けます。
ところが、網走の街に矢鱈滅多林立する『博物館網走監獄』なる看板に釣られて昔見物した網走刑務所の前を通り過ぎズルズルと天都山の山中に・・・
パス!

国道238に戻り網走湖から能取湖沿いに大きく迂回してサロマ湖に向かいます。
国道から常呂の街に入る分かれ道(旧国道?)に海産物を売る『ところ道の市』がありました。
中に入るとコレが安い!
手前のトロ箱一杯のカレイが900円だったり、その向こうの手の平ガレイなど七尾で380円!
カミサン曰く「眩暈がする・・・」

常呂には『ところ遺跡の森』があります。この常呂遺跡からは太古からアイヌ時代へと続くすべての時代の遺跡が発見されているそうです。
海の幸、山の幸が豊かだったのですね。また、今より温暖だったそうですヨ。
必見!
展示館ところ遺跡の館から出ると丁度お昼時♪

目当てはフェリーの中でご一緒したシミズさんご夫妻一押しの『船長の家』。
海のものなら何でも旨いというお店♪
道の市と同じ水産業者が経営するトコロの港の割烹民宿です。

船長の家はところ遺跡の館の真正面でした。
カミサンは蟹コース。わたしはホタテコースをチョイス。
いやぁ〜旨かった。量もたっぷり味も上々♪ 満足しました。
ココでも箸をつけてからカメラを思い出す・・・(^^ゞ

その昔ホタテをご馳走になった漁師さんの家を探そうと漁港まで行きました。
ところが、寒村とみえた集落は、今や立派な家や作業場が立ち並びサッパリ様子がつかめません。まぁ、思い出は思い出として仕舞って置きましょう。

さて、あの時は真ん中の一台分だけが舗装された砂利道をのんびり北上し、滅多にクルマと出会うコトも無いままに紋別を経て宗谷岬を目指しましたが、この度はそんな時間はありません。

知床に向かうべくサロマ湖を離れ再び能取湖から網走の街。しかし、こんなに大きな街だったのかな?
朝通った小清水を抜け斜里方面に。

斜里では旧国道沿いにある斜里温泉湯元館を楽しみにしています。

ここもコテコテのモール泉。
隣には夏場日本各地からバイク乗りが集うというキャンプ場クリオネ遊牧場がありました。

いよいよ知床半島に差し掛かります。
オシンコシンの滝を見物に行ったところ、階段脇の草むらに小鹿が一頭♪

足元はおぼつかづ、大き目の猫くらい、生後間もない小鹿ですが、腹をすかしている様子も無くとても落ち着いた様子。
おおかた親も近くにおり、親子の間では意思の疎通があったのでしょう。

オバさんたちが可哀想だの何とかしなくっちゃだの小娘の如く騒いでいました。
結局、オバさんたちは土産物屋の女性たちに何とかして呉れと訴えたそうですが、お店の方は『アンタたちが帰ったら親が迎えに来る』と、すこぶる冷静だったとはカミサンの弁。

快晴のウトロに入り先ずは知床五湖。熊が出たとかで二湖までに規制されていました。
その昔、この駐車場で野宿していて『熊さ出るから飯は炊かねでくれろ』と言う巡回の駐在に『オーロラを見た』と言ったら『樺太の山火事だべ!』と鼻で笑われたことを思い出します。

そのトキは『そうか、山火事なんだ。』と納得したのですが、つい数年前それは本当にオーロラだったと知りました。
赤いオーロラ・低緯度オーロラと呼ぶそうです。
今にして思えばアノ駐在サンも見てたんですね。
『樺太の山火事だべ』と即答したって云うコトは、北の空でモヤモヤと赤く騒ぐアレを・・・
(画像出典:アストロアーツ)


ここはやっぱりカムイワッカの湯の滝に浸かりたいところですが、今や知床林道は『通年通行禁止』。夏休み時期のみシャトルバスが走るそうです。
でも上高地ならいざ知らずシャトルバスで林道走って何処行くの?
みんな沢を登って湯の滝の滝壺に浸かるのカナ??

