2016年6〜7月 北陸〜東北〜北海道紀行
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『夜景に乾杯』 〜 『酒も肴も松前屋』 〜 『命預けます』 〜
『石器できたぞぉ〜』 〜 『ガレ場の天使』 〜 『旧車三昧』


肥沃な庄内平野を眺めながら国道七号を北上します。

遊佐町を走っていると『旧青山本邸』と云う看板を見掛けました。
コイツは小樽祝津の『旧青山別邸』や札幌開拓の村に移築保存されている『青山漁家住宅』絡みの『青山サン』だとピンと来て、左折!

当たりでした。ニシンで財を成した青山さん、故郷に錦を飾ったんですね。

思わぬ収穫に、ご機嫌で走り出します。
向かうのは鳥海山。

遠くは少々ガス気味ですが日本海まで見渡せ、絶景絶景♪

沿岸まで降りてきて再び国道7号を北上します。
ひと風呂浴びようと『道の駅象潟ねむの丘』に立ち寄りました。
風呂道具を手に歩き出したところで背中に視線を感じ、振り返ってみれば入って来るハイエースのフロントガラスに良く知る顔と顔。

このご夫婦、つい先々週旅立ちの直前に網戸の取り付けで来店されたばかり。
そのとき『ウチも来週から北に向かいます。何処かでばったり出会うかも知れませんよ。』とお話しました。
奥さん『ホントに出会うんですねぇ〜。』とビックリされていましたよ。
ご縁でしょうね、結構な確率で出会うんですよコレが。

面白いモンですね。毎年何処かで誰かと出会います
2011年には道央滝川から石狩浜益へ抜ける、およそ観光とは無縁な山道で顧客と出喰わしたこともある位なんですよ。

今日はもうココでユックリされるというご夫婦に手を振り、ジジババは更に北上します。
あんまり良い風情だったので、男鹿半島に沈む夕日をパチリ。

今夜の野良寝は『道の駅てんのう』。ココでもひと風呂浴びてオヤスミ。


八郎潟の朝。
空恐ろしいほど綺麗な朝焼けでした。


今日もお楽しみがあります。それはね『豊川油田』。


『豊川油田の歴史を伝える会』のみなさんが整備されているそうです。


豊川油田展示室=『東北石油株式会社』社屋。
これも遺構などでは無く現役バリバリの石油採掘会社でした。


そして今日のメインターゲット! 何てことない淀んだ池。


でもね、ドロッっとした茶褐色の水面に浮かぶのは濃い油紋。
辺りには濃厚な油臭が漂います。


この池、古来天然アスファルトを露天掘りしていた穴ぼこに雨水が溜まったもの。

青森の三内丸山遺跡や北海道噴火湾岸の大船遺跡で発掘された、矢じりと矢柄の接着剤として使われているアスファルトはこの辺りの産、矢じりの黒曜石はオホーツク白滝産のモノだったと検証されています。
濃厚な油臭は差し詰め縄文の薫りだな♪

三内丸山ではそれらの現物や先日行った富山〜新潟辺り産出の翡翠など色々見ることが出来る筈。
楽しみ楽しみ♪

天然アスファルトの露天掘りをしていた現場と今なお水面に漂う油をこの目で見て、更には濃厚な油臭を嗅ぐことも出来てご機嫌なジジババは元気に走り出しました。

それではナマハゲ半島を一周しましょう。


五社堂に立ち寄りました。


コンな崖路を走っていると・・・


タヌキがエサを探してノタノタ歩いていました。


やって来ました入道崎。
船舶気象通報観測箇所の一つです。台風情報等でお馴染みですね。


チョッとアレですが、石焼定食が旨そうだったので早くも昼飯とします。


ボコボコグラグラグツグツ

ビックリした♪ 面白かった♪ 旨かった♪
でも、ちとショッパかったかな。

さて、灯台に登ってみましょうか。


心地よい風が吹いていましたよ。


入道崎を後にして、やって来たのは『なまはげ館男鹿真山伝承館』

集落毎に其々の意匠が盛り込まれ特徴あるものになっているそうです。

お約束のコスプレ♪


おまけ♪ 秋田県のアチコチで見掛けたポスターです。

1953年の撮影と旧い写真ではあるそうですが、とても綺麗な方ですね。
モデルさんは欧米系では無く丸々秋田のご出身だそうですよ。



『独り占めのあさ』に続く
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