しかしマァ何ともヒトが多いクルマが多い。自分のコトを棚に上げて言い放つのもナンですが、環境への負荷を考えれば確かに規制も必要でアリましょう。
誰も居ない林道をバイクや自転車で勝手気侭に行ったり来たりしていた昔と同じような訳には参りません。

懐古ついでに岩尾別ユースホステルにも寄ってみようかなとも思いましたが、カミサン興味無さそうで通過。

その名も『ホテル地の涯』が建つ岩尾別温泉。ホテル地の涯は日本最東端のお宿。
ココはホテルの前の崖下に三段の湯船、少し林間に歩くと滝見の湯船と何れも無料の野天風呂があります。

もちろん混浴ですがココもヒトがチラホラ。
カミサンは何処で仕入れた情報か、ヒトの多さは織り込み済みで水着を用意するなど意欲満々。
入りましたとも♪ 衆人の中♪♪
混浴露天での水着着用には賛否様々ではありますが、わたしとしては目の遣り場に困るよりイイかな。

クルマが溢れるネイチャーセンターまで戻りしばし知床のお勉強。(^^ゞ

今夜の寝床は国設知床野営場。ココも30うん年振りです。
ウトロ背後の丘、原生林をチョットだけ切り開いた野営場、丘の名はその名も夕日台。オホーツクに沈む夕日を拝めるゾ。
とか何とかカミサンに能書き垂れながら登ってくると愕然! プリンスホテルをはじめとする野営場背後の立派なホテル群に度肝を抜かれました。
丸で熱海か伊東にでも来ているような光景です・・・

しかし野営場に入ると、場内をわがもの顔に闊歩するエゾ鹿どもとソノ糞など昔のままの鄙びた光景。
西の林からは眼下にウトロの港、その向こうにはオホーツクの海が拡がります。
近隣には夕日台の湯という温泉銭湯もできており、プリンスホテルとの間の墓場さえ気にしなければ、中々のロケーション。

使用料は清掃協力金一人350円のみ。テントに掲げるプラスティックの受付済票を渡されます。
写真の通りオートサイト?もあり、もちろん芝の上での直火は不可ですが、ガスなどの器具を使うならクルマの傍での調理や食事が可能です。


早く起き、朝食を済ませ、受付済票を管理棟前のカゴに放り込み出発!
人が溢れて来ない内にウトロの街とはオサラバだな。

初めて通る知床峠。
昔は斜里・標津経由で130〜40キロも走ったウトロ〜羅臼ですが、今や峠を越えるとアッと云う間に羅臼の里。
世界遺産に指定されてからではトテモ許されなかった道ですね。

朝っぱらから羅臼温泉『熊の湯』。

熊の湯愛好会のみなさんと入浴客が力を合わせて清掃を行います。
景色は抜群、お湯は最高♪
硫黄臭っさいのなんのって半端じゃありません。

湯上りはご機嫌で羅臼の街まで降り、道の駅羅臼。
あれこれ買っていると、カミサンはお店のヒトに『お風呂入ったの?』と聞かれ、『うん』と答えると『熊の湯?』。カミサンが『臭い?』と聞き返すと『うん!』だって。(^^ゞ


マッカウス洞窟でひかり苔のほのかな光を鑑賞し、セセキ温泉に向かいます。

残念、セセキ温泉は利用者のマナーの悪さに憤慨した地元の方が管理を放棄されていました。

気を取り直して道道行き止まりの相泊に向かいます。
ここ相泊温泉もセセキ温泉同様海岸に自噴する温泉を枠で囲っただけの湯船です。
やはり地元の方々が清掃や日常の管理をされています。
また、夏場は簡単な建屋で囲われ男女が別となりますが、この時期は湯船だけ。(^^ゞ

オトコ衆は見ての通りのスッポンポン、入るに入れず湯船の周りで足湯と洒落込む女性陣に遠慮しつつ,ここでもわが道を行くカミサン! 夫婦揃って湯船の底から自噴するとってもとっても熱い湯を存分に楽しませて戴きました。

               相泊のみなさまに感謝_(_^_)_

波消しテトラの上で火照る身体に潮風を受け国後岳を遠望し、最果ての温泉を堪能した喰い惚け夫婦は次の獲物を捕食すべく、ぼちぼちと道道をもどります。

お昼はカミサンが道の駅で調べあげた羅臼の街の和食の店『まるこし』。

またまた大正解でした。
道内でも最上級と称される羅臼のほっけはプリプリ。
お造りは新鮮この上なく、ああ極楽♪

食後、今夜の野良寝予定地羅臼温泉野営場に向かいます。

野営場の手前で間欠泉の看板をみつけ、もちろん見物♪
チョッと歩き、ボーリング云々、パイピングが云々と云う説明を眺めていると、程なくシューっと云う音が聞こえ始め、お湯を吹き上げ始めるのです。
ホンマかいな・・・?

熊の湯の向かいの坂を上がると羅臼温泉野営場。
管理棟で清掃協力金一人300円也を支払い受付を済ませ、ゴロゴロ。






しばしまどろんだ後、道の駅に向かいます。
お目当ては道の駅にある、その名も『海鮮工房』に並んでいたホタテや牡蠣などの新鮮な海産物。

朝見た立派なホタテは売り切れていましたが、川湯温泉で喰い損ねた厚岸の立派な殻付き牡蠣をゲット♪

それに地元羅臼のウニや野付のアサリとやたら大振りな襟裳のつぶ貝。つぶ貝は焼いちゃ勿体無いとお店の方が刺身に造ってくれました。
更には山盛りの茹でタラバに地ワインを手に入れ、意気揚々と引き上げます。

目論見を大きく越える極上の獲物にスッカリ気分が盛り上がり、野営場に戻ると夕餉には程遠いウチから焼き始め。カミサンはワイン、わたしはお茶でとおバカな夫婦の大宴会。
コレもカメラを思い出したときは時既に遅し。喰い散らしたアト・・・(^^ゞ

腹一杯喰って、ふと見上げると抜けるような青い空に綺麗な夕焼け雲。

折角だからとクルマに飛び乗り知床峠に向かいます。
酒を飲まない亭主は便利だねぇ〜

登って来てヨカッタ♪


青い空と夕焼け雲と知床連山。手前に大きく羅臼岳。
ホンに絶景です。

振り返れば雪・雪・雪。
寒いやね・・・

野営場に戻り、熊の湯に浸かりマタマタ極楽極楽♪ とっても硫黄臭っさい夫婦は口も眼も身体も満足させて早くも眠りにつきました。


北海道の夜明けは早い。
とりわけ道東の夜明けは早い。
早く寝たわれわれも早く目覚める。
5時に目覚めると空はもう真っ青。

居ても立ってもおれず走り出すおバカの向かう先は今日も知床峠。

峠の展望台まで行きひとしきり眺望したところで、ヒトの溢れるウトロに降りる気が失せ、再び羅臼に戻り標津方面に転進。夕べ喰ったアサリの故郷野付に向かいます。

途中でサーモンパークの看板をみつけ寄り道。未だ未だ開園時間には程遠く暖房完備のトイレを利用させて戴き再び国道335へ。
国道に戻ったところでポー川史跡自然公園の看板をみつけ立ち寄ります。ここも開園前でしたが、隣接にはキャンプ場も整備してあり敷地への出入りは自由のようでした。開拓時代の建物や道具が展示してありましたヨ。

野付半島は霧の中でした。
野付半島ネイチャーセンター』にクルマを置き、トドワラまで原生花園を歩きます。




























何とも不思議な光景でした。
エゾカンゾウやハマナスなど可憐な花々が咲きほころぶ原生花園の先には立ち枯れた木々が・・・

荒涼としたトドワラを巡る木道は冬の荒波に打たれて破損し、何箇所か通行不能です。

2時間近く歩き回りネイチャーセンターに戻るとハマナスソフト♪ ハマナスの花のジャムがタップリかかって良い香りでした。

ステッカーを手に入れ野付半島を後に、しばし野付越しに国後を眺めながら国道335を南下します。国後の余りの近さにクルマを止めて写真を撮ることに。
国後は野付半島の直ぐ向こう。手が届きそうなほど近くに見えます。

もう少し南下した場所には別海北方領土展望台もありました。

更に国道を南下していると尾岱沼でふれあいキャンプ場の看板に惹かれ寄り道。
ロケーションは最高。料金はリーズナブル。
とっても良さそうなキャンプ場でした。



野付温泉『浜の湯』で一風呂浴びようとキャンプ場から国道335に出た途端、渋滞。お巡りさんも出て交通整理をしています。

ズルズル走りながら浜の湯を目指すと真ん前で盛大なお祭り。その名も『北海しまえび祭り』♪
とってもラッキィ♪♪
早速、しまエビの塩茹でといもだんご。そして野付のアサリの味噌汁を買い込みます。
エビは子持ちな上にプリプリ♪ アサリは身がギッシリ。ヽ(^o^)丿

漁協の出店で味噌汁を売る元気なご婦人たちに『凄い人出だね』と声を掛けると『札幌からきたの?』って問います。
ビックリするかなと思いつつ『広島!』って答えると、意外にも『アァ〜そぉ〜』と今ひとつ気の無い返事。
なんだかなぁ〜?

席に戻ってカミサンに話すと、隣のヒトが『北広島だと思われたんじゃないの?』って・・・
そうかも知れまっしぇん。

ところで、その隣のヒトは旭川の方で『北海しまえび祭り』目当てのバスツアーでした!
有名なお祭りなんだね♪

思わぬ海の幸三昧の後はやっぱり浜の湯!
写真奥が温めのモール泉、手前が熱い食塩泉のダブルパンチ♪
地元のみなさんご自慢の湯です。

ちなみにこの画像の直ぐ左手、塀の向こうには国道335が走り、何とも不思議な風情。


湯上りには更に南下し風蓮湖を経て根室半島。根室の街は半島の尾根の上に拡がる坂の街でした。
街を過ぎた辺りの湿地に大きな鳥がいるのでよく見ると丹頂。
釧路湿原では初めて見る野生の丹頂鶴にワァワァ言ってたカミサンも、この頃には『うん、うん』でお終いデス・・・

何はともあれ目指すは納沙布岬。

灯台の霧笛をオカで聞いたのは初めてです。
納沙布岬は濃い霧の中でした。直ぐ其処にある筈の歯舞も色丹も霧の向こうで見えません。
濃霧に向かって繰り返される霧笛が『返せ〜返せ〜!』と聞こえます。


帰りは半島の北側を走りました。
つい数分前にいた岬での濃霧が想像すらできない程の青空の下で風車がユルユルと廻わります。
泣き叫ぶが如き霧笛は嘘だったかのようにのどかな光景。
のどかな光景が故に、沢山の方々の故郷が今なお外国に占領されていると云う事実が一層重くのしかかります。

少々重い気持ちを背に西に走り、川湯で食い損ね、羅臼でリベンジした牡蠣のお里『厚岸』。

何だか羅臼で喰った食材の故郷を順に訪ね歩いているような気分です。
道の駅にはマスやシャケが泳ぐ水槽や名産の牡蠣の歴史が展示紹介されていました。
厚岸でも明治時代から牡蠣を養殖していたんですね。
勉強になりました。

ここで早くも夕食を何処で何にするかの相談です。 まぁ、釧路への到着時間次第で決めることとして、ドンドン西進♪
釧路にはずいぶん早い時間に到着。晩飯にはちょっと早いかな?

結局、帯広で十勝名物『豚丼』を食すことに意見が纏まり、カミサンがガイドブックで選んだ『味処新橋』を目的地にセットします。

ナビが示す豚丼到着予定時間は19時10分。快調に走り19時前には目的地近く。
そして、何とソコに見えるのは初日に入浴したホテルボストン。
ほんの直ぐ傍で。駐車場から双方が見通せます。(^^ゞ

『名物に旨いもの無し!』 って定説は豚丼に当てはまりませんでした。
張りのある良い声をした親爺サンの名調子に驚きましたが、一見の価値はありますゾ。
モチロン豚丼は旨かったです。
食い意地張ってしまって、またまた写真撮るの忘れました。

満腹に成ったところで今夜の寝場所は『道の駅しかおい』をチョイス。
初日にお世話になった『道の駅音更』を横目に北上し、道道に入り、国道274に出ると直ぐに『道の駅しかおい』。

ここはわが愛車のオーナーズクラブでご一緒する北海道在住の方からお勧め戴きました。ご推薦の通りとっても静かで好環境。
他に数台の野良寝組みがいましたが、広〜い駐車場にバラけて停まり国道274の交通量も知れています。
向かいにはコンビニ、トイレは暖房完備、ベンチのあるホールと更衣室。夜半に覗くと旭川ナンバーのバイクのお兄ちゃんがスヤスヤ寝ていました。

5時ごろ目覚め、コーヒーを淹れ朝霧にけむる中、リゾート地のようなベンチに座り気持ちのいい朝食。とても道の駅にいるとは思えません。
今日は然別から糠平に向かう積もりでしたが、早朝野天会議の結果、十勝岳温泉・吹上温泉と美瑛の丘観光に変更!

雄大な景色の狩勝峠を越え、南富良野に入り富良野市。
道中しきりと『北の**ロケ地』云々と云う看板をみかけるのですが、映画そのものを見ていないのでピンとこず通過。
上富良野の街から十勝岳に向かいます。
正面に噴煙が見えてきました。

何処でどう間違えたのか白金温泉?
十勝岳温泉凌雲閣から降りてきて立ち寄る予定だったのに、上富良野の街を過ぎた辺りで標識を見落としたようです。スキー場を中心にホテルが立ち並びます。お湯に心惹かれなくもはありませんでしたたが、国設白金野営場をチョイと覗き吹上の湯に向かうことに。

誰も居ない吹上露天の湯。

これまた芸能の世界に疎いもので知らなかったのですが、『吹上露天の湯』は宮沢リエさんの映画で登場するなど随分有名だったんですね。

ココでもカミサンは元気にご入浴。
オバサンに怖いものなどアリマセン。


ご機嫌で白銀荘まで戻り、白銀荘前キャンプ場を見物。
テント一張り500円でした。
また、敷地内での車中泊も公認で同じく使用料は一台500円♪
たったのコレだけで大手を振ってトイレも水場も使えます。
呉々も受付に出向きましょうネ!


冒頭のシミズご夫妻に強くご推薦戴いた『白銀荘』。われわれもすっかり気に入ってしまい、、ロビーで施設長のマツダさんとあれこれお話しているうちに、施設内を色々と見学させて貰うこととなりました。
コレが見れば見るほど気に入った!

白銀荘は自炊宿で、調理室に鍋・釜・食器から電子レンジまで揃い、泊まり客は食材・調味料を持参するだけです。
買出しが面倒な向きには電子レンジでOKのレトルト食品やカップ麺も用意してありました。
みなさんも是非訪れて車中泊といわず宿泊してみて下さい。
お湯はもちろん、施設もヒトもとっても良い所ですヨ。

十勝岳を仰ぎ見る露天風呂はとってもとっても立派で一流リゾートホテル顔負けですが、もちろんお湯はジャンジャンバリバリ掛け流しです。
念の為・・・

白銀荘を出て山を下ります。
途中で十勝岳の湧き水を汲み、向かう先は数々のTVCMで有名になった美瑛の丘。

丘には沢山の観光バス。
丘の北麓には空港もあるようで、頻繁に行き交う飛行機。

しかし日本離れした景色です。
わたしが知る範囲でいえばフランス内陸部かな・・・
何はともあれCMに使いたくなる位、極上の景色であることは間違いアリマセン。
さてCMはセブンスターだったか? マイルドセブンだったか?? はたまたスカイラインだったっけ???

ふとみるとクルマの外気温計は30℃を示していました。
でも、不快指数は低い♪
展望台から階段を下りると遊歩道沿いに小さな美瑛の丘観光案内所。
われわれと同年代のご婦人が懇切丁寧にビューポイントを教えて下さいます。
ドレがドノCMに使われたのか定かで無いままに、しっかり拝聴しました。

最後にお得意の質問 『地元のみなさんが食べに行く**屋は何処?』。
きょうの**はジンギスカン♪

即答でした! 『役場の前の一休と書いてひとやすみ』。 移転した郵便局の旧庁舎を利用したふれあい倶楽部。
並んでいました『ジンギスカンのお鍋』。こんなのみせられるとチンギスハンは困ってしまうだろうナァ〜。きっと
あれれ? 何だこのメニューは?? エラク安いゾ!
焼き魚や天ぷら等の定食類が480円。ジンギスカンは一人前500円。

500円と云う余りの安値にうろたえジンギスカンを3人前。
写真が1.5位かな。
最後に蒸し麺の類から蒸しラーメンをチョイス♪
ラーメンを蒸したものを鍋の周りに溜まったお出汁で戴きます。
すき焼きの終盤にうどんを入れる要領だな♪
いやぁ〜満喫しました。地元の方が喰すジンギスカン。

腹が満ちると人心地がつき、道順を間違えたことで割愛した十勝岳温泉凌雲閣の名高きお湯がどうにもこうにも気に掛かります。
三十余年前、玄関前で自慢げに十勝岳の解説をして呉れた坊やも良い若旦那になってるだろうな♪
さっき降りてきた山道をスタコラ登り、今朝とは打って変わって大混雑な吹上露天の湯を通過して凌雲閣。

イヤァ〜素晴らしい景色。
露天風呂からは十勝岳の荒涼とした噴火口と雪が残った緑の斜面を眺めます。登ってきてよかった。

辺りの写真を撮りたくて同浴の男性にお許しを乞うと、笑顔で『ドウゾ』。
『ドチラから?』と聞かれ、『広島です』と答えると『アァ、左のほうですね』。
アレ?と思って『日本語お上手ですね』と語り掛ければ、『併合の時代に日本語で教育を受けましたから』。
アッチャー、口をついて出たのは『スミマセン』と云う言葉。穏やかな笑顔で『アァ、イイエ』とお答え戴き、救われました。

日が少し傾いて来たころ凌雲閣を後にします。
ゆっくりと下山中、十勝岳の噴煙が余りに見事だったので道の脇にクルマを停め写真を撮っていました。

ふと気づくと狐が足元に・・・
モノ欲しそうな目がとても哀れでした。
誰がヤツをこんなにしたの?

やれやれ、今夜半には帰りのフェリーに乗らなきゃいけません。
夕暮れ迫る十勝岳に後ろ髪をひかれながら富良野で国道237に入り南下します。占冠の道の駅を覗きますが、余りの寂しげな景色に通過。
道の駅樹海ロード日高も覗きましたが今一つ様子がよく判らず、向かいにラーメン屋さんをみつけて捕食。中々上出来でした。

このころ日は没し、ニセウ・エコランド・オートキャンプ場や振内鉄道記念館などを外から冷やかします。
とっくに閉館後ですが『萱野茂アイヌ記念館』『二風谷アイヌ博物館』も。
ココの看板は面白かった。『ココに来るまで10万円。入館料は400円。』なんともシャレた看板でした。

この辺りで未だ20時過ぎ。フェリーの乗船時間には早すぎるので門別から高速には乗らずユルユルと国道235を走ります。でも21時ごろには苫小牧東港に着いてしまいます。

アッと云う間の一週間。短いけれど結構満喫できました。
雄大な自然を眺め、目指してきた新鮮な魚介はもちろん、豊かな温泉にも期待を裏切られること無く大満足です。

残念だったのは、われわれと同様に車中泊中心で旅される方々のマナーの悪さに憤慨する地元の方々のご意見を、各地で見聞きしたこと。

わたしの大好きなフィールド、九州の九重・久住・阿蘇地方でも公共の駐車場の利用に色々と規制がかけられつつあります。
本来は何も車中泊を目の敵にしていた訳では無く、駐車場をキャンプサイトの如く使用すること、また複数区画を独占したりなどの迷惑行為を戒めていました。

しかし複数台数で広い場所を占拠して宴会を催すなどの迷惑行為は収まることなく、幾つかの駐車場では車中泊そのものが禁止されてしまいました。
残された公共駐車場が何処も車中泊禁止と云う事態に発展しないよう、呉々もマナー良く使用しましょうね。

幸い、北海道には他に類を見ないほど沢山の公設野営場が整備されています。
誰でもに利用でき、ごく簡易で無料なものからサイトにはカマド、管理棟には水洗便所まで設えた立派なものまで様々ではありますが、有料と言ったって管理や清掃費用等が一人あたり3〜400円。
もしくはテント一張り5〜800円程度なのです。
コレをケチっちゃいけません。たったコレだけで炊事棟やトイレ、駐車場も大手を振って使えるのです。
また、有料の野営場であれば長旅には不可欠なゴミ処理も可能な場合が大半です。どんどん利用しましょう、お世話になりましょう。
公設野営場万歳ヽ(^o^)丿

それに付けても楽しかったなホッカイロ〜
次は小樽に揚がり、もう酒は飲めなくなったわたしだけれど先ずは『サッポロビール園』でジンギスカン。道南に廻って函館山山麓の懐かしい『谷地頭温泉』に浸かり、五稜郭電停の『野武士』が健在ならば炉端でアレを・・・♪

                アァ〜 夢がひろがる〜

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